雑誌のカメラマンの仕事内容・なり方
雑誌のカメラマンとは?
カメラマンは、広告、出版、報道、スポーツ、ブライダルなど、さまざまなジャンルで活躍することができます。
そのなかで、雑誌のカメラマンとは、雑誌に載る写真の撮影を専門的に行う人のことを意味しており、作家として表現を突き詰めていく芸術的な写真ではなく、いわゆる「商業写真」を撮影します。
「雑誌」にもいろいろなものがありますが、最もわかりやすいのはファッション誌でしょう。
ファッション誌担当のカメラマンになると、最新のファッションに身を包んだモデルの撮影をし、商品を魅力的に見せながら、モデルたちを美しく撮影します。
また、いわゆる「ブツ撮り」といって、商品のみを単体で撮影することもあります。
これらはスタジオでの撮影が中心となりますが、インタビューやイベントに同行して撮影を行うこともあります。
20代で正社員への就職・転職
雑誌のカメラマンになるには
雑誌を専門にするカメラマンは、出版社や編集プロダクションなどの社員やアルバイトとして働くか、フリーランスで活動をするかの大きく2通りに分けられます。
出版社の従業員として働くカメラマンよりも、フリーランスのカメラマンのほうが圧倒的に多いとされています。
雑誌のカメラマンの仕事は、編集プロダクションなどの求人情報に掲載されることもありますが、業界内での紹介や人脈で成り立っている部分もあります。
まずはカメラマンのアシスタントなどとして経験を積み、地道に仕事を見つけていく努力が必要になるかもしれません。
なお、雑誌の撮影現場では、編集者やライターなど他の制作スタッフと一緒に仕事をすることが多いことが特徴です。
雑誌の分野では女性も比較的多く活躍しているため、現場は華やかな雰囲気に包まれることもありますが、スケジュールがタイトな場合などはピリピリとした空間で撮影を進めます。
雑誌のカメラマンに必要なスキル・求められること
雑誌の撮影現場では、モデルや編集者をはじめ、他の人たちと協力しながら仕事を進めていきます。
そのため、人間関係を良好に築けるかどうかが非常に重要なポイントとなります。
もしモデルを撮影する場合には、モデルの緊張を解き、自然な表情を引き出せるかどうかもカメラマンの腕の見せどころとなります。
初対面の人とでもすぐ打ち解けられたリ、人の心にすっと入り込めるような人は、現場でもうまく立ち回れるようです。
とくにフリーランスになると、撮影技術はもちろんですが、どれだけ周囲の人に愛される存在になれるかといったことが仕事を続けていくポイントにもなります。
これに加えて、最近ではデジタルデータでの納品が基本となるため、パソコンや画像編集ソフトを扱うスキルも求められてきます。