マジシャンになるには

マジシャンになるまでの道のり

マジシャンになるために何よりも大切なのは、お客さんを喜ばせられるマジックの実力です。

優秀な大学を出ていても難関資格を取得していてもあまり関係はなく、たくさんのマジックができるか、オリジナルのマジックがあるか、ステージを盛り上げられる演出力やトークの能力があるかなどが何よりも大切なポイントになります。

そのため、マジシャンを目指す人は、まずひとつでも多くのマジックを身につけることが必要です。

基本となるトランプを使ったマジックから、自分にしかできないオリジナルのマジックや人目を引く大掛かりなしかけをつかったマジックまで、とにかくたくさんの引き出しを持つことが大切です。

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マジシャンの資格・難易度

特別な資格は必要なし

マジシャンとして活動する上で特別な資格は必要ありません。

実力さえあれば誰もがマジシャンとして活躍することができる世界です。

資格よりも「たくさんのマジックを知っている」「高度なマジック技術を身につけている」「営業の人脈がある」といったことの方が大切です。

マジック検定やコンテストにチャレンジ

自分自身のマジックの実力を試したいという人は、マジックの教室や講座に参加して修了の認定を受けたり、民間の会社が主催しているマジックの検定を受けたりするという方法があります。

こうした講座や検定に参加したことで仕事がもらえるというわけではありませんが、力試しのチャンスとして受けてみることで、自分の実力を客観的に見つめることができるでしょう。

またマジシャンとしての実力を証明したいと思うのであれば、コンテストでの入賞歴を手に入れるという方法があります。

日本国内のコンテストの中でも特に有名なのはNPO法人である日本クロースアップマジシャンズ協会が主催している「ジャパンカップ」です。

DVDでの事前審査に合格したマジシャンが参加できるコンテストで、観客や審査員の前で実際にマジックを披露しながらそのスキルを競い合います。

マジシャンは明確な資格や免許の制度がないぶん、客観的に実力を証明してもらえる場は貴重で、コンテストの入賞歴はマジシャンとして活動していくにあたって、ひとつの武器になるでしょう。

マジシャンになるための学校の種類

マジックを身に付けるには

マジックを身につけるには、本や動画の教材などを使って独学で勉強するという手もありますし、マジシャンが集まるバーやマジックサークルに出入りして誰かにワザを教えてもらうという方法もあります。

また、すでにマジシャンとして活躍している人のアシスタントになり弟子として働きながら指導を受けることで、より確実にスキルを身につけることができます。

マジシャンになるための学校

マジシャンになるための専門学校はほとんどありません。

しかし、プロのマジシャンが教えている小規模なマジシャンスクールやマジック教室が全国に点在しています。

オンラインスクール

マジックブームの火付け役ともなった人気マジシャンMr.マリックは「Mr.マリックマジシャン養成スクール」というオンラインスクールを開講しています。

動画を通して学ぶオンラインのスクールで、カリキュラムに沿ってマジックの基本を体系的に学ぶことができます。

動画のレッスンのためマジシャン本人に直接指導してもらえるわけではありませんが、そのぶん映像でワザの細かいところまで見ることができますし、わからないところは何度も繰り返して再生して覚えることができます。

自宅にいながら、プロのワザをしっかりマスターできるのは大きな魅力でしょう。

参考:Mr.Maric マジシャン養成スクール

マジシャンから指導を受ける

マジシャンから直接マンツーマンの指導を受けたいという人や、マジックだけではなくて幅広い芸を身につけたいという人には、JEC(ジャパンエンターテイメントカレッジ)というスクールがあります。

この学校はパントマイム・ジャグリング・マジック・バルーンアートなど、あらゆる芸を学べる総合エンターテイメント学校として知られています。

学校に通って授業を受けるスタイルになるので、プロのパフォーマーとして活躍している講師陣や、同じ夢を持つクラスメイトとの人脈ができるという大きなメリットがあります。

また、自分の芸を実際に人前で披露する機会もあるので、ステージ上でのパフォーマンスや演出を学ぶこともできるでしょう。

参考:JEC(ジャパンエンターテイメントカレッジ)

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マジシャンに向いている人

基本練習を繰り返せる人

マジシャンの練習は、大きく分けるとマジックそのものの「手技」の練習と、トークなどを交えながらの「演出」の練習に分けることができます。

「手技」の練習は、ちょっと時間ができればいつでもどこでも行うものだといっても過言ではありません。

すべてのマジックにおいて、自分の手が完全に動きを覚えていることが重要で、ピアニストやギタリストと同じように、考えるよりも先に手が流れるように動いていくのが理想とされています。

マジシャンは、ひとつのマジックにつき、何千回、何万回と反復して練習した上で本番に臨むため、日頃の基本的なトレーニングを欠かさない努力家が向いているといえます。

演出やトークのスキル

ステージでの演出を考える倍は、マジックの流れを確認しながら、トークやジェスチャーも交え本番通りの練習を繰り返します。

最初は自分一人で黙々と練習することになりますが、ある程度形になると、家族や友人など親しい人の前で練習をさせてもらうということも大切です。

マジックショーというのは、毎回異なるお客さんを相手にして演じるため、反応の仕方は一人ひとり異なるのです。

ときには思うように進行しなかったり、反応が良くなかったりすることもありますが、そんなときに、いかにスムーズに場を盛り上げながら進行していけるかが、マジックの成功に大きく関わってくるのです。

どんなステージも成功させられるマジシャンになるためには、演出の仕方やトークのスキルも身に付けなくてはなりません。

マジシャンに向いている人・適性・必要なスキル

マジシャンのキャリアプラン・キャリアパス

一人前のマジシャンとして活動するためには、営業活動を行う必要があります。

芸能事務所に所属するか、個人でフリーランスとして活動するかにもよりますが、活動を始めるにあたっては、芸名をつけたりステージ衣装を用意したり決め台詞を作ったりして、少しでもお客さんの記憶に残るように自分のキャラクターを際立たせる工夫が必要です。

マジシャンの営業活動先として多いのは、ホテルや飲食店、お年寄りや子ども向けの施設で、季節のイベントの際に呼ばれるものです。

一度ステージに出て評判が良ければ定期的に仕事が入る可能性が高まりますが、ベテランのマジシャンとして余裕のある生活を送れるようになるまでには、長い道のりがあるということを覚悟しておいたほうがよいでしょう。

マジシャンを目指せる年齢は?

マジシャンには特別な年齢制限はないため、何歳からでも目指すことができます。

本業を持ちながらマジシャンとして活動し、実力がついたところで独立したり本業にしたりする人も少なくなく、なかには定年後にマジックをはじめマジシャンとして活躍する人もいるようです。