美術学部卒業生の体験談・就職先まとめ

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名古屋芸術大学 デザイン学部 デザイン学科卒業生の体験談・口コミ

デザイン学科を目指した理由

高校でも美術を習っていて、将来はデザインの仕事に就きたいと思ったからです。

私の学校には美術学部という学部もありましたが、絵画とか彫刻とかで生計を立てるより会社に入って安定した収入を得たいと思っていたので、デザイン学部の方を受験しました。

デザイン学科で学んだこと・役に立っていること

デザイン学部デザイン学科では、デザインに関する知識やデザイン史、技術などさまざまなことを学びました。

具体的には、Photoshop&Illustratorの基本的な操作方法やそれを用いた紙媒体の作り方、製本技術、動画の作成の方法、プレゼンテーション用の効果的な資料の作成方法を学びました。

他にも、考え方や見識を広めるために国際的な文化や日本の文化について学ぶなど、ユニークな授業や一般知識を得る学習もしました。

今はパソコンを使って仕事をしていますが、実践的な経験や技術を習得できたおかげで技術面では困ることなく仕事ができています。

デザイン学科の雰囲気

デザイン学部は圧倒的に女性が多かったです。

コースにもよりますが比較的緩やかな雰囲気で、漫画やアニメや小説、舞台など似たような趣味を持つ子たちが非常に多かったように思います。(こういう世界に入るきっかけとなりやすいので、必然的に趣味が似通います。)

生徒は、将来絶対にデザインの仕事に就く!と明確な目標がある子と、なんとなくこの学校に入った子とでは課題の仕方や授業の受け方に差がありました。

課題量の多い学部なので、中途半端な子は挫折しやすい反面、しっかりと学びたい子は非常に意欲的でした。

デザイン学科の楽しかったところ

自分だけの作品が制作できたことです!

学内には、作品を制作するための工房も沢山あり、普段は触れないような材質でものづくりをするのは楽しかったです。

また、2年生から製本技術について学びましたが、パソコンで一から誌面をデザインして印刷した後製本して、一冊の本ができ上がった時はすごく感動しました!

学年を重ねるごとに、デザインの技術や本自体のクオリティが上がっているのを感じたのも嬉しかったです。

デザイン学科のつらかった・大変だったところ

デザイン学部はとにかく課題の量がたくさんあり、時間に余裕を持って制作しなければいけなかったことは大変でした。

時には徹夜で作品を制作することもありました。

デザイン学部は課題も作品制作が中心なので、一般の授業のレポート作成やアルバイトなどと並行して進めていかなければならないのがつらかったです。

デザイン学科の卒業後の就職先・進路

デザインを学ぶ学部なので、就職先はやはり広告代理店や書籍や映像に関する会社、プロダクト方面の会社など、デザインに関連する会社に就職する子が多いです。

私もデザインに関連する会社に就職しました。

中には大学院に進学して更に勉強をする子や、学生のうちに教員免許を習得して、美術の教師になる子もいます。

卒業後の所感・メッセージ

将来デザインの仕事に関わる上で大切な知識や技術が、デザイン学部ではたくさん学ぶことができました!

真剣に学べば、すべての学習が将来につながると言っても過言ではないほど、さまざまな技術が習得できます。

デザイン以外の仕事につく場合は、他の学部の子達に比べて知識が見劣りすることもありますが・・・。

高校生のみなさん、一度将来なりたい自分をじっくりと浮かべてみてください。

その中で、芸術方面の仕事やものづくりの仕事がしたい!と強く思った方は、デザイン学部で学ぶのをお勧めします。

4年間すべてを使って、専門的で実践的な技術を学べるので、より将来の夢に近づくことができます!

ただし、反面4年間をデザインの勉強に使うので、他の学部と比べると学べないことも数多くあり、将来の選択肢の幅は確実に狭まります。

「本気でこの世界に入りたい!」と思っている子じゃないとかえって危険なので、しっかりと考えてからこの学部を選択するようにしましょう!

