青年海外協力隊員の倍率や合格率はどれくらい?

青年海外協力隊は春と秋に募集がある

JICAの海外協力隊には、2018年秋募集以降、大きく分けて「一般案件」と「シニア案件」の2種類があります。

一般案件に参加する人のうち、20歳から45歳までの人が青年海外協力隊として派遣されます。

青年海外協力隊を含む一般案件は、通常年に2回、春募集と秋募集が行われます。

2019年の一般案件の応募倍率は、以下の通りです。

<春募集>
要請数:1,332
応募者数:986

<秋募集>
要請数:1,462
応募者数:1,250

上記の数字からもわかるように、近年、JICA海外協力隊の応募者数はやや減少傾向にあり、要請数を応募者数が下回ることもあります。

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職種によって倍率は異なる

JICA海外協力隊には、全部で120ほどの職種があります。

実際の倍率は職種によって大きく異なっています。

また、なかには1~3つ程度しか要請数がない職種もあり、決して簡単に合格できるわけではありません。

倍率が高くなりがちなのは、「計画・行政部門」の「コミュニティ開発」です。

2019年春募集では、要請数43に対して応募者数が121人、二次選考に合格したのは36人で、倍率は約3.36倍となっています。

また秋募集では、要請数74に対して応募者数149人、二次選考に合格したのは59人で、倍率は約2.53倍でした。

もうひとつ、「人的資源部門」の「青少年教育」も比較的倍率が高めです。

2019年春募集では、要請数48に対し、応募者数130人、二次選考に合格したのは32人。

秋募集では、要請数51に対し、応募者数118人、二次選考に合格したのは39人です。

難易度は数字だけでは比べるのが難しい

職種によって難易度は異なる

JICA海外協力隊の選考結果は、毎回Webサイトに公開されます。

ただ、要請ごとに選考基準が異なるため、各職種の単純倍率だけでは合格の難易度を判断するのは難しいのが実情です。

倍率が高い職種はそれだけ競争相手が多いことになりますが、必ずしも採用試験自体の難易度とは比例しません。

一般に、専門性が低い職種に人気は集中する傾向があり、この場合、試験内容はそれほど難しくないものの、そのなかで「どれだけ自分に適性があることをアピールできるか」という難しさがあります。

反対に、国家資格や特殊知識が求められる専門職では、「倍率は低いけれど試験内容の難易度は高い」ケースもありえます。

数字はあくまでも参考程度としてとらえ、志望する職種の選考基準をきちんと満たし、試験対策をすることが大切です。

また、たとえ定員割れを起こしている職種だからといって、必ず合格できるわけではありません。

いくら応募者数が少なくても合格基準に満たなければ合格者を出さない場合もあるため、油断せずに準備しておきましょう。

職種選択の工夫で合格率を上げる

どうしても青年海外協力隊に参加したい人は、自分の持っている知識や技能に当てはまる、倍率が低い職種を探すのもひとつの手です。

本当にやりたい職種以外には就きたくない人には向かない考え方ですが、海外協力隊の募集職種は多岐にわたるため、複数の選択肢をもっておくことで可能性が広がります。

職種選びをスムーズに行うために、まずは自分のもつ知識・技能・経験をしっかりと洗い出しておくとよいでしょう。