生活相談員ののやりがい・楽しさ・魅力
生活相談員のやりがい・楽しさ
「施設の顔」として、利用者と施設を支える
介護サービス利用者やその家族と直に接することが多い生活相談員は、まさに「施設の顔」です。
利用者やそのご家族からすれば、入所に関して最初に相談する相手が生活相談員です。
また入居してからも、さまざまな悩みを生活相談員に相談します。
生活相談員の対応によって、施設の介護サービスに対する印象、満足度も大きく変わってくるといっても過言ではありません。
それだけ、利用者やそのご家族、そして施設にとっても重要な存在といえます。
生活相談員の仕事は自分だけでは解決できない大変なことも多いですが、こうした業務を通じて介護を必要とする多くの人の力になれます。
また、直接「ありがとう」と声をかけてもらう機会も多いため、やりがいを感じられる瞬間は多々あるでしょう。
多職種との出会いがある
生活相談員が働く施設では、介護職員や医療従事者など多くのスタッフが連携して仕事をします。
生活相談員は、利用者やその家族はもちろん、たくさんの人とのつながりをもち、その関わりの中で自らの人間性や知識、経験を磨いていけます。
介護業界は「きつい」「大変だ」というイメージを持たれることが多いですが、実際には人との関わりのなかで、人の温かさや優しさに触れて感激することもたくさんあります。
どのような仕事にも苦労はあるものの、さまざまな人と深く関わりながら仕事をしたいと考える人にとっては、大きな充実感を得られるでしょう。
介護業界のさまざまな業務に挑戦できる
生活相談員は、介護施設に1人以上配置することが義務付けられているため需要は安定しています。
また、その先のステップアップとして、ホーム長(施設長)を目指したり、都や県で認められたケアマネジャー試験にチャレンジし、ケアマネジャーとして利用者のケアプランを作成することも可能です。
さらに、生活相談員は介護職員としての役割を兼務するなど、施設によって多岐にわたる業務を担います。
幅広く介護現場の知識・スキル・経験を積んでいきたい人には、やりがいを感じやすい職種です。
20代で正社員への就職・転職
生活相談員の魅力
生活相談員は、介護サービス利用者やそのご家族から受ける相談に答えていくなかで、幅広い介護福祉、医療の専門的な知識を身につけていけます。
また、相談業務を経験することで、悩んでいる利用者の不安や悩みを引き出す会話力や、高いコミュニケーション能力も得られます。
生活相談員は、身体介助を行う「介護職員」と異なり、相談業務や手続きなどの窓口業務などの事務的な仕事が中心です。
そのため体への負担が少なく、年齢を重ねても勤め続けやすい職種といえます。
さらに、意欲があれば介護施設の「ホーム長(施設長)」や「ケアマネジャー」など、さらに上の資格や役職を目指すこともできます。
キャリアアップすれば収入は上がりますし、専門性を高めていくことで活躍の幅が広がる点も、生活相談員の魅力といえるでしょう。