モデルは何歳まで働ける? 子育てはできる?
女性のモデルの現状
モデルという職業に就くために、性別が限定されることはありません。
男性も女性もどちらも同じようにファッションショーや雑誌などで活躍をしています。
しかし、長期的に考えると、どちらかというと女性モデルのほうが第一線で活躍し続けるのが難しいという事情があるようです。
その大きな理由は、女性の場合、結婚をして生活パターンが変わったり、妊娠や出産をすることで身体に大きな変化があったりするということでしょう。
有名なファッションブランドの看板モデルとして活躍する際には、バストやウエストのサイズから足の太さまで徹底的に管理しなければいけません。
しかし、妊娠をすると急激に身体のラインが変化するため、ブランドのイメージに合わせた着こなしをすることが難しくなってしまいます。
また、撮影ではさまざまなポージングをすることも多いのですが、妊娠するとこのようなポージングもできなくなることがあります。
20代で正社員への就職・転職
モデルの結婚後の働き方・雇用形態
身体の変化により、女性のモデルは妊娠したら仕事を降板しなければいけないことも多いのが事実です。
また、もしも出産後に体型が戻らなければこの世界に復帰できないということもあります。
女性モデルにとって結婚や出産は、自分のキャリアを築くうえでの大きなターニングポイントとなります。
モデルの仕事をしたい、でもプライベートも大事にしたいというのは、多くの女性モデルが突き当たる壁となります。
納得のいく選択ができるように、自分の望む生き方を考えたうえでタイミングをよく考えることが必要です。
モデルは子育てしながら働ける?
女性モデルは妊娠や出産を経て、体型はもちろんのこと体調やライフスタイルも変わりますが、出産を経てもスタイルを戻して復帰をする人もいるため、あきらめずに努力をすることも大切です。
また、最近では、母親となったことを機に「ママタレント」「主婦タレント」として活躍している人もいます。
たとえば出産後、ママ向けのファッション情報や子育て、自身のライフスタイルのことなどを発信し、同世代から人気を集めるという方法があります。
このように、結婚や出産という経験をフル活用して新たな活動の場を切り開くことで長く仕事を続けていく人もいます。
20代で正社員への就職・転職
モデルは何歳まで働ける?
10代から下積みを始める人が多い
モデルは比較的年齢の若い人が活躍しやすい仕事です。
10代のうちにモデル活動をスタートし、20代に入って全盛期を迎えるというパターンが多いようです。
人に見られることを生業とするモデルは、もともと持っている美貌やルックスで勝負するだけでなく、ポージングや歩き方、豊かな表情などが求められ、日頃の訓練が欠かせません。
早いうちに下積みを経験しておくことが、その後の活躍につながるため、学業とモデル活動を両立させている人も多くいます。
プロポーションの維持は不可欠
美しいプロポーションを維持する必要があることも、モデルの平均年齢が若いひとつの要素となっています。
人は年齢を重ねると代謝が落ち、どうしても太りやすくなったり、肌のハリも失われてしまったりしまいがちです。
そのため「美しさ」を求めるとなると、やはり若い世代のほうが有利になり、現場でも若い世代が求められる傾向があります。
ただし、ファッション誌は10代や20代の若い人だけをターゲットにしたものばかりではないため、年齢が上がってもモデルとして活躍できる場はあります。
30代以上でモデルになる人も
モデルは若ければ若いほど有利といった面がありますが、30歳を超えてモデルデビューし、その後に活躍する人もゼロではありません。
SNSなどから人気が出て主婦からモデルになるほか、近年はモデル事務所のなかには30歳以上でもオーディションを受けられるところがあるようです。
近年は高齢化を迎え、年配の人向けの商品や雑誌も多くみられるようになったことから、美容や健康に気を配り、美しいプロポーションを維持すれば、年齢を重ねてもモデルとして活躍できる可能性は十分あるといえます。