助産師の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
助産師を目指すきっかけで多いものは?
もともと看護師を目指していた人が、看護学校や看護大学に入学し、その先に助産師という目標を掲げることがあります。
一方、助産師は社会人になってから、転職で志す人が多いのも特徴です。
自身のお産の際に寄り添ってくれた助産師の姿に感銘を受けたり、看護師の勉強をするうちに、やはり産科で赤ちゃんの誕生に関わりたいと思うようになる人など、さまざまな志望動機があります。
もちろん、高校生くらいの時から助産師にあこがれて、この道一本で目指す人もいます。
「人の役に立ちたい」「命の誕生に立ち会いたい」といったモチベーションが、助産師を目指すきっかけになることが多いようです。
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助産師の志望動機の考え方
助産師の志望動機としてよく聞かれるのは、「母子に寄り添い、よりよいお産の手助けがしたい」「命の誕生に立ち会いたい」といった内容です。
助産師は、密接に妊産婦やその家族と関わるため、面接では人間性や志望動機が重要視される傾向にあります。
助産師を目指す志や意識の高さ、助産師には欠かせない思いやりやコミュニケーション力、また何事にも動じないタフな精神力といった素養を面接でしっかりとPRできれば、よい評価を得られるでしょう。
ここでは、助産師の志望動機の例文を挙げていきます。
「生命の誕生に立ち会えることが大きな魅力だと感じた」
もともとは看護師にも興味がありましたが、お産のプロフェッショナルとして知識・技術を身につけたいという思いが強く、助産師になることを決心しました。
現場に入ってからも産科の専門家として勉強を積み重ね、医療チームに貢献し、妊産婦さんの大切な出産という出来事に寄り添い、役立てるよう研鑽を積んでいきたいと思います。」
「助産師という仕事そのものに憧れた」
不安な出産の中で、陣痛が始まっても「大丈夫大丈夫」と励まし、腰をさすり続けてくれた助産師さんの笑顔で何度も勇気をもらい、無事出産することができました。
産後もいつも明るく疑問に答えてもらい、助産師さんの存在に感謝するとともに、助産師の力や可能性を強く感じました。
私も、彼女たちのように出産に臨む妊婦さんたちの力になりたいと思い、助産師になることを決意しました。」
助産師の面接で聞かれること・注意点
助産師の面接試験では、志望動機やモチベーション、人柄や適性などを厳しくチェックされると考えておきましょう。
また、助産師は医療職であるため、清潔感があるかどうか、態度が高圧的で親しみが持てない人柄ではないか、命を任せられると患者が感じるかどうかなど、第一印象が重視されます。
こうしたことも踏まえて、面接では礼儀正しい挨拶や清潔感のある身なりは当然のこと、ハキハキした話し方や笑顔、明るさにも気を付けましょう。
医療従事者としてどうあるべきか、しっかりと自分自身で考えて面接に臨むことが大切です。
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助産師の自己PRのポイント
直接妊産婦と関わる助産師には、コミュニケーション能力が求められます。
面接では、聞かれたことに対して簡潔にわかりやすく説明する努力を惜しまないようにしましょう。
あらかじめ、聞かれると想定される質問を整理し、答えを検討しておくことも対策として有効です。
配属の希望について
助産師の面接で聞かれることとして、配属の話があります。
助産師免許を取得して最初に就職する先としては、総合病院を選ぶ人がほとんどでしょう。
そのときに、最初は他の部署を経験させてから、産科への配属となることもあります。
助産師が他科に看護師として配属された場合、産科では経験できないような看護技術を経験でき、緊急時の対応、外科的な処置を学ぶことができます。
そこでの経験は、助産師として働くようになってから必ず役に立つはずです。
もし、産科以外の中で選択するならば、慢性期の病棟よりも、急性期の病棟やNICU(新生児集中治療室)などを希望すると、キャリアとして、より産科と結びつきやすいです。
仕事の継続について
面接では「今後、結婚や出産となった場合に仕事を続けますか?」と聞かれる可能性もあります。
そんなときは、迷わず「仕事は続けたい」とアピールしたほうが、よい印象を与えられます。
大きい病院は、産休や育児休業制度が整っていることが多いため、家庭と両立させながら、仕事を続けていくことは十分可能です。
福利厚生をよく調べてから就職試験を受け、そういった制度を利用しながら仕事を続ける意思を伝えましょう。
人間関係について
助産師が働くのは女性中心の職場であり、人間関係に悩んでしまう人もいます。
そのため、仲間とうまくいかない場合に、どのように対処するかということを面接で判断されることがあります。
悩んだときは同期や近い先輩に相談し、一人で悩まないことが仕事を続ける秘訣です。
仲間を大切にするという姿勢を伝え、今までの人生の中でもそのようにして乗り越えてきたことを伝えましょう。
病院側は、優れた能力の人材が欲しいと思っていますが、それ以上に「仕事を続けてくれる人」を望んでいます。
簡単には辞めないという強い意志を見せることも大切です。
助産師の履歴書で気をつけるべきことは?
助産師は実務において事務作業に携わることもありますし、人の目に触れる書類を作る場合も少なくありません。
医療従事者として、また社会人として常識レベルの一般常識・マナーは求められます。
そのため、履歴書や封筒の表書きなどの基本的な社会人スキル・常識レベルなどに不安があると、その時点で大きく減点されてしまう可能性があります。
文字を書くときも気を抜かず、読まれることを意識して書くようにしましょう。