航海士の勤務先の種類・活躍の場

航海士の勤務先・働き方の種類

航海士が活躍する場所は、さまざまなところにあります。

船舶会社や商船会社がメインとなりますが、商船会社に勤務しながら航海士として働くケースもあれば、クルーズ船やフェリーなどの客船に乗船するケースもあります。

また公務員として働く海上保安庁も人気があります。

船舶の種類によって雑務などは多少変わりますが、どの船に乗ったとしても基本的な仕事内容には変わりありません。

航海士の仕事内容

海上勤務の航海士

海運会社勤務の航海士

航海士が乗務する船には、一般貨物船・客船・タンカー船・コンテナ船・木材運搬船・自動車専門船・冷蔵運搬船や、乗客を運ぶクルーズ客船・フェリーなどもあり、航路や所属する企業によっては世界を股にかけて活躍することもできます。

取得している海技士免許の級数によって乗船できる船は異なりますが、上級試験に合格することでさまざまな大きさの船に勤務することができるようになり、最終的には船長を目指す道があります。

大手の海運企業に採用された場合、初航海の時点でも初任給が50万前後になるケースも珍しくありません。

大学新卒生の初任給がこの価格に達することはほとんどないため、仕事は大変ではありますが、高収入を得られると希望する学生も多いのが現状です。

海上保安庁勤務の航海士

海上保安庁には、管区海上保安本部が全国にあり、海難救助など海上での安全を守る役割を果たしているほか、海洋に関する調査を行うこともあります。

海上保安庁に採用された場合は、海上保安官として巡視船艇の乗組員として働くのが一般的で、基本的には国内のみで働きます。

その他の勤務先で活躍する航海士

マグロ漁船など大型の船を運行する場合は、航海士の資格が必要となります。

また、深海や海洋生物の生態など海洋に関する調査の分野でも調査船や研究船が使われるため、航海士が活躍しています。

航海訓練所で働く航海士

航海士の資格があれば、航海訓練所といった独立法人団体にも勤務することが可能です。

仕事内容は、船体の保守点検に始まり、整備・保守など船体を維持するのに欠かせないものばかりです。

さらに、練習船にて訓練を受ける実習生への教育的な指導も行います。

船内の機器の操縦や整備を教え、船内での機械工作、製造も指導します。

商船会社の開発部門で働く航海士

開発部門のある商船会社に勤務する航海士もいます。

港や船舶で使用する機器、器具類に含まれる航海灯、信号灯は船舶安全法に基づいて設計されることが必要であり、専門知識を有したものが行わなければならないため、航海士の経験がこうした機器の開発に生かされるのです。

船舶の管理者として働く航海士

化学薬品を船舶によって輸送を行う船舶管理会社に勤務すると、船舶管理担当者としても活躍することができます。

管理している船舶への技術指導、保守管理、修繕作業の指示を担当することになり、緊急時にはトラブル回避のための総指揮をとることもあります。