音楽療法士の通信講座の内容は? 費用はどれくらい?

通信講座でも音楽療法士になれる?

音楽療法士になるために、絶対に必要とされる資格はありません。

現在は音楽療法系の国家資格が存在せず、複数の民間資格が存在するのみとなっていることから、資格を持たなくても音楽療法を実践することは可能です。

ただし、音楽療法を行うには専門知識を要するため、音楽療法について学べる学校やスクールなどに通い、専門的な知識と技術を身につけていくのが一般的な流れとなっています。

そして、音楽療法について学ぶなかでひとつの成果として音楽療法士の資格を得て、その後の仕事に生かしていく人もいます。

音楽療法について学べる学校やスクールは通学制の学校が中心ですが、なかには通信で学べるものもあります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す(PR)

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

音楽療法士の通信講座の内容

ここからは、音楽療法士の通信講座の内容について詳しく見ていきましょう。

音楽療法士の通信講座はいくつかあります。

たとえば福祉系の専門学校では、音楽療法に関する通学制のコースのほか、通信課程を設けているところがあります。

通信課程では、DVDやテキストなどを利用した在宅での学習が中心となるため、時間に制限がある人でも勉強しやすいという特徴があります。

さらにスクーリングをして実習経験を積み、実践力を磨きます。

学校によっては、卒業することで学校認定の音楽療法士の資格を取得できることがあります。

さらに、福祉の現場で役立つ「社会福祉主事任用資格」が得られたリ、「介護職員初任者研修講座」を受講することができるような学校もあるようです。

音楽療法士は、現状では専任で働ける職場はさほど多いわけではなく、医療や福祉などの現場で働く人たちが、音楽療法の知識・技術もプラスアルファで生かしながら働くケースが目立ちます。

そういった点では、音楽療法士に加えて別の関連資格まで取得できると、就職・転職時に有利になる可能性があります。

通信講座を利用するメリット・デメリット

専門学校の通信課程で音楽療法を学ぶ場合、2年程度の在学期間でみっちりと基礎から応用まで身につけるカリキュラムが一般的です。

それなりに本格的に音楽療法を学びたい人には適していますが、学ぶ時間と費用が多くかかってしまうのが難点です。

講座によって異なりますが、修了までに50万円程度かかる場合があります。

一方、もっと短期間で音楽療法に触れていきたいという場合には、民間企業などが提供する通信講座を利用してもいいかもしれません。

種類によりますが、こちらの場合は標準学習期間が半年程度、最短では2ヵ月程度でひと通りのことを学べる講座もあるようです。

こうした通信講座は受講料も抑えられており、5万円~8万円程度のものもあります。

費用をあまりかけず、音楽療法の基礎を身につけてみたいと考えている人は、利用するのもよいでしょう。

民間企業の通信講座はいろいろなものがあり、音楽療法について学べるものでも、「音楽セラピスト」といったような音楽療法士とは別の名称がつけられていることがあるため、探すときにはカリキュラムや内容までよく確認することをおすすめします。