美容師のやりがい・楽しさ・魅力
美容師のやりがい・楽しさ
自分のセンスやイメージを形にできる
美容師は、カットやパーマなどの技術を駆使してお客さまの望むヘアスタイルを実現しますが、そこにはクリエイティブな要素もたくさん含まれています。
まず、お客さまがどんなヘアスタイルにしたいのかをヒアリングし、理解しようとすること。
そして、自分の頭の中で理想とするスタイルをイメージし、実際に手を動かして形にしていくこと。
これは想像力のいる作業です。
もし、お客さまが同じように要望を伝えたとしても、担当する美容師によって出来上がりは変わってきます。
技術力のみならず、センスや感性まで求められるのが美容師の仕事です。
理想のスタイルを作るために頭をフル回転させるのは大変なことでもありますが、自分が「こうしたい」というイメージを具現化していくことができるのが、美容師の仕事の魅力だといえるでしょう。
直接感謝の言葉をもらえる
自分の施術により、お客さまが笑顔になったり「ありがとう」と感謝の言葉をかけてもらえたりすることは、一番のやりがいです。
美容師は、場合によっては数時間お客さまと向き合う仕事です。
そのためコミュニケーション能力も必要とされますが、自分の接客でお客さまにリラックスしてもらい、施術によって笑顔になってもらえることは本当にうれしいものです。
新人が一人前になる喜び
教育をしている見習いやアシスタントが一人前に育ったときにも、大きなやりがいを感じます。
見習いやアシスタントが試験に合格し、無事スタイリストとしてデビューしたときには、まるで親や兄弟と同じように大きな喜びを感じます。
そして長い間ともにつらい時期を過ごしたスタッフとは、先輩後輩の枠を超えた深い人間関係を築くことになります。
20代で正社員への就職・転職
美容師の魅力
実力次第で給料がアップ
美容師の給料は基本給に加えて、指名売上に対する歩合で成り立っているケースが多く、自分を指名してくれるお客さまが増えれば増えるほど、収入を増やすことができます。
自分を認めてくれることだけでもうれしいですが、そこにお金がついてくれば働く上で大きなモチベーションになります。
美容師は給料が低いといわれることも多いものの、実力次第ではメディアに取り上げられるほどの人気スタイリストになることも可能で、自分の腕一本で勝負することができるのも、この仕事の魅力といえます。
美容やファッションに敏感
美容師になる人は、もともと美容やファッションに強く興味を持っている人が多いですが、この仕事をしていると、より気を配るようになります。
「お客さまの前では美しくありたい」という気持ちも出てくるため、年齢を重ねても美に対する意識がはたらき、きれいに見えるためのメイクを研究したり、ダイエットに励んだりすることもあります。
目の前のお客さまを美しくすると同時に、自分も美しくあれるのが、美容師の仕事の魅力のひとつだといえるでしょう。
独立開業も視野に
美容師の目標として「自分のお店を持つ」ことを掲げている人も多くいます。
スタイリストとして実力をつけ店長になることも可能ですが、独立開業して自分好みの美容室を作りたいと思う人も多くいます。
店舗を経営するには美容師としての腕だけでなく経営の手腕も問われますが、実力さえあればだれでも独立できるという点は、ほかの職業にはない魅力でしょう。