美容専門学校とは(読了時間:9分33秒)

「美容の仕事に就きたい!」そう思ったら、美容専門学校への進学を検討することになるかもしれません。

このページでは、美容専門学校ではどのようなことが学べるのか、将来はどんな仕事を目指していけるのかなどについて、詳しく紹介していきます。

美容専門学校とは

美容専門学校では、将来、美容業界で活躍するために必要な知識・技術を学ぶことができます。

多くの人は高校卒業以降に美容専門学校へ進学し、卒業後に各方面への就職を目指します。

なお、美容業界の職業にはさまざまなものがありますが、その代表的な存在である「美容師」になるには、美容専門学校で2年以上学んで国家試験に合格しなくてはなりません。

そのため、多くの美容専門学校が2年制となっており、美容師志望者は在学中に美容の知識を学び、カットやヘアカラーといった美容師に不可欠な技術力を高め、美容師免許の取得を目指すことになります。

そのほか、美容専門学校では「ネイリスト」「エステティシャン」「ヘアメイクアップアーティスト」「ビューティーアドバイザー」といった職業を目指すための知識・技術を学ぶこともできます。

美容専門学校で勉強すること、授業科目

美容専門学校の授業は、大きく分けると「学科」と「実技」の2種類があります。

美容専門学校の特徴として、学科よりも実技の授業の割合がだいぶ大きくなっていることが挙げられ、卒業後には早く現場で活躍できるだけのスキルを磨いていくことになります。

専門学校によってカリキュラムや時間割などには少々違いがあり、海外研修の機会が設けられていたリ、学内で技術発表会やコンテストなどのイベントが開かれるところもあります。

美容師を目指すコースの場合には、入学して早い段階から国家試験対策の授業が行われます。

また、美容専門学校では就職を重視しているため、企業説明会や進路相談などにも力を入れている学校が多いです。

美容専門学校から目指せる職業・仕事

美容専門学校からは、美容師はもちろん、ネイリスト、ヘアメイクアップアーティスト、エステティシャンといった、さまざまな美容に関わる職業を目指すことができます。

これらはいずれも専門的な知識や技術が求められる仕事であり、専門学校にいる間に基礎的なことを学び、卒業後もスキルアップに励む必要があります。

このほか、美容と関わりの深いブライダル関連企業や化粧品関連企業へ就職し、正社員などの雇用形態で、美容専門学校で学んだことを生かして活躍している人もいます。

美容師などは経験や技術があれば独立することも可能であり、人によってさまざまな働き方を目指すことが可能です。

美容専門学校の学費、費用

美容専門学校の学費は、学校によってだいぶ幅がありますが、昼間部の学校では、年間で100万円~150万円程度が相場となっているようです。

美容専門学校の多くは2年制となっており、卒業までの学費は200万円~300万円程度となるでしょう。

美容専門学校は数が多く、学校によってだいぶ幅があるのが実情です。

学費がそれなりに高めの学校では、在学中の海外研修が組み込まれていたり、ネイルやエステといった美容に関することを幅広く学べたりするようなところもあります。

学費には、一般的に入学金、授業料、施設設備費、実習費などが含まれており、これ以外にユニフォームや各種道具(ハサミなど)の教材費や教科書代、研修参加費、OB会費などが必要になることもあります。

卒業までにはまとまったお金が必要になりますが、優秀な学生に対して学費の一部あるいは全額免除となる特待生制度や、無利息あるいは低利息でお金が貸与される奨学金制度、その他の教育ローンなどを利用して学ぶこともできます。

美容専門学校の就職先、就職率、卒業後

美容専門学校を卒業した人の就職先としては、以下のようなものが挙げられます。

・ヘアサロン、美容室
・ネイルサロン
・エステサロン
・リラクゼーションサロン
・ヘアメイク事務所

このほか、ブライダル関連企業や化粧品メーカーなど、民間企業へ就職をしている人もいます。

美容専門学校の就職率は学校によって異なりますが、就職に対して意欲的な人が多く集まっていることもあり、おおむね高い数字を誇っているといえるでしょう。

また、美容専門学校には美容業界からたくさんの求人や就職情報が集まるため、卒業までしっかりと学び続けることができた人は、希望の就職先へ内定をもらっているケースが多いようです。

