仕事体験談 年齢に関係なく長く働ける 回答者 : 淳子さん(女性/61歳) 職業名 : 介護福祉士(サービス提供責任者)現在の状態 : 現役経験年数 : 5年 仕事内容 在宅で暮らすご利用者様に訪問介護サービスを提供する訪問介護事業所で、サービス提供責任者として勤務しています。 私の職種は、ヘルパーを利用されたいご本人さんやご家族に契約説明をして契約書を交わす事務をしたり、関連会社との事務的なやりとりやヘルパーサービスの依頼の対応など、ヘルパーステーションの窓口として働いています。 また、所属しているハルパーさんたちをまとめるリーダー的な役割もあり、ヘルパーさんたちのシフトを組んだり、サービス計画書や手順書、その他、ヘルパーさんにサービスに入ってもらう際の指示やアドバイス等もしています。 ヘルパーの仕事はサービス提供責任者の計画書に基づいて、サービスを提供します。利用者の方に一番身近に触れ合うのはヘルパーさんです。私はヘルパーさんからの連絡や報告を聞いて、サービス計画に変更の必要はないのか、ケアマネジャーに連絡することはないのかなども把握しています。 仕事のやりがい 介護施設で働いていたときには、感じたことのない在宅ならではのやりがいというものを感じています。 介護施設の仕事は、利用者の方が施設で暮らされ、その介護業務をします。施設介護なので、どうしても集団処遇はぬぐいきれません。最近はユニットケアが充実してきていますが、そうはいっても在宅で受ける介護のようにその人の生きてこられた地域でその人らしい暮らしを続けるということは難しいです。 在宅介護のいいところは、まさにそのへんです。自分の長年暮らしてきた場所で近所の人や友人、家族と変わりなくお付き合いしながら必要な介護を受けて暮らすことができる、こんな理想が現実になるように、私たちヘルパーが利用者の生活に入ってお手伝いしています。 覚悟しておいた方がいいこと とにかく休みがありません。もともと、老人保健施設で介護の仕事を8年してから、夜勤のない介護の仕事を探して、現在の仕事にたどり着きました。 基本的に平日の月曜日から金曜日の勤務形態です。それが、ヘルパーさんたちから「子どもが熱を出したから、今日はヘルパーの仕事をキャンセルしたい」と言われれば、土日に働けるヘルパーさんが少ないので代わりに入れる人を探してもすぐに見つからず、結局、私がヘルパーとして働きます。 ケアマネジャーからサービス担当者会議の開催があるから土曜日に病院に集合がかかれば、それに参加しに行きます。平日でも、仕事が終わった後に緊急時の連絡が利用者ご家族から入れば、直ぐに利用者宅に出向くこともあります。 そして、月末ごろには国保連に実績を出さなくてはいけないので、その間は事務作業が増えて、さらに仕事は忙しいです。介護の職場にもいろいろありますが、この職種は特に忙しいです。 給料・待遇 正職員で給料は手取り20万円ぐらいです。残業や休日出勤をすると、もう少しよいです。 サービス提供責任者の仕事は、常勤なので、正規雇用が多いようです。所属しているヘルパーさんたちは全員がパートさんです。 私の事業所に勤務するヘルパーさんたちは1週間に2,3日勤務の人が多いです。職場にはサービス提供責任者が2人いますが、私たちは2人とも平日勤務で勤務時間は8時15分から17時15分。 でも、ほとんど残業と休日出勤ばかりで、土日にヘルパーさんの代わりに訪問介護に入ったり、契約に行ったり毎週していて、気付いたら2週間出勤といったこともありました。 さらに、研修が入ると、さらに忙しさが増します。在宅のパートで働くヘルパーさんよりかは、給料や待遇面は格段いいのですが、責任は重い上に仕事は大変です。 この職業を目指す人へのメッセージ サービス提供責任者は、ケアマネジャーとともに、介護保険の基で、在宅介護業界のキーパーソンだと思います。特に、これからケアマネジャーになりたいという人で、施設介護しか経験がないのであれば、このサービス提供責任者の仕事をやってみると、とても勉強になります。 介護保険の知識が得られますし、在宅介護のことやヘルパーさんたちの仕事のこともよくわかります。そして、介護ビジネスをされたい人にも、この仕事を目指すのはいい勉強になります。 自分の地域の介護業界がどんなものか分かりますし、マネージメントや介護保険関係の事務など、いろいろな仕事が任されるので、毎日が忙しくて大変ではありますが、この仕事を経験されると、とても勉強になると思います。 私の場合は、施設を定年退職してからこの仕事に就きました。年齢に関係なく長く働ける仕事に就けたことにとても感謝しています。 ヘルパーさんたちのほとんどが、主婦のパートさんです。中には、70歳のヘルパーさんもおられます。若いヘルパーさんで、これから介護福祉士を目指している人もおられます。幅広い世代の仲間とともに、社会貢献できるすばらしい仕事です。 次の記事へ
