マジシャンの給料、年収、収入

ステージごとに報酬が決まる

マジシャンという職業の給料のシステムは少し特殊です。

サラリーマンのように「正社員」や「契約社員」として雇われて毎月決まった額の給料をもらうというスタイルは、一般的ではありません。

フリーランスのマジシャンとして個人で活動する場合も芸能事務所や人材派遣会社に所属して活動する場合も、その時々で担当した仕事の分だけ報酬をもらうことになります。

報酬の金額に関しては、一回のステージやショーにつき数万円程度になることが多いようです。

もちろん、それぞれのマジシャンの力量や人気に合わせてこの金額は大きく変わるので、知名度の高いプロマジシャンになれば一回のステージで何十万〜何百万円という高い報酬を手にすることも不可能ではありません。

一般的には、とくにテレビへの出演や結婚式での出張ステージなどが、金額が高い傾向にあるようです。

芸能事務所や人材派遣会社などに所属している場合は、仕事のスケジュール管理や事務処理などのマネジメント全般を任せることができるぶん、手数料や仲介料を差し引かれた金額を支払われることになります。

こうしたことを避けるために、あえて独立してフリーランスで活動をしているマジシャンもいます。

「安定」を求めるのは難しい現実

マジシャンの月給や年収に関する統計はありませんが、よほどの売れっ子をのぞけば「安定」「高収入」とはなかなかいえないのが現実です。

仕事の依頼を受けたぶんだけしかお金にならないので、ステージがないときには一気に収入がゼロになってしまうリスクがつきまといます。

また、福利厚生が整った企業に雇われているわけではないので、住宅手当や家族への扶養手当もないのが当たり前の世界です。

副業や兼業で収入を得るケースも

毎月の収入を確保するための手段を常に自分で考える必要があるということなので、家族を養う立場にある人はとくに苦労がつきものです。

人によっては、マジックバーで店員として働いて定期的な収入を得られるようにする、マジック教室を開いて生徒から月謝をもらう、というようなことをして生活費の足しにしている人もいます。

あるいは、飲食店やスーパーで働くなどマジックとは関係のない仕事をかけもちしながら生計を立てているケースも珍しくありません。

マジックの仕事一本だけで食べていくというのは、それほどにハードルの高いことなのです。