アパレル店員の1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説
アパレル店員は、いつ来店しても笑顔を絶やさずテキパキと接客してくれます。
1日中立ち仕事で働いていて過酷にも見えるアパレル店員ですが、どのような業務スケジュールで動いているのでしょうか。
ここでは、アパレル店員の業務スケジュールについて、一般的なタイムテーブルを参考に詳しく解説します。
アパレル店員の業務スケジュール
アパレル店員には、大きく分けて以下の2つの勤務体系があります。
- 開店から閉店まで働くフルタイム制
- 店舗の営業時間によって早番・遅番と交代で働くシフト制
勤務時間は人によって異なるものの、「開店準備」「接客」「商品整理」「検品」「品出し」「閉店作業」が主な仕事内容です。
また、夕方などの忙しい時間帯やセール期間などの繁忙期にはアルバイトを雇うこともあり、その指導に行います。
続いては、アパレル店員の一般的なタイムテーブルの例を2つご紹介します。
商業施設のテナントで働くアパレル店員の1日(早番)
遅番で働くアパレル店員の1日
アパレル店員の勤務時間・休日
アパレル店員は、アパレルショップの営業時間中ずっと店舗に配置されています。その中で、アパレル店員はみんな長時間働きつづけているのでしょうか。
ここでは、アパレル店員の勤務時間や勤務形態、休日の取り方について詳しく解説します。
アパレル店員の勤務体系の種類
アパレル店員は、シフト制で働くことが多い仕事です。
早番シフト:10時から19時まで勤務する
遅番シフト:13時から21時まで勤務する
※それぞれ、1日実働8時間で働く
営業時間の前後には、店の掃除や片付け・品出し・売上管理・商品整理等を行うため、営業時間ピッタリに働くということはありません。
勤める店舗によっては、シフト制でなく丸一日働くということもあります。
アパレル店員の勤務時間
アパレル店員の勤務時間は、勤める店舗の営業時間に応じて決まることが多く、一般的には8時間前後ですが、個人店などの場合はより短時間や長時間の場合もあります。
繁華街にある店の場合、平日は仕事帰りの会社員に合わせて夜遅くまで営業し、朝が遅い代わりに22時や23時頃まで働くこともあるでしょう。
一方、住宅地の店舗はさほど遅くまで営業していないこともあります。
店舗の立地やブランドによって営業時間が異なるのも、アパレル店員の働き方の特徴です。
アパレル店員の休日
フルタイムで働くアパレル店員の休日は、たいてい「月に8日から10日程度」となっています。
勤務スタイルは基本的にシフト制のため、定休日以外で決まった休日が設けられていないのが一般的です。
土日祝日が休みとなることもありますが、一般的な会社員のように、土日連続して休めることはあまり多くありません。
土日祝日はお客さまを集めやすいためほとんどの店が営業していますし、なかには年中無休の店も少なくないからです。
ただし、セール期間中などの繁忙期でなければ、他のスタッフとの事前調整によって有給休暇もとりやすいでしょう。
アパレル店員の残業
セール期間中などお客さまが多くて多忙な日は、1日数時間程度の残業をしなければならないこともあります。
また、アパレル店員は販売をするだけではなく、商品をチェックしたり、商品を補充したりするのも仕事です。業務量が多い店舗では残業が続くケースもあり、忙しさは店舗によって異なります。
アパレル店員は忙しい? 激務?
仕事量は店舗によって異なる
多くのアパレルショップが存在し、アパレル店員が活躍する場も多岐に渡ります。
百貨店に入る高級ブランド、個人オーナーのセレクトショップ、あるいは大手チェーンのファストファッション店など、店の規模やコンセプトもさまざまです。そのため、アパレル店員の忙しさも一概にいえるものではありません。
地元密着型の小さな個人店よりは、ショッピングモールにテナントで入る店のほうが来客数は多いため、アパレル店員の仕事も多忙となりがちです。
営業中は頻繁にお客さまが訪れるため、営業時間後に事務作業や在庫整理などを行うことが多く、残業しなければならないこともあります。
また、大手企業が手掛けるブランドショップでは、頻繁に本社から指示が送られ、指示に沿った働きを強いられます。
例えば、
- こまめな商品の入れ替え
- 在庫が不足している他店舗への商品配送
- 店内のレイアウト変更
など仕事も増えがちです。
忙しさやストレスに負けない体力と精神力が必要
アパレル店員の仕事には、
- 残業などで長時間勤務を強いられる
- シフトによっては週1日しか休めない
- 品出しで重たい段ボールを運ぶ
- 脚立を使って高いところにディスプレイする
- 在庫確認のため、倉庫と店舗を何度も往復する
など、体力勝負の場面や
- 売上ノルマを課される
- お客さまのクレームを受ける
といった精神的負担も多く発生します。こういった環境でも元気に働き続けるためには、十分な体力と精神力が必要です。
アパレル店員は過酷な状況でもすぐに気持ちを切り替えられ、いつでも明るく笑顔で接客できることが求められます。
アパレル店員の休日の過ごし方
アパレル店員の休日は、ゆっくり体を休める人と、アクティブに過ごす人の2通りがいるようです。
普段体力勝負の仕事をしているため、家でゆったりと過ごしたり、趣味の時間を持ったりしてリラックスできるよう努めている人は少なくありません。
また、もともとファッションやおしゃれが好きという人も多いため、流行をチェックしに街へ繰り出したり、雑誌やインターネットなどで情報を収集したりするなど、休日でもファッションに触れている人もいます。
「アパレル店員の勤務時間」のまとめ
アパレル店員は、シフト制で1日8時間実働をとるのが一般的です。店休日以外に決まった休日を設けている店舗は少なく、休暇をとる際も職場のなかまとシフト調整を行います。
店舗によって業務量や勤務形態が異なるため、無理なく働ける職場選びをするといいでしょう。
アパレル店員への転職を考えている方へ
また、実際に転職を考える際は、ホワイト企業の求人が多い大手エージェントを利用するのがおすすめになります。
特にリクルートエージェントは、ホワイト企業の求人を揃えており、キャリアコンサルタントが現状の悩みをヒアリングして、転職するべきかどうかのアドバイスもしてくれます。
無理に転職を強要されることもないため、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20's」に登録してみるとよいでしょう。
20代を積極採用している企業の案件が多く、専任キャリアアドバイザーによる個別キャリアカウンセリングを受けることができます。
「アパレル店員の1日」のまとめ
アパレル店員が働く一般的なタイムテーブルを早番、遅番の例をもとに紹介しました。
店舗によって時間や業務の割り振りなど、細かい点は異なりますが、スタッフたちで交互に休憩をはさみ、1日の業務をこなしていきます。
希望する店舗がどのような勤務形態をとっているのか、あらかじめ確認しておくといいでしょう。