私の職種は、ヘルパーを利用されたいご本人さんやご家族に契約説明をして契約書を交わす事務をしたり、関連会社との事務的なやりとりやヘルパーサービスの依頼の対応など、ヘルパーステーションの窓口として働いています。
また、所属しているハルパーさんたちをまとめるリーダー的な役割もあり、ヘルパーさんたちのシフトを組んだり、サービス計画書や手順書、その他、ヘルパーさんにサービスに入ってもらう際の指示やアドバイス等もしています。
ヘルパーの仕事はサービス提供責任者の計画書に基づいて、サービスを提供します。利用者の方に一番身近に触れ合うのはヘルパーさんです。私はヘルパーさんからの連絡や報告を聞いて、サービス計画に変更の必要はないのか、ケアマネジャーに連絡することはないのかなども把握しています。
介護施設の仕事は、利用者の方が施設で暮らされ、その介護業務をします。施設介護なので、どうしても集団処遇はぬぐいきれません。最近はユニットケアが充実してきていますが、そうはいっても在宅で受ける介護のようにその人の生きてこられた地域でその人らしい暮らしを続けるということは難しいです。
在宅介護のいいところは、まさにそのへんです。自分の長年暮らしてきた場所で近所の人や友人、家族と変わりなくお付き合いしながら必要な介護を受けて暮らすことができる、こんな理想が現実になるように、私たちヘルパーが利用者の生活に入ってお手伝いしています。
基本的に平日の月曜日から金曜日の勤務形態です。それが、ヘルパーさんたちから「子どもが熱を出したから、今日はヘルパーの仕事をキャンセルしたい」と言われれば、土日に働けるヘルパーさんが少ないので代わりに入れる人を探してもすぐに見つからず、結局、私がヘルパーとして働きます。
ケアマネジャーからサービス担当者会議の開催があるから土曜日に病院に集合がかかれば、それに参加しに行きます。平日でも、仕事が終わった後に緊急時の連絡が利用者ご家族から入れば、直ぐに利用者宅に出向くこともあります。
そして、月末ごろには国保連に実績を出さなくてはいけないので、その間は事務作業が増えて、さらに仕事は忙しいです。介護の職場にもいろいろありますが、この職種は特に忙しいです。
サービス提供責任者の仕事は、常勤なので、正規雇用が多いようです。所属しているヘルパーさんたちは全員がパートさんです。
私の事業所に勤務するヘルパーさんたちは1週間に2,3日勤務の人が多いです。職場にはサービス提供責任者が2人いますが、私たちは2人とも平日勤務で勤務時間は8時15分から17時15分。
でも、ほとんど残業と休日出勤ばかりで、土日にヘルパーさんの代わりに訪問介護に入ったり、契約に行ったり毎週していて、気付いたら2週間出勤といったこともありました。
さらに、研修が入ると、さらに忙しさが増します。在宅のパートで働くヘルパーさんよりかは、給料や待遇面は格段いいのですが、責任は重い上に仕事は大変です。
介護保険の知識が得られますし、在宅介護のことやヘルパーさんたちの仕事のこともよくわかります。そして、介護ビジネスをされたい人にも、この仕事を目指すのはいい勉強になります。
自分の地域の介護業界がどんなものか分かりますし、マネージメントや介護保険関係の事務など、いろいろな仕事が任されるので、毎日が忙しくて大変ではありますが、この仕事を経験されると、とても勉強になると思います。
私の場合は、施設を定年退職してからこの仕事に就きました。年齢に関係なく長く働ける仕事に就けたことにとても感謝しています。
ヘルパーさんたちのほとんどが、主婦のパートさんです。中には、70歳のヘルパーさんもおられます。若いヘルパーさんで、これから介護福祉士を目指している人もおられます。幅広い世代の仲間とともに、社会貢献できるすばらしい仕事です。