高卒から心理カウンセラーになるには

高卒でも心理カウンセラーになれる

心理カウンセラーになるには、大学や大学院などへ進学しなくてはならないと思う人もいるかもしれません。

しかし、実際には学歴はさほど関係なく、高卒であっても心理カウンセラーを目指していくことができます。

ただし、心理カウンセラーの仕事では心理学の専門知識・スキルが求められるため、何らかの方法で心理学についての勉強をし、関連する資格を取得するなどの努力は不可欠だといえます。

心理カウンセラーに関連する資格は、さまざまな民間団体が認定制度を設けています。

具体的には、以下のようなものがあります。

・メンタル心理カウンセラー
・メンタルケアカウンセラー
・メンタルケア心理士
・上級心理カウンセラー
産業カウンセラー
・キャリアコンサルタント

など。

資格の種類によって身につく知識やスキルには違いがありますが、これらは学歴不問で取得を目指すことができます。

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スクールへの通学や通信講座で資格取得を目指す

心理カウンセラーの民間資格の多くが、資格認定団体が主催する養成講座を受講すれば取得可能なものとなっています。

養成スクールに通学して講義を受けるスタイルの講座もあれば、通信講座として自宅学習をすることで資格取得が目指せるものもあります。

どちらがいいと一概にいうことはできませんが、通学制の講座であれば、疑問点や不明点が出たときに、その場で講師に質問することができるメリットがあります。

また、カウンセリングの実習などに力を入れている講座もあり、より実践的に学びやすい場合があります。

一方、通信講座は時間や場所を問わず、自分のペースで学習できるのがメリットです。

学習期間は短ければ3ヵ月程度で、受講料も5万円以内に収まるものもあるため、比較的気軽に勉強をスタートすることができるでしょう。

就職先や活躍の場は?

このような方法で心理カウンセラーの資格を取得したとしても、就職先や働き口が見つからなければ、仕事としてやっていくのは難しいものです。

心理カウンセラーの働き方にはさまざまなものがありますが、スクールに通っていた場合、そのスクールが卒業生に対して仕事を紹介してくれることがあります。

ハローワークでも心理カウンセラーの求人が出ることがあります。

経験が浅い心理カウンセラーは、非常勤でしか採用されないことも多いため、1日も早く安定した立場で働けるようになるために、できるだけ早いうちから実践経験を積むことが大事だといえるでしょう。

独立して働くことも可能ですが、まったく経験がない状態でいきなり独立しても、成功するのは難しいでしょう。

実際、心理カウンセラーとしてある程度の経験や実績を積み、スキルアップをしてから独立する人が大半です。

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就職の選択肢を広げたいのであれば大学進学を視野に

心理カウンセラーは、なるために絶対に必要な資格はないものの、やはり専門性がある人のほうが有利となります。

先に挙げた通り、心理カウンセラーには数々の民間団体の認定資格があるなかで、「臨床心理士」や「公認心理師」の資格は最も専門性が高いことで評価されています。

ただし、この2つの資格はどちらも高卒では取得することができず、大学および大学院で心理学を専門的に学ぶ必要があります。

資格取得までのハードルは高いですが、心理学の専門家として認められ、長期にわたってより幅広い活動をしていきたいと考えているのであれば、資格取得を目指して大学進学を検討してもよいかもしれません。