美容専門学校の入試、志望動機、面接

美容専門学校では、学校によって昼間部や夜間部、さらに通信課程など、さまざまな課程が設けられています。

それぞれ入学方法などが異なる場合がありますが、一般的には「一般入学」「推薦入学」「AO入学」が行われています。

入試では面接が重視される傾向が強く、美容専門学校で何を学び、卒業後はどのように活躍したいのかをしっかりと伝えられるように準備しておくことが重要です。

なお、美容専門学校の面接の服装はとくに指定がない場合がありますが、高校生は多くの人が制服を着用しているか、それに準じたスーツなどを着用しています。

美容専門学校というと、抜な格好が許されると思われがちですが、髪型や化粧も含め、「面接」という場を意識し、落ち着いたものにしておくほうが無難でしょう。

美容専門学校のオープンキャンパス

多くの美容専門学校でオープンキャンパスが行われています。

オープンキャンパスでは、学校の授業内容やカリキュラムの説明、入試に関する情報提供などが行われるだけでなく、ヘアカット体験やアレンジテクニック、メイクアップ、ネイルといった美容専門学校ならではの体験授業を受けることもできます。

講師や在校生とコミュニケーションがとれることもあり、受験校を決めるにあたってよい機会になるでしょう。

また、専門学校によってはAO入学や特待生入試などを受ける際には、オープンキャンパスに参加していることが応募条件となることがあります。

学校によっては、オープンキャンパスへの参加には事前申し込みが必要になる場合があるため、ホームページなどで最新情報をチェックしてください。

夜間の美容専門学校

美容専門学校の多くは昼間課程の学校となっていますが、なかには夜間課程の学校も存在しています。

一般的な夜間課程では17時頃から21時頃にかけて授業が行われており、昼間に学校へ通うことが難しい人でも通いやすい授業時間となっています。

夜間課程の学生は、昼間に仕事やアルバイトをしている社会人やフリーターのほか、大学・短大とのダブルスクールで通っている人もいるようです。

さらに夜間課程は昼間課程よりも少々学費が安く抑えられる場合が多いため、経済的な理由から夜間に学んでいる人もいます。

また、夜間部のなかでも「夜間高等課程」といわれる種類の学校では、中学校を卒業していれば入学でき、美容師免許と高校卒業の資格の両方の取得が目指せるようになっています。

一般的な夜間部の美容専門学校は2年制ですが、夜間高等課程の場合は3年程度学ぶことになります。

通信の美容専門学校

通信の美容専門学校では、普段は自宅でテキストを中心に自分で学び、レポートを提出しながらカリキュラムに沿った勉強をしていきます。

また、その合間には学校へ登校して学科や実技の授業を受ける「スクーリング」を行います。

通信の美容専門学校も、通学制の学校と同じように美容師の国家試験に合格することを目指したカリキュラムとなっており、通学した場合と同じように美容師を目指していくことができます。

通学制の学校に比べると、勉強をする時間や場所の自由度が大きく、学費も抑えられることが通信で学ぶメリットといえますが、自宅学習が中心となるため、計画を立てて卒業まで自主的に学び続ける姿勢が求められます。

1年制の美容専門学校

美容師国家試験を受験するには、厚生労働省が指定する学校で2年以上学ばなくてはならないという決まりがあります。

つまり、美容師になるためには少なくとも2年間以上は勉強する必要があるのですが、一部の美容専門学校には「1年制」の課程があります。

こうした1年制の美容専門学校の多くは「トータルビューティー」、つまり、幅広く美容に関する知識と技術について学べるものとなっています。

そこから目指せる職業としては、ネイリスト、メイクアップアーティスト、ヘアメイク、エステティシャン、ビューティーカウンセラー、ブライダルヘアメイクなどが挙げられます。

