国会議員のやりがい・楽しさ・魅力
国会議員のやりがい・楽しさ
法律をつくる
法案を詰める
国会議員の仕事で最も重要なのは、法律をつくることです。
これは、国会議員の大きなやりがいにつながっています。
法律は、社会を変えられる力があります。
たとえば育児休業法の制定によって、男女ともに育児のために一定期間仕事を休んでも、雇用が守られるので安心して出産・子育てができるようになりました。
しかし、法律が制定されるまでには多くのハードルがあります。
法案(法律案)は、衆参両議院の委員会や本会議で審議され、可決されてはじめて成立します。
法案をまとめるだけでも大変な作業ですし、関連業界関係者と何度も意見交換して法案に盛り込む要点を整理し、所属議院の法制局に補佐されながら法案を詰めていきます。
賛成者を集める
この大変さに加え、議院への法案提出は議員一人だけではできないため、一定数以上の賛成者を集めなければなりません。
賛成者数は衆議院で20人以上、参議院で10人以上、予算を伴う法案提出の場合はさらに増え、衆議院50人以上、参議院で20人以上が必要になります。
また超党派の議員連盟で法案を提出する場合、法案の方向性についてお互いに意見を出し合って決め、各党の合意を得てようやく提出にこぎ着けます。
もろもろのハードルを乗り越えて法案が成立したときは、喜びもやりがいも一層強まります。
さらに、法律が実際に施行され、より良い方向に社会を変えることができたと実感できるのは、国会議員の特権の一つかもしれません。
人の役に立つ仕事
「高齢化が進み公共サービスが成り立たない」「就職先がなくお金に困っている」「育児や介護のために働けない」など多くの人々が抱える問題を地元から吸い上げ、その声を国会に届けて、解決することができるのが国会議員です。
自分が提案した法案が可決されたり、法律が変わったりしたことで多くの人の生活を救い「ありがとう」「助かった」と声を掛けてもらえることは、子の仕事の大きなやりがいです・
また国会議員は、多くの人々からの支持により選出され仕事をさせてもらっています。
自分の後ろには多くの支えてくれる人がいる、自分は頼られる存在であると考えると、その人たちのために恩返しをしなくてはと使命感をもって働いている人が大半です。
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国会議員の魅力
努力を積み重ねて国を変える
選挙の際に掲げたマニフェストや政策を実行するためには、多くの努力を積み重ねていかなくてはなりません。
ほかの議員と意見を交わしたり、関連団体や当事者から実態を聞いたり、反論する人を説得させたりと、何度も何度もやりとりを交わさなくてはなりません。
法案の提出や法律の改正には非常に多くのプロセスを必要としますが、その努力の積み重ねにより、ようやく国を変えることができるのです。
どれだけ苦労をし時間がかかったとしても、自分の力で人々の暮らしが変わりよりよい国になったと感じられるのは、国会議員ならではの魅力といえるでしょう。
後世に残る仕事
国会議員をはじめ政治家の仕事は、後世にまで大きな影響をもたらします。
法律を変えたり制定したりすることは、自分の子や孫世代にも大きく関わりますし、国の未来を左右することにもなりかねません。
自分が引退したあとや死んだ後にも法律は残り、人々の暮らしを支えていきます。
後世に残る仕事ができるというのは、国会議員の大きな魅力でしょう。