地方私立美大 美術 インテリアデザイン卒業生の体験談・口コミ

インテリアデザインを目指した理由

高校の頃から普通科美術形のクラスに通っていたので、進学は自ずと美大になりました。

本音を言えば、美大以外の大学への進学が難しかったため。

流れで美大進学になりましたが、子供の頃からきれいな建物や素敵なお家、インテリアに興味があったので、その学部がある大学を選びました。

インテリアデザインで学んだこと・役に立っていること

学んだことは、メインはインテリアデザインを始め、建築の勉強もありました。

また、仏教美術史や海外美術史、デザイン画の作品作りです。

今役立っていることは、そのとき学んだ建築に興味が湧き、卒業後は建築の専門学校へ行き直して、現在も建築設計事務所で設計の仕事をしています。

インテリアデザインの雰囲気

圧倒的に女子が多かったです。

男子学生は2割弱程度。

雰囲気としては、マイペースで自己完結型の人が多かったと思います。

これは美術の先生が言われてた事ですが、美術系の生徒は年代によってパターンが別れるそうです。

クラスみんなで集まって大きな一つの物を作り上げようとする年代と、全く自己完結型で各々が個々に作品を作る年代に。

私の時は後者でした。

インテリアデザインの楽しかったところ

とにかく気楽でした。

みんな自分のやりたいようにやっているので、周りに気を使わなくて済む人間関係でした。

また、作品作りの際などは自分には出せないアイデアが周りから発表されるので、とても悔しい思いをしながら楽しく学べました。

インテリアデザインのつらかった・大変だったところ

美大は学費が掛かります。

医大の次に学費が掛かるのが美大と言われています。

授業料の他、カラー写真が多用される教科書と画材にお金が掛かります。

そして、作品作りや卒業制作となると、学校でしか作業できない場合が多いので(画材や作品を持ち歩いてカフェで作業とはいかないため)、学校に入り浸る羽目になったりします。

インテリアデザインの卒業後の就職先・進路

やはり建築を合わせて学んだので、建築設計事務所や工務店、ハウスメーカーへの就職が多かったです。

ただし、建築関係は男社会なので、女性で設計事務所に入るのは結構みんな苦労していました。(最近はそうでもないですが。特に大手の設計事務所は女性の設計士が近年かなり多いです。)

卒業後の所感・メッセージ

良い意味で、美大系はやはり個人プレーな人が多いので、集団行動が苦手な人には向いてると思います。(私がそうなので)

美大に行っても将来役に立たない、と思われそうですが、画家になって食べていくとかは難しいけど、続けていればそれなりに方向性はあります。(教師、デザイナー、Web関連、インテリアなど)

ただ、自分の事を振り返ると建築を勉強するなら、工学部建築学科に行くべきだったとおもっています。

私立美大 美術学部 絵画学科油画専攻卒業生の体験談・口コミ

絵画学科油画専攻を目指した理由

小さい頃から絵を描くのが好きで、中学生の時に油絵の具を触って楽しいと思ったのがきっかけです。

その後進学の時期になった際、油画科は油画のみではないことを知りましたが、色々見た結果やはり絵画表現としての油画に興味があったため、絵画学科油画専攻を志望しました。

絵画学科油画専攻で学んだこと・役に立っていること

現在フリーランスでデザインの仕事をしながら絵を描いているのですが、絵の方はもちろん、デザインの方にも絵画学科で学んだことは活かされています。

構図などの美術的な感性を始め、共同制作などを通じて学んだ他者とのイメージ共有の仕方も現在はクライアントとのイメージ共有に活かされています。

絵画学科油画専攻の雰囲気

学生の性格はさまざまですが、同じ絵画学科の日本画専攻と比べても、良くも悪くも枠に囚われない人が多いです。

女性の割合が高いのもあってか世間一般のイメージよりは穏やかな雰囲気です。

絵画学科油画専攻の楽しかったところ

高校までは高校の勉強などがあったので、それらから解放されてほぼ一日中絵のことに没頭できたのが個人的に一番楽しかったです。

絵のために色々なものを吸収して、色々構想を練って、アウトプットする生活が楽しかったのかもしれません。

絵画学科油画専攻のつらかった・大変だったところ

日本画よりも縛りがなく本当に自由なので、「自分の表現」を探すのにもかなり色んなことを試してみる必要があり、その中で自分を見失ったり、絵のことについて毎日考えているうちに分からなくなったりしたのがつらかったです。

また、最近は物申す人が増えてきましたが、教授によっては講評に人格否定やパワハラ気味の発言が入ることもあります。

絵画学科油画専攻の卒業後の就職先・進路

私はそこそこ安定した生活を送りながらも絵を続けたいのでフリーのデザイナーと画家を掛け持ちしていますが、同じ安定でも美術の先生という道を取る人もいました。

大学院への進学、美術の先生、画家一本で頑張る人、広告代理店に就職する人などがメジャーですが、最近はゲーム系の会社に就職する人が増えてきたように感じます。

募集要項で美大出身者を歓迎している会社が多いので、油画に興味がなくてもゲームグラフィックなどに携わりたい方にはお勧めできるかなと思います。

卒業後の所感・メッセージ

自分や絵と向き合うつらさはありますが、やりたいことを好きにできる、自由度では間違いなくトップクラスの学科です。

デザイン程ではありませんが、手に職をつけている扱いなのか、画家一本に拘らなければ意外と卒業後の生活も安定しますので、気軽に入ってもなんとかなります。

もし志望するのであれば、余程の天才でもない限り、よく見て描けるようになるにはある程度訓練が要るのに加え、画材にある程度慣れておく必要があるので、早めの受験対策をお勧めします。

人にもよりますが、1年以上はあった方がいいでしょう。