セラピストに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
セラピストに向いている性格・適性
人と触れ合うのが好きな人
セラピストは人を癒やす職業ですが、同時に接客業でもあります。
よいセラピストになる人は、お客さまと会話をすることを楽しいと思える人です。
お客さまは心身の不調を取るのと同時に癒されたいという目的を持ち、施術を受けに来ます。
その際セラピストに求められるのは、お客さまの話を聞く技術、そして親身になって向き合うということです。
これは、人と触れ合うことが好きな人のほうが得意です。
心身ともに健康な人
働く店舗や提供するサービスによって異なりますが、一般的にセラピストの仕事は体力的にも精神的にもハードな場合が多いです。
また、訪れるお客さまは病気や問題を抱えている方が多く、その対応に当たるセラピストには心身ともに健康であることが求められます。
自分自身が健康であることで、初めて相手を癒やすことができるといえるでしょう。
人の心理に興味のある人
セラピストに必要とされるものは、傾聴スキル(話を聞く技術)です。
セラピストは自分の意見を押し付けるのではなくお客さまの話を聞くことで、お客さまの抱える問題点を探ります。
そのため、人の心理に興味のある人、相手の気持ちを汲み取ることが上手い人が求められます。
とは言っても、これらは経験を積むことで上達していくスキルでもありますので、最初からうまくできなくても大丈夫です。
訓練で習得できる技術なので、難しく考えすぎる必要はないでしょう。
セラピーに対して勉強熱心な人
セラピストの技術は日々進歩しています。
その中で時代に置いていかれることなく、一定の技術力を持ち続けるには、セラピスト自身が勉強熱心でなくてはなりません。
ある一定の技術を身につけたからと満足するのではなく、良いものはどんどん取り入れていこうという貪欲さを持った人、勉強熱心な人が求められます。
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セラピストに必要なスキル・能力
心構えの重要性
セラピストとして働くために身につける必要があるのは「知識」と「技術」ですが、もうひとつ大切なのはその「心構え」にあるといえるでしょう。
心身の癒やしを提供するセラピストは、お客さまと直接向き合う接客業です。
お客さまが求めるものは、もちろんセラピストが提供するサービスになりますが、セラピストの心構え次第で、セラピーの満足度はまったく異なる場合になることも考えられます。
どんなに技術があるセラピストでも、接客がなっていなければ、お客さまは不満を抱えて帰ってしまうことだってあるかもしれません。
どのような心構えでセラピーに臨むのかということは、セラピストにとって知識や技術の習得にも増して重きを置く必要があるといえるでしょう。
信頼と安心を与える笑顔
どんな種類のセラピストであっても、最も重要なのはつねに自然な笑顔を絶やさないことではないでしょうか。
セラピストの穏やかな微笑みやなにげない会話、やさしさに満ちた雰囲気などによってお客さまは心を開き、リラックスしてセラピーを受けることができます。
心身の癒しとは、心身の緊張をときほぐすことでもあります。
充実したセラピーを行うためにも、お客さまの信頼感や安心感を得ることが非常に大切であるといえるでしょう。
お客さまの望むものを理解する
セラピーにはさまざまな手法がありますが、お客さまによって、また同じお客さまであっても状況によって、求められる癒やしの方法が微妙に変わってくることもあります。
セラピストは、お客さまが望むものを的確に掴み取り、しっかりとコミュニケーションを図ることが大切です。
そして、最適なサービスを提供することができれば、お客さまの満足度向上につながっていくでしょう。
リラックスできる環境づくり
セラピストにとって大切なのは、お客さまの気持ちにいつも寄り添って、お客さまにとってリラックスできる環境づくりを心がけることだといえます。
お客さまの言葉に丁寧に耳をかたむけること、話しやすい雰囲気をつくること、常連のお客さまであれば、かつて交わした会話のなかからさらにリラックスできるような展開を試みることなどが挙げられるでしょう。
また、お客さまの心身を癒やすことそのものにセラピスト自身が喜びを感じていれば、日々の努力やこまやかな心配り、穏やかな微笑みなどは自然と表れてくるでしょう。
セラピストに向いていないのはどんな人?
セラピストに向いていないのは、すぐに目に見える結果を求めてしまうタイプの人だといえます。
リラクゼーションサロンなどに勤務するセラピストは、美容師と同じように「指名制」で仕事をすることもよくあります。
順調に指名が取れれば問題ないのですが、ときにはなかなか指名が増えず、売上も上がらず、焦りそうになるかもしれません。
しかし、そんなときにこそ大切なのが、目の前の仕事を一つひとつ丁寧にこなしていくことです。
すぐに結果が出なくても、地道な努力は必ず実を結ぶことでしょう。
誠心誠意お客さまに向き合うこと、そして周りのスタッフからも信頼されるような行動をとり続けること、そうしたことを続けていけるセラピストは、きっと長く活躍し続けることができるはずです。