ファッションデザイナーに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
どのような職業でもそうですが、ファッションデザイナーを志すにあたって気になるのは、自分がパタンナーに向いているのかということでしょう。
本記事では、ファッションデザイナーに向いている性格や必要なスキル、反対に向いていないのはどんな人かを紹介します。
ファッションデザイナーに向いている性格・適性
何よりもファッションが好き
ファッションデザイナーには、まず何よりもファッションが好きな人が向いています。
自ら服を作ってみたり、さまざまなコーディネートを試してみたり、ファッションの歴史やブランドの成り立ちについて調べてみたりするなど、さまざまな角度から興味を持って実際に調べたり体感したりすることが大切です。
ファッションデザイナーは世間がどのようなファッションを求めているか、どのようなものが流行するかを考える仕事です。
まずは自らが誰よりも楽しむ気持ちを持つことが大切だといえるでしょう。
時代の雰囲気に敏感なセンス
ファッションデザイナーは人の望む、または人が喜ぶ衣服をデザインする仕事です。
そのため、人々がどのようなものを求めているのか、人々がどのような気持ちでいるのかを敏感に感じるセンスが必要です。
現在日本は不況の中にあるためリーズナブルで高品質なものが好まれます。
一部のLGBTQ+や性別違和に悩む人、単に性別にとらわれずにファッションを楽しみたい人などにはユニセックスなデザインの服が人気です。
環境問題の深刻化を受けて、リサイクル生地を使用したエコな素材の服が注目を集めています。
このように、世間や時代が求める衣服とはどのようなものかを感じてデザインするには、広い視野と知識・情報が必要です。
自分な好きなものだけに目を向けるのではなく、幅広くさまざまなものごとに目を向ける姿勢が求められます。
20代で正社員への就職・転職
ファッションデザイナーに必要なスキル・能力
協調性・コミュニケーション能力
独立しているファッションデザイナーの中には、自分で企画からデザイン、縫製、販売までする人もいます。
しかし、大抵のファッションデザイナーは企業に所属し、多くのスタッフと一緒に仕事をします。
ファッションデザイナーは流行を先取りするデザインを企画し、素材や製作の工程などを考えます。
それと同時に型紙をつくるパタンナーなどのスタッフが動きますし、実際に服を売りだす営業担当やそれを宣伝する広報担当、工場での縫製担当など多くの人が服作りに関わります。
ファッションデザイナーは、そうした多くのスタッフとコミュニケーションを取る能力が必要となります。
専門的な知識と技術
ファッションデザイナーは衣服に関する専門的な知識や技術も必要です。
たとえば流行やブランドの歴史などもそうです。
数十年前に流行ったものがまた流行するといったように、繰り返される流行の歴史や背景を知っていることは大切です。
ただ目の前のデザイン画と向き合うだけでなく、こうしたファッションの知識や最新情報を常に学び続ける探求心が求められます。
ファッションデザイナーに向いていないのはどんな人?
ファッションデザイナーというと、鉛筆を持って紙に向かうイメージを持つ人も多いと思いますが、現在ではほとんどがパソコンのデザインソフトを使ってデザイン画を仕上げています。
実際にアパレルメーカーへ就職する際もパソコンスキルを問われることが多くなっているので、パソコンに苦手意識を持っている人は早めに克服しておくとよいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ファッションデザイナーの適性のまとめ
ファッションデザイナーには、まず何よりもファッションが好きな人が向いています。
服を作る作業の中枢を担う以上、型紙だけでなく素材や縫製などに対する幅広い知識が求められますし、最新情報を含めさまざまなことを常に吸収しようとする姿勢も必要です。
世間や時代が求める衣服とはどのようなものかを感じてデザインするためには、自分な好きなものだけでなく、幅広くさまざまなものごとに目を向ける姿勢が求められます。
さらに、縫製や編み立てなどの現場で働くスタッフとの関係を円滑にするコミュニケーション能力は必須のスキルです。
技術面で言えば、これからファッションデザイナーを目指す人にはPCスキルは必須ですから、苦手意識は早めに克服することをおすすめします。