書店員に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

書店員に向いている性格・適性

本が好きな人

本が好きなことが、書店員に向いている1番の適性です。

多くの書店員は、本が大好きで一定数の読書量があります。

好きな分野や作家は人それぞれですが、自分の専門に関しては、特に多くの雑誌や書籍を読んでいて知識も豊富です。

大きな書店ではそれぞれの担当コーナーに配置されるため、自分の好きな分野や作家に関しては「誰にも負けない!」という自信を持てると、就職後にも生かすことができるでしょう。

リーダーシップがある人

書店員は、リーダーシップがあることも大切です。

正社員として採用される場合は、店舗の経営を任される可能性があるため、好きな書籍や雑誌の担当をするだけではなく、店舗全体を見なければいけません。

アルバイトやパートの教育やシフト管理、店舗の売り上げを伸ばすための経営努力など、人の上に立って仕事をする場面が多くなります。

そのためリーダーシップを持って、店舗をリードする手腕が要求されることもあるということを心に留めておく必要があるでしょう。

好奇心旺盛で探究心がある人

お客さまの中には、プロフェッショナルである書店員に相談して買いたいという人もいるので、好奇心旺盛で探究心があることも求められます。

日頃から読書をすることはもちろん、お客さまの需要をリサーチし、研究することが重要です。

自分の好きな分野はもちろん、好奇心を持って幅広く読書をし、ほかの人に語れる水準まで持っていくとよいでしょう。

書店員になるには

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書店員に必要なスキル・能力

コミュニケーション力

書店員の業務の中心は接客となるため、コミュニケーション力が求められます。

会計はもちろん、取り寄せの対応や質問への応対、店内の案内など、お客さまからのニーズは多岐にわたるため、人と接することが好きな人が向いているでしょう。

自分の勧めたい書籍・雑誌についてお客さまと話す機会もあるので、「買いたい」と思ってもらえるような話ができるように、日々接客のスキルを磨くことが必要です。

体力

文化系のイメージが強い書店員ですが、1日のほとんどが立ち通しの仕事のため、体力がなくては務まりません。

書籍・雑誌の開梱作業から陳列、整理など体力を要求される場面が、実は多いのです。

情報収集力

書店員は常にアンテナをはり、幅広い情報収集力があることも求められます。

テレビや新聞で紹介された本や、流行のダイエット、映画化・ドラマ化される小説、人気の芸能人の写真集など、世の中のトレンドや話題をいち早くキャッチすることが、売れる本の見極めに大切です。

また書店では雑誌から小説、ビジネス本、漫画まで幅広い商材を扱っていますが、どんなお客さまからの問い合わせにも対応しなければいけないため、広い知識が役立ちます。

デザインセンス

書店で欠かせないPOP作りには、デザインセンスが役立てられるでしょう。

必ずしも必要なスキルではなく、仕事をしながら身につけることもできますが、ものづくりが好きな人、絵が得意な人、文字がきれいな人は得意分野を発揮することができます。

書店員に向いていないのはどんな人?

書店員に向いていないのは、人と接するのが苦手な人でしょう。

書店員の仕事の大半は接客で、お客さまとの関わりは不可欠なので、人と話すことにも慣れておくことが大切です。

家族や友人との会話の機会を増やしたり、訪れたショップや書店の店員さんと話してみたり、初対面の人と気軽に話せるスキルを身につけておくと気持ちも楽になるでしょう。

また体力に自信がない人も、書店員としてデビューしてから仕事が大変に感じてしまうかもしれません。

今のうちから近距離なら徒歩、電車やバスでは立つなどの、ちょっとした日常のトレーニングをしておくとよいでしょう。

腰痛に悩んでしまう人も多いため、ダンボールいっぱいの本を持ち運ぶことも想定して、重い荷物を運ぶための筋力アップもしておくと安心です。