DTPデザイナーの1日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

夜型の生活の人が多い

DTPデザイナーは、おもに広告代理店や印刷会社、制作会社などに勤務しています。

フルタイムで働く場合は、朝から夕方頃までが勤務時間となりますが、つねに締切に追われるために夜遅くまで残って仕事をしている人も多いようです。

しかし、ほとんどの企業では出社時間の調整や代休を取るなどにより、激務になりすぎないように工夫しています。

また、柔軟な発想力が必要とされる「クリエイター」に分類される仕事であるために、勤務中に仮眠を取ったり、散歩に出かけたりといった自由が認められている会社も多いようです。

全体としては夜型の傾向が強く、朝はややゆっくりめにスタートする職場もあります。

また、フリーランスで働く場合には会社に出勤するわけではないため、1日の時間の使い方は人によって大きく変わってきます。

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制作会社に勤めるDTPデザイナーのある1日

9:45 出勤
始業時間は10時なので、通勤ラッシュを避けて落ち着いて出勤しています。
10:00 ミーティング
プロジェクトチームで、作業の進捗状況や今後の予定について簡単に打ち合わせをします。
11:00 チラシのデザイン
今日から新規の仕事が始まりました。

アートディレクターから指示を受けて、ポスターのデザインを進めていきます。

13:00 休憩
昼休憩は作業の合間を縫って、好きな時間にとることができます。

オフィス近くの飲食店へランチを食べに行きます。

14:00 修正作業
先日提出したデザインについてディレクターから修正指示が入ったため、優先的に対応します。
15:00 企画会議
新規案件についての会議に出席します。

営業、プロデューサー、アートディレクターなども同席します。

16:30 デザイン
再びデザインを進めていきます。

同時進行で複数の案件を抱えることもあるため、それぞれのスケジュールをよく確認し、提出が遅れないように気を付けます。

18:00 小休憩
ずっとパソコンに向かっての作業となるため、リフレッシュのために外の空気を吸って小休憩します。
18:30 再びデザイン
いくつかの案件の締切が近いため、できるところまでデザインを進めていきます。
22:00 退社
余裕がある時期はさほど残業をせずに帰りますが、この日は比較的遅くまで残りました。
23:30 勉強
デザイン関連の雑誌を読んだり、インターネットを使ってさまざまなデザインに触れていきます。

日ごろから自分のセンスや感性を磨き、アイデアの引き出しを増やしておくことが重要です。

休日

DTPデザイナーの休日は、土・日曜日を休みとする完全週休2日制のところが多くなっています。

しかし、決められた休日にどの程度きちんと休めるかどうかは、勤務先の体制や、その時々に抱えている案件の進捗状況によってもだいぶ変わってくるでしょう。

納期前の追い込み時期や、急な修正依頼が入った場合などは、休日出勤もやむを得ない状況になります。

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勤務先によって忙しさは大きく変わってくる

DTPデザイナーはハードワークといわれることが多いですが、締切ありきの仕事である以上、どのような会社で働くにしても、ある程度の忙しさは覚悟しておいたほうがよいかもしれません。

しかし、ひとつのプロジェクトが落ち着いたら連休を取れる会社もありますし、業務がスムーズに終わった日は定時上がりをしている人もいます。

なお、DTPデザイナーは勤務時間以外でも、街中で見た広告のデザインについて検討したり、デザイン本を見て勉強したり、美術館やアート展に出かけたりといったことを通してセンスを磨こうとする人も多くいます。

こうしたさまざまな経験が糧になり、次のデザインワークに生かされていくでしょう。

仕事とプライベートにあいまいな部分があるのも、この職種の特徴だといえるでしょう。