ラジオディレクターのつらいこと・大変なこと・苦労

ラジオディレクターのつらいこと・大変なこと

毎日がネタ探しの日々

テレビに比べて、ラジオはリスナーに寄り添った身近な情報を提供することができます。

「世の中で何が流行っているのか」という広い視野でネタ探しをすることも大切ですが、ラジオの場合は地域の情報やリスナーのリクエストに応えていく必要があります。

ですから、ラジオディレクターは毎日がネタ探しともいえます。

アンテナを張り巡らせて、何か面白いネタが転がっていないかと探さなければいけません。

多くのラジオディレクターが、プライベートでどこかに出かけても「これはネタになるかな」などと考えてしまうので、なかなか気が休まらないといいます。

番組のネタが決まっているときは安心して毎日を過ごすことができますが、ネタが決まっていないと常にソワソワしてしまうのが職業病です。

出演者のコントロール

出演者や話し手の皆さんは、テレビよりもラジオの方が「自由にできる」という感覚でラジオ収録や生放送に挑まれる方が多いです。

そのため、話が盛り上ってしまい歯止めがきかなくなるシーンも多々あります。

なかには、喧嘩が勃発してしまう最悪のケースも…。

問題発言や放送禁止事項が発生してしまった場合は、番組の現場監督であるディレクターは対応に追われてしまうので大変です。

番組の総責任者はあくまでもプロデューサーなので、ディレクターは状況把握とプロデューサーへの説明をする必要があります。

番組が盛り上がるのはとてもよいことですが、トラブルになるギリギリのところでディレクターの判断で出演者をコントロールすることが大切です。

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ラジオディレクターの悩み

ラジオディレクターにとって一番苦しいのは、リスナーからの評判が悪いときです。

ラジオはリスナーのために作っている番組なのに、肝心のリスナーに喜んでもらえないというのは何よりも悲しいことなのです。

一度「つまらない」と感じて離れてしまったリスナーを、もう一度引き寄せるためには、相当な努力をしなければいけません。

自分の番組が受け入れられていない理由を探すのは、つらいものがありますが、そのままにしていては深刻なリスナー離れによって、番組が打ち切りになる可能性もあります。

よくも悪くも、リスナーの反応がダイレクトにわかるのがラジオです。

評判が悪いということが嫌でもわかってしまうのは、ラジオディレクターにとって悩ましいことの一つです。

ラジオディレクターを辞める理由で多いものは?

ラジオディレクターを辞める理由で多いものとしては、「心身ともに限界」というものが多いようです。

ラジオはテレビ以上に長時間の番組が多いです。

こうした長時間の番組のなかでリスナーを飽きさせないよう、常に面白い企画や台本を考え続けることは決して簡単なことではありません。

やりがいを感じられる一方で、24時間365日ずっと放送の準備に追われ、精神的にも肉体的にも疲弊してしまうことも珍しくありません。

また、ラジオ番組のなかには深夜や早朝の時間帯に生放送しているものもあります。

こうした番組に携わるラジオディレクターは不規則な時間に働くことになるので、生活のリズムが乱れて夜ぐっすり眠れなくなったり朝起きられなくなったりすることがあります。

ラジオディレクターが年齢を重ねても現場に立ち続けるためには、タフさが必要不可欠です。