上記で挙げた職業は、美容師とは異なり、国家資格(免許)が求められる仕事ではありません。

そのため、1年制の学校であっても学校で学んだことを生かして美容業界へ就職し、仕事をすることは可能です。

中卒で美容専門学校に入るには

美容専門学校の多くは高校卒業後に入学できるものとなっていますが、一部では中学校卒業でも入学することが可能です。

それは「高等課程」といわれる美容専門学校で、3年間という時間を使って、美容師免許と高卒資格の同時取得を目指せます。

美容師になるための専門的な勉強に加え、一般の高校で行われる教科も学ぶことが高等課程の美容専門学校の特徴です。

高等課程の美容専門学校は、さらに昼間に授業が行われる学校と、夜間に授業が行われる学校に分けられます。

このほか、通信課程で学べる場合もありますが、一部の通信課程は高卒が入学資格となっているため注意して探す必要があります。

美容専門学校の高等課程とは

美容専門学校のなかには、「高等課程」といわれる種類の学校があります。

美容専門学校の高等課程とは、中学校卒業者(見込み者)が入学資格を持ち、美容師になるための勉強をすることができる専門学校で、「美容師免許」と「高校卒業資格」の両方の取得が目指せるカリキュラムになっています。

高等課程の修業年限は一般的に3年となっており、中学校卒業後すぐ高等課程の美容専門学校へ進学した場合には、10代のうちに美容師として活躍し始めることも可能です。

高等課程は昼間部と夜間部があり、夜間部では昼間にアルバイトや他の勉強をしながら通学している人もいるようです。

高等課程の美容専門学校は全国にいくつかあり、美容師としての知識・技術に加え、エステやネイル、メイクなど幅広く美容について学べる学校もあります。

美容専門学校の入試方法、受験科目

美容専門学校で行われている一般入試は、「高校卒業」などの受験資格を満たす人であれば自由に応募できるものとなっています。

推薦入試は「指定校推薦」と「学校推薦」があり、前者は専門学校が指定した高校の生徒の中から推薦された人が、後者は高校の学校長の推薦によって受験することができます。

AO入試では学力や成績ではなく美容業界で働きたいという強い意欲や、学校が求める人物像にマッチするかどうかといった観点で合否が判断されます。

受験科目は専門学校や入試方法によっても変わりますが、書類審査、面接、適性検査などが行われるのが一般的です。

また、とくにAO入試では、学校見学会や体験入学、オープンキャンパスといった、各専門学校が実施するイベントへの参加が、入試の応募資格のひとつに挙げられることがあります。

いざ応募する段階になって応募資格を満たしていないということにならないよう、早いうちから募集要項をチェックしておくことをおすすめします。

美容専門学校の奨学金

奨学金とは、経済的な理由などから進学が難しい人に向けて、学費の付与や貸与を行う制度のことをいいます。

美容専門学校でも、学費サポート制度の一貫としてこの奨学金制度を設けているところが多く見られます。

奨学金制度は、大きく分けて「学費を借りるもの」と「学費をもらえるもの」があり、前者は返済が必要、後者は返済の必要がないものとなっています。

また返済が必要な奨学金は、さらに利息が付くものと、利息が付かないものになっています。

なお、奨学金は国や地方自治体によるもの、民間団体によるもの、さらに学校単位でも独自の制度が設けられることがあり、どのような種類の奨学金制度を利用できるかどうかは美容専門学校によって異なります。

学費などの費用面で進学することが難しいと考えている人は、各専門学校の奨学金制度について調べてみるとよいでしょう。

美容専門学校の留学

美容専門学校の留学は、学校の研修制度の一環として用意されていることが多く、学生がより幅広い知識や技術を得て、さまざまな経験を積むことを目的として実施されています。

学校によって任意で参加ということもあれば、成績優秀な人が選ばれて参加できる場合もあるようです。

留学先は学校によって変わってきますが、プログラムとしては、現地で活躍するプロのサロンスタッフのアドバイスを受けながらカット技術を学んだり、実際に施術体験を行ったりすることが多いようです。

日本とはまた異なる技術や美容文化に触れながら、自分自身を磨いていくことができるよい機会になるでしょう。

美容専門学校では、美容師はもちろん、それ以外にもさまざまな美容関連の職業を目指すための知識・技術を学ぶことができます。

実践的な授業が多く用意されており、プロの講師の指導やアドバイスを受けながらスキルアップしていける環境があります。

全国にたくさんの美容専門学校があるため、さまざまな情報を入手して自分に合う学校を選んでください。