アロマセラピストのやりがい・楽しさ・魅力
アロマセラピストのやりがい・楽しさ
人を癒し喜んでもらえる
アロマセラピストはお客さまを癒し、元気を取り戻してもらうのが仕事です。
緊張感や疲れ、落ち込んだ気持ちなど、それぞれの人によって悩みは異なります。
しかもその原因は一つではなく、多くの要因が複雑に絡み合っているものです。
そんなお客さまの話をじっくり聞き、香りの好みを把握した上で、最適なエッセンシャルオイルを選んだり、場合によっては複数の精油を調合したりします。
アロマサロンなどの場合は、実際にお客さまの身体に触れてリラクゼーションの施術も行うこともあり、だんだん心や身体がほぐれてくる様子が感じられることもあるのが魅力です。
来店時は暗い表情だった人が、「疲れが取れた」「身体が軽くなった」と言って喜んで帰る姿を見るときが、アロマセラピストが最もやりがいを感じる瞬間だといえるでしょう。
好きなことを仕事にできる
アロマセラピストは、よい香りやアロマテラピーに魅力を感じて目指した人が多いです。
そのため好きなことを仕事をできること自体がとても楽しく、知識や経験を身につけてお客さまに喜んでもらえるほど、大きなやりがいを感じられるでしょう。
好きな気持ちがモチベーションとなるため、実力をつけることに前向きな努力ができるはずです。
ステップアップして手応えを感じられる
アロマセラピストは、ステップアップするごとに手応えが感じられます。
たとえば資格には民間のものではありますが、知識と実力を積むほどに、上の資格取得へ挑戦することが可能です。
アロマテラピー検定
日本でもっとも多くの人が挑戦している、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)の「アロマテラピー検定」を例にあげてみましょう。
まず、初心者向けの「アロマテラピー検定」に合格すると、「アロマテラピーに詳しい人」という証明になります。
アロマテラピー検定は2級と1級がありますが、1級に合格すると同時に「アロマテラピーアドバイザー」の受験資格を得ることが可能です。
こちらはプロフェッショナルとしてお客さまに商品を販売したり、安全なアロマテラピーをアドバイスできる実力が認められる資格です。
アロマテラピーアドバイザーの上位資格
「アロマテラピーアドバイザー」に合格すると、「アロマテラピーインストラクター」「アロマセラピスト」「アロマブレンドデザイナー」「アロマハンドセラピスト」の4つの受験資格が得られます。
このように、努力によって上位の資格や高待遇にステップアップでき、自分の手ごたえを感じることができるのも、アロマセラピストにとってやりがいの一つといえるでしょう。
参考:日本アロマ環境協会(AEAJ) 検定試験資格について
アロマセラピストの仕事内容
20代で正社員への就職・転職
アロマセラピストの魅力
実力次第で高待遇が期待できる
アロマセラピストは、実力次第で高待遇が期待できることも魅力です。
多くのアロマセラピストの職場では、給料や評価は勤務年数や経験年数によって決まるわけではなく、リピーターをたくさん獲得できた人が収入アップや昇格を目指すことができます。
そのため日々の仕事の中で、アロマテラピーの知識を身につけ、トリートメント技術やサービスを向上させることができれば、経験が浅くても高待遇が期待できるのです。
実力がつけばお客さまにも喜んでもらえ、自分自身の活躍の幅も広げることができるのが魅力でしょう。
独立・開業を目指せる
アロマセラピストは、将来的に独立・開業を目指すことができるのも魅力です。
最初はサロンや企業、店舗などで働いて知識や技術を身につけることになりますが、中には「自分のサロンを開きたい」「自分らしく働きたい」と考えている人もいます。
実力勝負の世界なので、リピーターのお客さまが増えるほど高収入を得ることもできるでしょう。
独立・開業するには豪華なサロンをオープンさせなくても、部屋の1室でのトリートメントや出張サービスを行うなど、小規模から始める方法もあります。
キャリアをバリバリ磨きたい人はもちろん、家事や子育てと両立して空いている時間だけ働くなど、フレキシブルな働き方も可能です。
自分の理想のサロンや、アロマセラピストとしての働き方が実現できるのが大きな魅力といえます。
予防医学を実践できる
アロマテラピーは病気になってから治療をする西洋医学とは違い、病気を予防するための「予防医学」です。
薬のように即効性のある効果はありませんが、精油は穏やかな働きで心や身体の健康を保つのに役立ちます。
たとえばリラックス系のアロマの香りが精神を安定させたり、呼吸器系に効く精油がのどの痛みや咳を和らげたりするなど、アロマオイルには暮らしに役立つ効果がたくさんあるのです。
アロマセラピストとして予防医学の知識を豊富に持っていれば、仕事でお客さまに生かせるだけでなく、自分自身で予防医学を実践できることも魅力でしょう。