ソーシャルワーカーの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

ソーシャルワーカーになりたいと考えたとき、自分が望むライフスタイルに合った働き方ができるのか、1日のスケジュールはどのようになるのかが気になるのではないでしょうか。

本記事では、ソーシャルワーカーの1日や生活スタイルを紹介します。

地域包括支援センターで働くソーシャルワーカーのある1日

08:15 出勤
センターのスタッフ全員で朝礼。

1日のスケジュールを共有します。

09:00 電話対応
デイサービスなどの支援サービス、介護用品の問い合わせ、経済的な悩みごとなど、センターには日々さまざまな質問や相談の電話が入ってくるため対応します。

一つひとつ丁寧に答えながら、必要に応じて関係機関を紹介し、連絡・調整を図っていきます。

11:00 相談者宅を訪問
相談を希望する当事者の家を訪問し、本人・家族と面談をします。

身体状況の確認をし、希望する福祉サービスの内容について説明します。

適切な福祉サービスを提案するだけでなく、さまざまな福祉サービスを提案しその中から選んでもらうこともあります。

12:30 昼休み
13:30 会議
ケアマネジャー保健師など他の専門職員と今後の対応についての会議を行います。
15:00 来所した相談者への対応
事前に相談予約をしていた相談者がセンターに来所したため、面談を行います。

現在の生活環境や身体状況、希望する制度やサービスなどを丁寧に聞き取りし、適切なものを提案していきます。

16:30 書類作成
福祉事務所に提出する公的書類の作成など、デスクワークをします。
18:00 退勤
相談内容によっては、少し遅い時間まで仕事をすることもあります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

医療ソーシャルワーカーのある1日

08:00 出勤
白衣に着替えて仕事の準備を整えます。
08:30 ミーティング
看護師など他のスタッフと一緒にミーティングを行い、1日の流れを確認します。
09:00 相談室にて面談
入院中の患者さんやその家族と面談をします。

入院費用の相談、介護保険制度の説明、退院後に必要なサポートなど、相談者によって相談内容はさまざまなため、丁寧に聞き取りを行います。

11:30 休憩
13:30 病棟訪問
病棟で入院患者さんと面談を行います。

入院や退院後の生活に不安を抱えている方も多いため、さまざまなサポート方法を提案したりアドバイスをしたりします。

17:00 資料作成等
1日の相談記録などをまとめ、翌日の準備をします。
18:30 退勤
時間外に面談が入り、多少の残業をする日もあります。

ソーシャルワーカーの1日

ソーシャルワーカーは医療施設や福祉施設、行政機関など、さまざまな場所で働いています。

どの職場でも業務内容は多岐に渡り、1日のスケジュールはばらばらということが多いようです。常勤(正職員)として働く場合、基本的には朝から夕方まで、1日の実働は8時間程度です。

施設によってはシフト制で、夜間の時間帯も含めて他のスタッフと交代で勤務するケースもあります。

とくに特別養護老人ホームなどで相談員と併せて介護の仕事も担当する場合には、日勤に加えて宿直が入ることもあるようです。

なお、非常勤や嘱託員として働くソーシャルワーカーはは1日5~6時間と短い時間で勤務します。

面談や打ち合わせなど内勤の日もあれば、利用者や関係施設を訪問するなど、外勤ばかりの日もあります。

さまざまな人を相手にさまざまな場所で業務をするため、臨機応変な対応やマネジメント能力が求められます。

大抵の職場は日勤ですが、ごくまれに宿泊型の施設の場合は、夜間勤務を任されることもあるようです。

長時間の残業が求められるケースはあまりなく、定時で仕事が終わる日も珍しくありません。

ただし業務後に講習会や勉強会に参加したり、利用者の都合に合わせて夜間に打ち合わせをしたりなど、残業が発生する場合もあります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

ソーシャルワーカーの休日

ソーシャルワーカーの勤務先では土日が休みとなる「完全週休2日制」をとっているところが多く、これ以外の休みとして、祝日や年末年始、夏季休暇や有給休暇があります。

そのほかの制度については、勤務先によって異なるのでしっかりと確認しておきましょう。

なお、地域包括支援センターでは土曜日も窓口を開けているところが多く、土曜日は交代での休みになるケースもあります。

ソーシャルワーカーの残業時間

施設によって異なりますが、急な相談が舞い込んだ場合や、対応に時間がかかってしまった場合などには残業もあります。

問題が解決しないままソーシャルワーカー側の都合で面談を途中で終わりにすることもできないため、どうしても時間外にまでかかってしまうこともあります。

ソーシャルワーカーの中でも、とくに医療ソーシャルワーカーは忙しいようです。

ただし勤務先によっては残業ほぼなしのところもあるなど、勤務先によってだいぶ異なるため、しっかりと確認しておくことが大切です。

ソーシャルワーカーは忙しい? 激務?

ワークライフバランスが取りやすい

ソーシャルワーカーは基本的に日勤の仕事であり、また体力的な負担もさほど大きくありませんので、ワークライフバランスを取りながら働きやすいといえるでしょう。

多少の地域差や施設差はありますが、連日深夜残業や休日出勤に追われるほどの激務になることはほとんどありません。

月末や月初めの仕事は多い

ソーシャルワーカーは、相談対応業務だけでなく、行政機関をはじめとして、地域にある各施設と連携するための情報共有業務も大切な仕事です。

このため各施設への報告書類作成量が増える月末・月初めは相対的に忙しくなりやすいのが特徴で、とくに年度末・年度初めはデスクワークが多くなります。

また、この時期は転職や失業、引っ越しなどでライフスタイルが変わる人が多く、利用者からの相談も非常に増えるため、年度末・年度初めは残業が発生しやすいといえるでしょう。

ソーシャルワーカーの休日の過ごし方

ソーシャルワーカーが相手とする人は、介護が必要な人や障害を抱えた人、家庭内や学校で問題を抱える人などさまざまです。

扱う問題も深刻なものが多いため、休日でも頭を切り替えられず利用者のことが頭から離れられないという人も少なくありません。

ソーシャルワーカーは激務ではありませんが精神的な負担は大きいため、適度に休んだり趣味を楽しんだりしてリフレッシュすることが大切です。

ソーシャルワーカーの1日・生活スタイルのまとめ

ソーシャルワーカーは医療施設や福祉施設、行政機関など、さまざまな場所で働いています。

どの職場でも業務内容は多岐に渡り、1日のスケジュールはばらばらということが多いようです。

長時間の残業が求められるケースはあまりなく、定時で仕事が終わる日も珍しくありません。

ただし業務後に講習会や勉強会に参加したり、利用者の都合に合わせて夜間に打ち合わせをしたりなど、残業が発生する場合もあります。