社会保険労務士のやりがい・楽しさ・魅力
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社会保険労務士のやりがい・楽しさ
あらゆる労働者の手助けができる
社会保険労務士のやりがいの1つは、仕事を通してあらゆる労働者の手助けができることです。
日本にはさまざまな種類の社会保険や年金があり、労働者にとって非常に大切な制度であるにもかかわらず、それらをよくわからないまま「なんとなく」加入している人もたくさんいます。
・自分がどんな健康保険に加入していて、健康保険料は毎月いくら支払っているのか?
・会社がもし倒産したら、失業保険はどのくらいもらえるのか?
・今の給料のまま定年まで働いたら、将来の年金支給額はいくらなのか?
こういった疑問を抱える人たちをサポートするのが社会保険労務士であり、個人の相談だけでなく法人へのアドバイスをおこなうこともあります。
ときには「あなたは雇用保険に加入する権利がありますよ」と教えてあげることもできますし、年金を支払っていた期間を正しく合算することで、将来の支給額が予想より増えることもあるかもしれません。
社会保険労務士は、労働者が適切に社会保険・労働保険・年金に加入し、保険や年金などの給付を受けることができるよう手助けする役割を果たしているといえるでしょう。
そして「あなたに相談して良かった」「助けてくれてありがとう」といった依頼者からの言葉が、社会保険労務士のやりがいにつながっています。
企業の健全な発展を支える存在に
もうひとつの社会保険労務士のやりがいが、日本企業の健全な発展を支えられることです。
近年、日本では「ブラック企業」と呼ばれるような、労働者に過酷な労働条件をしいる企業が問題になっています。
企業側が「毎日サービス残業をさせる」「達成不可能なノルマを課す」などをおこない、最悪の場合は労働者が過労死してしまったり、精神的に病んでしまったりするケースもあります。
また、「派遣切り」という言葉で注目を集めたように、企業から都合よく使われて突然切り捨てられる労働者も少なくないのが現状です。
こういった問題を解決していくためには、まずは労働者・経営者側の双方が「雇用や保険に関する正しい知識を持つこと」が重要です。
社会保険労務士が相談対応やコンサルティング業務を通して「雇用や保険に関する正しい知識」を伝えていくことは、最終的には過酷な労働条件で苦しむ人を減らしていくことにつながるでしょう。
とくに企業が急成長していくうえでは、従業員の労働環境がないがしろになってしまうことも珍しくありませんが、企業の健全な発展のためには「誰もが働きやすい環境づくり」は必須です。
このように、社会保険労務士は表からは見えないところでコツコツと仕事をすることが多く決して華やかな存在とはいえませんが、社会に確実に必要とされている大切な役割を担っています。
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社会保険労務士の魅力
社会保険労務士は国家資格であり、社会保険労務士にしかできない「独占業務」も定められています。
たとえば「労働・社会保険関連法に基づく申請書の作成・手続き代行」などは、社会保険労務士にしか担えない仕事です。
このように「社会保険労務士の有資格者にしかできない独占業務がある」という点は、自身のキャリアを築いていくうえで大きな強みとなるでしょう。
社会保険労務士が携わる業務は労働保険・社会保険の手続きのほか、企業の就業規則の作成や届出、雇用に関する助成金の申請など、重要度の高いものばかりです。
そして資格取得後は法律事務所や企業などで勤務するだけでなく、ゆくゆくは独立して働くことも可能です。
国家資格を取得するためにはもちろん相応の努力が必要ですが、高い専門性を生かしてさまざまな方面で活躍できる道が開けます。