青年海外協力隊のやりがい

海外に住み、2年間働くという経験は、青年海外協力隊員にどのようなやりがいをもたらしてくれるのでしょうか?

日本の技術と知識を世界に伝える

青年海外協力隊員に期待されているのは、日本で培った技術や知識を海外に伝える役割です。

身分としてはボランティアのため、現場での決定権や裁量に限界があり、したいことと現実の板ばさみで悩むこともあるでしょう。

しかし、隊員がその地域に派遣されたことで、それまで現地ではできなかったことができるようになり、日本と派遣地域との繋がりが深まるというのは、とても価値ある一歩といえます。

現地の同僚・住民との交流

隊員が派遣先の地域に貢献するのと同様に、派遣先の同僚や住民も、隊員に大きな変化をもたらしてくれるでしょう。

言葉が満足にできない状況で仕事をスタートする隊員が多いと思います。

そんな中で懸命に同僚とコミュニケーションをとり、仕事をすることで、日本では気付かなかった自分自身の強さや滞在的能力を自覚する人も多いことでしょう。

また、地域コミュニティに入って活動する職種では、地域住民の温かさ、優しさに触れて感動した、という隊員も多くいます。

ビジネスでも観光でもなく、国際貢献として地域に入りこむからこそ、住民からの信頼を得て、地域に溶け込むことができる青年海外協力隊員ならではの醍醐味といえそうです。

夢を共有できる瞬間

派遣先にひとりの隊員が2年間でできる貢献には、やはり限度があります。その隊員が去ってしまったら、せっかく進めたプロジェクトが頓挫してしまうというケースもないとは言い切れません。

ですから、隊員が去った後にも現地に残り活動していく同僚たちが、将来の展望や夢を持ってくれるのが一番いいのです。

海外ボランティアとしてはるばる日本からやってきて、それまで現地にはなかった技術や知識を見せることで、派遣先の同僚や住民がやる気になってくれる。これに勝る持続性はありません。

そのような同僚や住民の姿を見ることが、青年海外協力隊員の一番のやりがいなのではないでしょうか。