青年海外協力隊員の住居
青年海外協力隊員は、基本的に1人暮らしができます。アパートの一室から、一戸建ての家まで、国によって住居の形態はさまざまです。
通勤に便利な住居を、JICAが斡旋してくれることがほとんどです。JICAが家賃はJICAから全額支給されます。
しかし治安が悪い地域に派遣される場合、JICA斡旋に斡旋される現地の人の住宅にホームステイとなります。たとえば中南米だとほぼすべての隊員がホームステイになるのが通例です。
ホームステイでは、比較的裕福な家庭の一室に間借りします。
ホームステイのメリットはホストファミリーと話すことで現地語の練習ができること、常に誰かが一緒にいるということで、心細さがないことでしょう。
しかし、家庭によってはキッチンを使わせてもらえない、家族とソリが合わない場合は居心地が悪いなどのデメリットもあるようです。
青年海外協力隊員の業務スケジュール
青年海外協力隊員は、基本的に派遣先の職場のスケジュールに基づいて勤務します。業務の都合によっては早出や残業もあります。
派遣先によっては、季節によって仕事量に波がある場合があります。
たとえば雨季と乾季がある地域で野菜栽培の仕事をしていて、乾季になった途端まったく仕事がなくなった、というケースもあるようです。
青年海外協力隊員の長期休暇
青年海外協力隊員は、1年に20日間、派遣国の外に出ることができます。旅行先は周辺国のみに限られています。
派遣エリアによっては、派遣国よりも治安の悪い周辺国には入国できないというルールがあります。加えて、旅行先と日程詳細を前もってJICAに提出する必要があります。
帰国後にパスポートチェックがあり、許可国以外の国に行ったことが発覚すると、公私混同とみなされ問題になります。
また、5時間を超えるバス移動は安全上の理由から禁じられており、バスで5時間を超える距離を移動する場合は飛行機の使用が必須となっています。