ケースワーカーのやりがい・楽しさ・魅力
ケースワーカーを志すきっかけは、そのやりがいや仕事内容に惹かれたためだったという人も多いでしょう。
本記事では、ケースワーカーが達成感を得る瞬間やこの仕事の魅力を紹介します。
ケースワーカーのやりがい・楽しさ
人を助ける仕事
ケースワーカーは、人の人生に深く関わる仕事で苦労もたくさんありますが「困っている人を助ける」ことが大きな役割です。
「困っている人を助けたい」「誰かの役に立ちたい」という人は、日々多くのやりがいを感じられる仕事といえるでしょう。
たとえば生活保護受給者の就職が決まり自立したときには、自分のことのようにうれしい気持ちになります。
ケースワーカーを頼ってくる人は、世の中で弱い立場にあり、誰かの助けや支援がないと生活が成り立たない人ばかりです。
こうした人たちに向き合い、自立の道をともに考えることは非常に社会貢献度の高い仕事ですし、自分が誰かの役に立っていることを実感できるでしょう。
相談者と信頼関係を築く
ケースワーカーは、毎日多くの相談者と接します。
最初の面談では緊張していても、何度も会話をしたり訪問したりする中で、少しずつ信頼関係を築いていくことができれば、相手の本音を引き出すことができます。
相談者やその家族が抱える悩みは多岐に渡りますが、とくに生活保護受給の背景には介護や病気、障がい・虐待・育児放棄・DVなど深刻な問題が隠れているケースが多いようです。
ですから、すぐに心を開いて話してくれる相談者は非常に少ないのが現状です。
相談者が本音を話してくれたり、今まで誰にも話せなかった相談事を打ち明けてくれたりしたときは、相手からの信頼を実感し、より仕事に対するモチベーションもアップするでしょう。
20代で正社員への就職・転職
ケースワーカーの魅力
専門知識を生かして働ける
公的機関において地域住民のさまざまな相談にのるケースワーカーには、福祉関連の法律や制度に関する広い知識が求められます。
行政のあらゆることに精通していなければ、適切な制度やサービスを提案することができません。
仕事を始めてからも法律や制度に関することなど覚えることは非常に多いですが、学んでいくうちに自分でできることが少しずつ増え、相談者を助けられる機会も増えていきます。
また、こうして身につけた専門知識は一生ものです。
知識や経験をキャリアアップに生かすこともできるでしょう。
需要の高い仕事
現在の日本では、自分1人では生活が立ち行かない人も非常に多く、ケースワーカーは非常に需要が高まっています。
高齢化が進むことで、介護や医療に関する制度・サービスを利用する人の増加が見込まれます。
さらに老化に伴って病気や障害を抱える人も増えると予想されることから、ケースワーカーの仕事もこれに比例して増加すると考えられます。
ケースワーカーのやりがいのまとめ
ケースワーカーの一番のやりがいは、自分を頼ってきた相談者が問題を解決し、自立することです。
相談者からの信頼を獲得したと感じる瞬間もモチベーションアップにつながるでしょう。
また、福祉関連の法律や制度に関する広い専門知識は一生ものです。
今後もケースワーカーの需要は高まると予想され、これらの知識や経験はキャリアアップ・転職に生かすこともできそうです。