あん摩マッサージ指圧師のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

あん摩マッサージ指圧師は、病院・診療所などで活躍しているため、1日・生活スタイルもさまざまです。

また、独立する人もおり、独立すれば1日の過ごし方や勤務時間もさらに大きく異なってくるといえます。

この記事では、あん摩マッサージ指圧師の1日・生活スタイルについて解説します。

あん摩マッサージ指圧師の業務スケジュール

あん摩マッサージ指圧師は、

  • 病院
  • 診療所
  • 治療院
  • マッサージ店
  • 介護施設
  • スポーツ
  • 美容関連施設

など、多様な場所で活躍しています。

あん摩マッサージ指圧師は、総合病院や個人の治療院などに就職して勤務するばかりでなく、独立して働く人もいます。

たとえば、

  • 自分で治療院を開業
  • 予約制の出張マッサージ
  • スポーツや美容専門のあん摩マッサージ指圧師

として個人で活躍する人もいます。

独立するとなれば、1日の過ごし方や勤務時間は、人によってさらに大きく異なってくるといえます。

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治療院で働くあん摩マッサージ指圧師の1日

8:15 出勤
出勤すると、まずは制服に着替えます。

ここでは数人のあん摩マッサージ指圧師が働いているため、他のスタッフにも挨拶をし、院内の清掃やベッドの消毒を念入りに行います。

8:45 朝礼
スタッフ全員でミーティングを行います。

明るい笑顔で患者さんをお迎えできるように、しっかりと声出しも行います。

9:00 診療開始
診療開始時刻になると同時に、患者さんが来院します。

まずは「おはようございます!」と元気な挨拶をし、再来の方には経過を伺いながら、初診の方には問診をしっかりと行い、身体の様子を確認しながら治療をスタートします

平日の午前中は、年配や主婦の患者さんが中心です。

12:30 午前の診療終了
患者さんが多い日は、午前の受付時間終了後も治療が続くことがあります。

患者さんを全員お見送りしてから、スタッフも昼休憩に入ります。

15:00 診療開始
午後の診療を開始します。

夕方になるにつれて学校帰りの学生や、社会人の患者さんも来院されます。

治療の合間には、電話で患者さんから症状に関する相談を受けることもあります。

18:00 午後の診療終了
18:30 片付け・清掃
翌日も患者さんに気持ちよく、安心して来院していただくために、1日の終わりには必ず片付けと清掃をします。

患者さん一人ひとりの顔と名前をしっかりと覚え、信頼関係を築いていくために、スタッフ間で情報交換をします。

19:00 帰宅
患者さんが多い日は少し残業になる場合もありますが、基本的に長時間の残業はありません。

病院で働くあん摩マッサージ指圧師の1日

09:00 出勤
ほかのスタッフと朝礼、清掃などを行います。
09:15 ミーティング
医師看護師などを含めた医療スタッフと一日の流れについて打ち合わせます。

患者さんの施術については間違いのないよう一人ひとりしっかりとチェックを行います。

09:30 施術開始
病院なので午前中に施術が集中しやすく、多忙な時間となります。

医師や看護師と連携しながら施術内容を決め、一人ひとり丁寧に施していきます。

11:30 外来受付終了
12:00 昼食
すべての患者さんを見終わると、スタッフも休憩を取ります。
13:00 事務処理
デスクに戻りカルテを記入したり、施術法を検討したりします。

時間があれば入院患者さんからの相談に乗るなど、院内をまわることもあります。

15:00 研修
院内では定期的に研修が行われ、新しい技術を身に付けたり治療法を勉強したりします。

ときには時間外に外部の研修を受けに行くこともあります。

17:00 ミーティング
夜勤の看護師が出勤してくるため、日中に合ったことを引き継いだり入院患者さんで気になる様子の人の情報を交換したりします。
18:00 業務終了
医師や看護師と比べると残業は少なく、比較的規則的な勤務時間で働けます。

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あん摩マッサージ指圧師の勤務時間

職場の開業時間に合わせた勤務時間

あん摩マッサージ指圧師の勤務時間は、職場によってさまざまです。

病院や診療所に勤務する場合は、病院の診察時間内なので、9:00から18:00くらいの間が一般的です。

デイサービスや介護施設なども、同じような時間が多いでしょう。

各種マッサージ店や治療院の場合は、もう少し遅くまで開いていることもあり、とくに温泉施設内や繁華街にあるお店だと、かなり夜遅くまで営業している場合もあります。

そのようなお店では、シフト制で交代勤務となるのが一般的です。

待機時間があることも

訪問や出張マッサージと呼ばれる形態でつとめる場合は、お客さんからの依頼が来るまでの待機時間が発生します。

ほとんどは会社や事務所で待機することになりますが、中には自宅で待機するところもあるようです。

一般的には待機時間も含めて基本給が設定されています。

また、一日の訪問予定があらかじめ決まっているところもあり、待機時間のない会社もあります。

あん摩マッサージ指圧師の休日

診療所勤務の場合は、

  • 土日の週休二日制が多い
  • 祝日なども休み

になるので、安定したシフトになります。

治療院や他のマッサージ店では、

  • それぞれのお店の運営にもよる
  • 休日に人が集まるような場所にあるお店では、日曜・祝日は営業していることが多い

のが一般的です。

あん摩マッサージ指圧師は、非常に体力を使う仕事のため、週休二日は確保しているところがほとんどです。

一週間の中で、お店の休業日+他に1日を休みに設定しているところが多いでしょう。

就職した場合はある程度規則的な生活スタイルになりますが、独立開業した場合には、より忙しくなるかもしれないことを覚悟しておきましょう。

あん摩マッサージ指圧師の残業

あん摩マッサージ指圧師は、基本的に長時間の残業はありません

ただし、多くの治療院では、「午前」と「午後」の診療時間を分けており、間に昼休みを挟みます。

昼休みは2時間から3時間程度取られていることが多く、休憩時間には外で食事をとり、身体を休められます。

しかし、休憩時間も含めると、鍼灸師は1日の大半を治療院で過ごすことになり、どうしても拘束時間は長くなりがちです。

また、患者さんがいない場合・訪問治療などスタイルで働く場合は、治療院内や事務所内などで待機をしなくてはならず、たとえ仕事をしていなくても職場で過ごす時間が長くなりがちです。

あん摩マッサージ指圧師は忙しい? 激務?

あん摩マッサージ指圧師は勤務先にもよりますが、基本的には激務といわれるような厳しい仕事ではありません

一般的な治療院や病院では予約をとって患者を診るため、1日のスケジュールが立てやすく休憩時間もとれないほど忙しいことはほとんどないでしょう。

ただし、休憩も含めると拘束時間が長くなりがちで、どうしても職場で過ごす時間が長くなってしまうことは覚悟しておきましょう。

あん摩マッサージ指圧師の休日の過ごし方

あん摩マッサージ指圧師の休みは

  • 週に1日から2日と定期的に休みを取れること
  • ほかの仕事と比べると残業や激務になることは少ない

ことから、仕事とプライベートを切り替えて自由に過ごせるようです。

疲労回復目的と自身の勉強もかねて、休日にはさまざまなマッサージを利用する人もいるようです。

「あん摩マッサージ指圧師の1日・生活スタイル」のまとめ

あん摩マッサージ指圧師は、多様な場所で活躍しており、1日の過ごし方や勤務時間は、人によって異なります。

治療院で働く場合も、病院で働く場合も、比較的規則的な勤務時間で働けます。