ソーシャルワーカーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
ソーシャルワーカーを目指して就職活動を行うときに気になるのは、就職試験でどのようにふるまうべきかということでしょう。
本記事では、ソーシャルワーカーの志望動機の考え方や面接の注意点、自己PRのポイントなどを紹介します。
ソーシャルワーカーを目指すきっかけで多いものは?
人の役に立ちたい
ソーシャルワーカーを目指す人の多くは「人の役に立ちたい」「社会に貢献したい」という考えを持っているようです。
自分の力で直接困っている人を助けられること、悩みや不安を抱える人々を支援する仕事に魅力を感じて、社会福祉士などの資格取得を目指す人もいます。
福祉の分野に興味を持って
ソーシャルワーカーは、社会に不可欠な福祉の分野で活躍する仕事です。
学生時代にボランティア活動やアルバイトなどで高齢者などと接し、人を助けることにやりがいを見出したという話がよく聞かれます。
介護福祉士など介護系の資格を勉強する過程で関心を持ち、社会福祉士やソーシャルワーカーを目指す人もいるようです。
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ソーシャルワーカーの志望動機の考え方
ソーシャルワーカーはさまざまな福祉制度・サービスを取り扱うため、実際にどのような人を支援するかは、職場によって大きく異なります。
まずはどんな分野に関心があり、誰のために働きたいかを明確にすることが大切です。
どうして現在の考えに至ったか、今後どのように働いていきたいかなどを盛り込んで志望動機を語れるようにしておくとよいでしょう。
ソーシャルワーカーの志望動機の例文×3
介護施設での勤務を志望する場合
そこから自然と介護福祉の道を選び、介護福祉士を目指してきました。
しかし、学校でソーシャルワーカーについて学び、現場で働くだけでなくさまざまな制度やサービスを駆使して高齢者をサポートできる社会福祉士に魅力を感じて資格を取得しました。
入所されている利用者さん一人ひとりに寄り添ったサービスを提供できるソーシャルワーカーを目指します。」
障害者施設での勤務を志望する場合
そこで子ども本人だけでなく、その保護者も日常生活や経済的な問題などさまざまな不安や悩みを抱えていることを知り、家族に対してもよりよい支援を提供したいと考えるようになりました。
貴施設で経験を積み、多くの人を助けられるソーシャルワーカーになりたいです。」
福祉事務所での勤務を志望する場合
幸い充実した生活を送ることができましたが、経済的にも日常的にも親戚に迷惑をかけているという思いは常にありました。
また、両親がいないことで心無い言葉をかけられるなどの経験を経て、かつての私のように生活に困っている子どもたちやその家族を支えたいと考えるようになりました。
やがてソーシャルワーカーの仕事を知り、社会福祉士の資格を取得しました。
知識だけでなく私の人生経験も生かして、利用者の気持ちに寄り添った支援ができるよう努力していきたいです。」
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ソーシャルワーカーの面接で聞かれること・注意点
ソーシャルワーカーは人と人が密に接する仕事であるため、人間性が非常に重視されます。
仕事に対する本気度や適性は面接で量られると考えておいたほうがよいでしょう。
どれだけ相手を助けたいと思っても相手が心を開いてくれないこともありますし、まったく思い通りに事が進まないケースも多々あります。
それでもこの仕事に就きたい、困っている人の力になりたいという熱意を伝えなければなりません。
就職を希望する施設によって方針は異なるため、受験する施設がどのようなサービスを提供しているのかを事前に調べることが大切です。
そのうえで、自分がこれから力を発揮していきたいことや、将来の目標を話せるように準備しましょう。
ソーシャルワーカーの自己PRのポイント
ソーシャルワーカーは年齢も事情も性格も異なるさまざまな人と接するため、ある程度のコミュニケーション能力が欠かせません。
面接の際も非常に重視されるポイントですので、自分の言葉で受け答えできるようにしておきましょう。
また人とのコミュニケーションから学んだことなどを具体的なエピソードを交えて語れるようにしておくとよりアピールにつながります。
ソーシャルワーカーの採用試験のポイントのまとめ
ソーシャルワーカーを目指すきっかけとしては、人のために役立つ仕事がしたい、困難を抱える人の自立をサポートしたいなどが挙げられます。
試験では、仕事への本気度の高さや、ソーシャルワーカーとしてどのように働きたいかをアピールする必要があります。
面接での受け答えの様子、初対面の人とスムーズに話ができるかどうかも面接官は見ています。