女性の国連職員

最も知名度の高い女性国連職員

国連職員と聞くと、男女問わず、この方の名前を挙げる方も多いのではないでしょうか。

緒方貞子氏。1991年から10年間、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で国連難民高等弁務官として世界の難民の保護と救済に尽力し、日本人で初めて「ユネスコ平和賞」 を受賞されたことでも知られています。

緒方さんは在任中に、人道危機の最前線で援助活動を行い、難民支援の新しい枠組みを作りあげました。その結果、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は組織・予算ともに2倍の規模となり、国連の中心的組織へと変革を遂げたのです。

女性の応募を推奨?

緒方さんの他にも、実は多くの女性が活躍しているのが、国連です。

国連で働くということは、世界各地のさまざまな問題解決を行うために、異なる文化やバックグラウンドを持った職員とチームとなり、幅広い視点と経験、アプローチを行う必要があります。

そのため国連職員の属するさまざまな国際機関は、ダイバーシティ(多様性)を非常に重んじる職場です。国籍や男女の区別なしに採用され、また職務に従事することができるのです。

国連職員全体の男女構成としては、女性が33%、男性は67%(国際連合広報センター発表)と、まだ女性比率が低く、国連は空席ポストへの女性の応募を推奨しています。

家庭との両立はできるのか?

日本人女性は、ICSC(国際人事委員会)やPKO局で政策を担当するなど、さまざまな機関で多種多様な任務を行っています。そこで仕事と家庭が両立できるのかと不安に思う方もいると思います。

しかしながら国連では、家族を持つことは当たり前のことと理解されており、今の日本で、いまだ女性が働くことについて少なからず支障(産休・自宅勤務)があると一般的に思われていることは、国連では問題になりません。

むしろ女性が働くことは当然であり、その為に環境を整えることもまた当然と考える組織が国連なのです。そういった意味でも国連は、女性にとって活躍できる場所と言えるのではないでしょうか。