海運会社社員に向いている人・適性

海運会社社員に向いている性格・適性

船や海が好きな人、経済が好きな人

船というのは、人間が動かせる最大スケールの乗り物であり、全長400m以上の巨大な船も存在します。

船の雄大さ、優雅さ、機械としての構造などにひかれてこの業界に入ってくる人も少なくありません。

船に関する専門知識も多々覚えなくてはならず大変な部分もありますが、「好き」という感情はモチベーションの原動力になりやすく、船や海が好きな人というのは成長も早いでしょう。

また、世界各国と取引をする海運業界では、ビジネスをするうえで世界経済にも目を向ける必要があるため、経済や国際社会に興味のある人にとっても魅力的な業界です。

各国の経済政策や金融政策、為替レートの変動、貿易関連のニュースなど、普段から世界経済の動向をチェックするのが好きな人にとっては、やりがいを見いだしやすい環境ともいえます。

幅広い仕事をこなしたい人

海運会社では、ジョブローテーション制を採用している企業が多く、そのような会社では数年おきに部署の異動などがあり、さまざまな仕事を経験していくことになります。

「陸上職(事務系)」「陸上職(技術系)」「海上職」というコースがあり、コース内でジョブローテーションが行われるのが基本です。

ただし、会社によってはコースを越えたジョブローテーションができることもあります。

「入社時は営業配属されたが、数年後は広報に異動になる」、「長く海上職として船上で働いた後、営業職にチャレンジしてみる」といったケースもあります。

そのように海運にまつわるさまざまな仕事・職種を経験しながら、ゼネラリストとして成長し、将来的には管理職を目指していくことになるため、「幅広い分野にチャレンジしてみたい人」、「臨機応変に適応できるタイプの人」が向いています。

ただし、技術系職種や海上職などの場合、一つの職種を突き詰めるスペシャリストとしてのキャリアを歩むこともできます。

世界を舞台にした仕事がしたい人、英語で仕事がしたい人

海運会社は、海外の会社と取引をすることも多く、ビジネスのフィールドは国内のみならず世界に広がります。

特に海外出張の多い営業職、海外の港まで航海をする海上職などにおいては、頻繁に世界各国を飛び回る生活になることもあります。

そのため世界を舞台にして仕事がしたい人、フットワークが軽く異文化であってもコミュニケーションが上手く取れる人などが向いています。

その逆に「海外出張や海外勤務はできれば避けたい」、「国籍、文化、価値観などの違う人と関わるのは苦手」といったタイプの人だと、ストレスになりやすいでしょう。

そのようなグローバルな仕事環境であるため、英語力も必要不可欠です。

入社時の段階では必ずしも英語力が問われるわけではないものの、働きながら英語力を磨いていく必要があります。

英語を学ぶのが嫌な人、英語に苦手意識のある人は苦労するでしょう。

チームプレイのできる人

海運は大勢の人の協力によって成り立っています。

社内の各部署、外部の業者などとの連携や調整をとり、周囲の動きを把握しチームプレイが上手く行える人が向いています。

プロジェクトを立ちあげチームを組んで進めていく技術職、船上で共同生活をおくることになる海上職などにおいては、同じ顔触れのメンバーたちと長い間一緒に働くことになるため、長期間に渡って良好な関係を築く力も求められます。

また新卒入社の社員は、ゆくゆくは昇進し人をまとめる立場となるため、マネジメント力やリーダーシップ力も求められます。

「海上職」に求められる適性

海上職では、何週間・何カ月ものあいだ船上での生活が続くこともあるため、専門職ならではの適性が求められます。

<海上職に求められる適性>
・24時間交代勤務の不規則な生活の中でも自己管理ができる
・長い共同生活でも、周囲の同僚たちと良好な関係が築ける(なお海上職には外国人船員も多い)
・就業後や休日も船上で過ごすことになる環境で、オンとオフのコントロールができる
・船の運航のミスは船員の人命にも関わるため、正確で誠実な仕事ができる
・「船酔い」への適性
など

海上職は陸上職と違って特殊な仕事なため、心身ともに長い集団生活を乗り越えられる適性が求められます。

海上職に強い憧れをもって入社した人であっても、海上職の独特な生活スタイルに馴染めずに退職していく人も一定数存在します。

海運会社で働くには(大学学部・学歴)

海運会社社員に向いていないのはどんな人?

海運会社社員に向いていないのは、しいて挙げるとすれば「海運に興味のない人」です。

海運業界は専門的な業界であり、船の運航に関するさまざまな知識やスキルが必要になります。

それこそ技術職や海上職においては、一般的には馴染みのない知識も学なければならないため、海運や船に対して興味関心がない人が就職すると、壁にぶちあたってしまうこともあります。

給料水準のよさが魅力的な業界でもありますが、それだけで選んでしまうと苦労することになりかねません。

専門的な業界であることを理解し、「海運に興味をもてるか」、「この分野に仕事として深く長く携わっていけるか」をよく考慮したうえで就職を考えることが大切です。