溶接工に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

溶接工に向いている性格・適性

慎重な人

溶接工の仕事は、常に危険との隣り合わせです。

溶接の際に火や電気や圧力、ガスなどを取り扱うため、一歩間違えれば大きな事故につながってしまうのです。

溶接工の重要な役割は、全ての作業において危険を予知し、防止するための策を徹底的に講じることです。

「これくらいは大丈夫」と考えてしまうような大雑把な性格の人よりも、「もしかしたら事故が起こるかもしれない」と想定し、常に気を引き締めて慎重に作業ができるタイプの人のほうが適任です。

ものづくりが好きな人

溶接工にとっての大きなやりがいは、自分の手でものづくりができる面白さを味わえることです。

溶接によって新しい部材を作り出し、それがやがて製品となって消費者のもとに届けられるわけですから、ものづくりを通して誰かの役に立ちたいという人にとっても最適な仕事といえるでしょう。

また、技術大国である日本においては高い溶接技術を持つ溶接工も多く、職人の技を伝授してもらえることもあります。

ものづくりに携わるスペシャリストとして活躍したいという夢を持つ人にとっても魅力的な職業となるでしょう。

溶接工になるには? 必要な資格はある?

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溶接工に必要なスキル・能力

体力

溶接工はハードな肉体労働をする職業として知られています。

溶接の過程では鋼材と呼ばれる金属の板を切断する作業や、その断面をハンマーで叩く作業があり、重くて大きいものを扱わなければいけません。

また、仕事中は立ちっぱなし、あるいはかがんだ姿勢を保つこと多く、空調の効かない工場で溶接の際の熱を浴びながら作業をすることもあります。

朝から晩まで汗をかきながら働くことになるので、身体を動かすことが好きで体力には自信があるという人のほうが向いています。

さらに目を駆使しながら長時間に渡って細かい作業をすることもあるので、視力に問題がない人のほうが向いている職業でしょう。

根気強さ

溶接作業は、決して簡単な作業ではありません。

精度や見た目にこだわれば、時間をかけてていねいに作業をしなくてはならないときもあります。

また、工場などでは毎日繰り返しの作業となることもありますし、同じ部品を何度も何度も溶接することも日常茶飯事です。

日頃から根気強い性格で、こつこつと仕事ができる人がむいているでしょう。

溶接工に向いていないのはどんな人?

溶接工の仕事は、少しずつ経験を積みスキルアップしていく仕事です。

新人のうちは簡単な仕事から任されることも多く、単純作業がつまらないと感じることも多いでしょう。

しかし、経験を積まないまま大きな作業をしてしまえば、作業を失敗してしまうだけでなく事故につながってしまう恐れもあります。

入社後すぐにバリバリと働きたい、大きな仕事を成し遂げたいという人には不向きかもしれません。

溶接工になるには、向上心をもって努力を重ね、厳しい下積み期間を乗り越えるという熱意や情熱が重要です。