モデルに必要な身長は? 体重や体脂肪率はどれくらい?
モデルに必要な身長は?
身長が低いとモデルにはなれない?
一般的にモデルというと、高身長の人をイメージする人が多いようです。
ファッション誌やショーなどの現場でも身長のあるモデルが活躍していることが多く、モデルと身長は切っても切り離せない関係にあります。
ただし、モデルといっても、どのようなジャンルで活躍したいのかによって、最低限必要とされる身長は変わってくるため、身長が低いからといってモデルになれないというわけではありません。
海外のショーモデル
海外などで活躍する世界的なショーモデルとして活躍したいのであれば、最低でも175cmほどは必要とされています。
海外ブランドの洋服はサイズが大きいため、それを着こなせるだけの身長が求められます。
また、海外のショーモデルとして活躍するために身長と同時に重要なのが、骨格や肩幅がしっかりしていることです。
痩せすぎて薄い身体つきだと、洋服の魅力を十分に引き出すことができないため、ある程度厚みのある体型であることが求められます。
国内のショーモデル
日本国内でファッションモデルになりたい場合は、170cm以上が一定の基準と言われ、なかには165cm程度でもショーで活躍できることもあります。
身長はもちろん、小顔で手足が長く、すらりとした体系の人がモデルとして活躍しやすくなっています。
雑誌や広告などのスチールモデル
モデルとして雑誌や広告などのスチールの仕事の場合は、それほど身長は問われないことが多いようですが、一般的にモデルというと160cmから170cm程度の人が多いため、身長が低いとどうしても競争は厳しくなる場合があります。
読者モデル
モデルのなかでも、身長がさほど問われないのが読者モデルです。
身長が低い場合には、ファッション誌で、低身長の人の着こなしを特集したページのモデルに登場することもでき、身長が足りないけれどモデルの仕事をしてみたいという場合は、読者モデルからはじめるのもよいでしょう。
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モデルの体重や体脂肪率は?
モデルの体脂肪率
「体脂肪率」は、体重の中の脂肪(皮下脂肪、内臓脂肪)の割合を示した数値です。
ある程度の体脂肪は、体を動かすためのエネルギーを蓄えたり、正常なホルモン分泌を促したりするうえで不可欠なものとなっています。
ただし、体脂肪は見た目にわかりやすい影響が出やすいため、モデルは体脂肪を落とすことを意識的に行う人が多いようです。
厚生労働省によれば、「普通」に分類される体脂肪率は、男性で15%から20%、女性で20%から25%とされており、それを超えると「肥満」となります。
モデルの場合は「普通」よりも低い「痩せ」の数値となっている人が多く、腹筋が割れたり、血管が浮き出たりという特徴が目立つようになります。
いわゆる引き締まったカラダの美しさはありますが、やみくもに体脂肪を落とすと健康を害する恐れがあるため注意が必要です。
とくに女性の場合、体脂肪を落とし過ぎると女性ホルモンの働きが弱くなり、生理不順が続いたり、妊娠が難しくなったりすることもあります。
海外では痩せすぎのモデルを起用しないなど、モデルが痩せすぎて健康を害することは世界的に問題となっています。
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モデルのBMI
成人の肥満度を測るために使われるのが、「BMI」という指数です。
BMIは以下の計算式で算出でき、その結果はレベル別に分類されます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
18.5未満=痩せ型
18.5~25未満=普通(標準)
25~30未満=肥満レベル1
30~35未満=肥満レベル2
35~40未満=肥満レベル3
40以上=肥満レベル4
同じ身長でも、体重が少なければ少ないほどBMIの数値は小さくなります。
上記のうち、一般的にモデル体型のBMI数値は「痩せ型」に分類される17から18程度になるといわれますが、人によってはそれよりも低いことがあります。
なお、日本肥満学会の統計では、男性も女性も「22」が最も病気になりにくい数値といわれています。
モデルの場合、美しいプロポーションを保つためにどうしてもBMIの数値を下げなくてはならないことがありますが、一般の人が過度なダイエットなどをすると、健康状態を悪くしてしまう可能性があるため十分気を付ける必要があります。