カメラマンは独学でなれる? どんな勉強が必要?
カメラマンを独学で目指す人はいる?
カメラマンになるために、決まった道筋はありません。
趣味で長年カメラに触っているうちに撮影が上達し、そのままカメラマンを目指す人もいれば、高校を出てすぐ写真の専門学校に通い、卒業後に就職をしてカメラマンとして働くといった人もいます。
また、プロのカメラマンのアシスタントになり、現場で一から技術を身につけていくケースもあります。
カメラマンになるための道のりは人によってさまざまで、決まった勉強を必ずしなくてはならないということもありません。
カメラマンを目指す人のための学校はたくさんありますが、どうしても費用と時間がかかります。
「できることなら独学で…」と考えている人は、意外と多いのではないでしょうか。
プロのカメラマンの意見はさまざまで、「学校できちんと基礎から学ぶべき」という人もいれば、「自分は独学でも何とかできた」という人もいます。
ここでひとつポイントとなるのは、単純にカメラの扱い方や写真の知識だけだったら、独学でも学べるということです。
カメラ・写真に関する本や雑誌はたくさんありますし、インターネットで情報を探すことも容易です。
一方、「何を撮るか?」「どう撮るか?」といった、より個人の感性が生かされる部分は、教わるだけではどうにもならない部分もあります。
結局は自分でセンスを磨き、頭を使って考えるしかありません。
そして学校を出たからといって、全員がカメラマンになれるわけでもないという現実があります。
このように考えていくと、独学でもやりようによってはカメラマンになれる知識と技術を身につけることは可能でしょう。
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独学のメリット
独学の最大のメリットは、自分のペースで、あまりお金をかけずに勉強をすることができる点です。
たとえば別の仕事やアルバイトをしながらでも、時間を上手にやりくりすれば、カメラマンになるための基礎的なことを自分で学ぶことは可能です。
しかし、独学でしっかりと知識と技術が身に付いても、自分が撮った写真を誰かに見てもらわなければ、一向に仕事はもらえません。
たとえば、撮影した写真をファイリングして作品集を作り営業活動をしたり、ポストカードにしていろいろなお店に置いてもらったりといった、さまざまな努力をしていく必要があります。
それと同時に、未経験でもアシスタントとして採用してくれるカメラマンやスタジオを探して、現場経験を積んでいくことも必要となります。
独学のデメリット
学校などで誰かに教わることの大きなメリットは、自分が撮影した写真について指摘してもらったり、アドバイスがもらえたりすることにあります。
独学で伸び悩んでしまう人が多いのは、自分の中だけで「どうにかしなければ」と、進むべき方向が見えなくなってしまうことに原因があるように思われます。
また、学校などで基礎からしっかりと教わることで、より応用力がつきやすいという意見もあります。
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カメラマンになるために勉強すること
勉強すべきことはたくさんある
カメラマンとして生きていくのであれば、何はともあれ最低限の撮影技術を身につけなくてはなりません。
写真は絵画や音楽などと同じく絶対的な正解のないものだからこそ、自分なりに「どう撮りたいのか」といったことを考え続けていく必要もあります。
撮りたいものを思うように撮るためには、やはり知識と技術が必要になります。
優等生や成績優秀である必要はありませんが、写真やカメラについての情熱を持ち続け、日々探究していく気持ちが不可欠だといえます。
撮影技術
カメラマンになるためには、使う機材についてよく知っておかなくてはなりません。
カメラ本体やレンズのしくみをはじめ、ストロボ、三脚、レフ版といった撮影時に使う機材についても、きちんと理解しておくことが大切です。
また、撮影に大きな影響をおよぼすのが照明(ライティング)です。
光をどう当てればどのように写るのかといったことを、理論だけではなく実践も通して身につけていきます。
これは一朝一夕で習得できるわけではなく、さまざまなシーン、さまざまな状況下で何度も撮影をし、失敗を繰り返しながら学びます。
また、最近ではデジタル撮影が一般的となっているため、撮影後の画像のレタッチや編集、さらにプリントについての学びも深めておいたほうがよいでしょう。
また、写真の歴史や表現手法、構図、色彩学など、さまざまな知識を得ておくと役立つときがくるでしょう。
表現力
カメラマンは、技術と同時に感性やセンス、表現力も必要な仕事です。
同じ目の前にあるものを、どう切り取るのか。
それは、カメラマン自身の個性や価値観がおおいに表れるところでもあります。
そのため、カメラマンは普段から美的感覚を磨いておくことが大切です。
確かな技術とオリジナリティある写真を撮れるようになれば、活躍の幅がグッと広がっていくでしょう。