国会議員の1日のスケジュール・生活スタイル
国会議員の業務スケジュール
本来の業務は法律をつくること
国会を支える国会議員の仕事は法律をつくることです。
他にも予算や外国との条約の検討、及び採決、内閣総理大臣の指名、政策立案などの重要な仕事を任されています。
これらの仕事を的確に行うためには、関連業界の現状に精通していなければなりませんから、日々の勉強や業界関係者との付き合いが不可欠になってきます。
しかし現状では、調査・研究して自ら法案を提案・提出し、政策立案に積極的な議員がいる一方で、これらの活動に消極的な議員も少なくないようです。
業務と選挙とのバランス
多くの議員は、地元選挙区との良好な関係づくりを重視しています。
多忙な日々にもかかわらず、首都圏の議員は日常的に地元の人達と交流する機会をつくっていますし、選挙区が地方にある議員は週末や国会閉会中は地元に戻り、地域の人々や企業の集まりに参加したり、支援者のあいさつ回りなどを行ったりしています。
こうした活動で得た地域住民の声を政府に届ける役割を果たしています。
適切な範囲で地元の力になり、支持を固めていくことは選挙対策に必要ですが、議員本来の仕事がおろそかにならないようバランスを取らなければなりません。
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国会議員の1日
国会議員の仕事
国会と選挙区の往復
原則的に国会は、通常国会が1月~6月半ば、臨時国会は9月~12月に開かれ、7月~8月は閉会します。
ほとんどの国会議員は、国会会期中は国会、閉会中は地元の選挙区を中心に活動します。
国会では、主に法案を提出したり、提出された法案や予算、条約の審議、採決を行ったりするなどします。
一方、地元では地域住民や企業、団体などの集まりに出席したり、支援者を訪ねたりするなど、直接的に人々とふれあいます。
休日はないに等しい
議員の仕事は、国の将来を左右する重要な判断をすることで、それらを正しく判断するためには、日頃の勉強や情報収集が不可欠です。
そのために、勉強会への参加やさまざまな業界の関係者、省庁の職員、地元の名士などとの交流を行います。
これらのことは本来の仕事の合間を縫って行うため、平日の早朝、夜間、週末などに予定を入れることになり、大半の議員は「休日ほぼゼロ」状態を余儀なくされているようです。
濃密な選挙戦の日々
日常的に多忙な議員がさらに忙しくなるのが選挙期間です。
選挙の告示日から投票日前日までの限られた時間に、激しい選挙戦を繰り広げます。
議員や議院事務所スタッフたちは、選挙が近づくにつれ、ポスティング、議員を囲んだ集会などで議員の露出を徐々に高めつつ、日頃から支えてくれている支援者をあらためて訪ね歩き、支援を依頼します。
そして、いよいよ選挙運動解禁の告示日からは、全力で議員への支援をアピールします。
出陣式に始まり、選挙カーでの遊説、駅前での街頭演説、個人演説会、総決起集会まで当選を目指して走り抜きます。