マーチャンダイザーのつらいこと、大変なこと、苦労
ブランドや企業の売上を左右する責任ある仕事であること
マーチャンダイザーの使命は、「売れる商品」を考え、世の中に出すことです。
これだけ聞くと簡単そうに思えるかもしれませんが、日常業務としても商品企画、コーディネート、販売促進など幅広いことに携わっていますし、何もないところから生み出していくというのは苦労のほうがずっと多いです。
また、商品はそのままブランドや企業にとってのイメージにもつながってくるため、その点も見越してどのような商品を展開すべきか考えていかなくてはなりません。
とても責任ある役目を担うことにになります。
どんなに魅力的なデザインの商品も、ビジネスである以上、最終的に売れなければ成功とはいえません。
世の中のニーズを敏感に汲み取りつつ多様な知識を駆使して、消費者たちからは見えないところで試行錯誤の日々を送ることになります。
20代で正社員への就職・転職
リーダーシップも必要
マーチャンダイザーには、多くのスタッフを束ねるリーダーシップも必要とされます。
商品の企画・開発過程では、デザイナーやパタンナー、営業と連携をとりながら仕事を進めていく機会が多々ありますし、商品が完成してからは販売員に直接ディスプレイなどに関する指示を出すこともあります。
社内の多様なスタッフをまとめ上げていくためには、信頼が最も大切です。
膨大な業務に追われるなかでも自分の仕事で精一杯になるだけではなく、他の人の動きや置かれている状況、考え方まで理解しようとする視野の広さ、そして知識や経験に加えて人間性も求められることは、この仕事ならではの大変な一面です。
数字に追われる日々
マーチャンダイザーの仕事は、そのほとんどすべてが計画を立てて実行するものとなります。
たくさんのデータを分析しながら綿密に計画を立てるものの、実際に計画通りに物事が運ぶことはめったにありません。
日々、さまざまな要因による計画の見直しが求められ、そのたびに自ら判断を下さなくてはならないことは、とても大変です。
また、自分の仕事の結果は売上といった数字に表れてくるため、常にそうしたプレッシャーとの戦いもあります。
とくに重要な仕事をこなしている時期は、気が休まらない日々を送ることもあるでしょう。