水泳インストラクター資格の種類

水泳インストラクターの資格はおもに、「基礎水泳指導員」と「水泳教師資格」があります。

基礎水泳指導員は、スポーツジムやフィットネスクラブ、スイミングスクールなどで、水泳・アクアサイズ(水中で行うエアロビクス)・水中歩行などを指導するための資格です。

また水泳教師資格は、専門的な水泳指導を行う「水泳教師」と、専門的な指導を行うとともに各種事業の計画・立案、地域スポーツ施設の経営コンサルタント的な仕事も行える「水泳上級教師」の2種類あります。

どちらも「日本スイミングクラブ協会」が、この資格の認定事業を行っています。

この記事では、水泳インストラクター資格の種類について解説します。

水泳インストラクターの資格の種類

水泳インストラクターの資格の種類
  • 「基礎水泳指導員」
  • 「水泳教師資格」

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日本水泳連盟の「基礎水泳指導員」とは

「基礎水泳指導員」とは、日本水泳連盟が認定した水泳指導者の基礎資格です。

スポーツジムやフィットネスクラブ、スイミングスクールなどで、

  • 水泳
  • アクアサイズ(水中で行うエアロビクス)
  • 水中歩行

などを指導するための資格です。

各都道府県の水泳連盟・協会で開催される講習会を受講すれば取得できます。

水泳インストラクター資格をもつと有利

水泳のインストラクターになるため、必要な資格はなく、資格がなくても指導できます。

実際、スポーツジムやフィットネスクラブなどのプールでは、資格をもたない人も水泳の指導をしているのが実情です。

しかし、水泳はきわめて専門性の高いスポーツです。

さらに水泳選手の育成にも関わる可能性があることから、水泳や救急救命に関する知識を有することはもちろん、水泳のレッスン経験があったり、少なくとも基本の4泳法をしっかりこなせることが望ましいです。

そのため、水泳のインストラクターを希望するなら、「基礎水泳指導員」の資格を取得しておきたいものです。

とくに自治体主催や公的なスイミングスクールで指導する場合には、少なくとも「基礎水泳指導員」の資格取得が常識となっています。

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東京水泳協会で資格を取得するには

東京水泳協会の場合、受講資格は満18歳以上で、100メートル個人メドレーの泳力をもつ人です。

講習は、12日間に渡って行われ、

  • 学科(水泳の生活・歴史、水泳の科学、水泳の管理と安全対策など)が7時間
  • 実習(指導計画の立案、指導実習)が3時間
  • 実技が22時間

となっています。

参加費は2万円です。(平成26年度)

日本スイミングクラブ協会の「水泳教師資格」

水泳の指導者資格は、他に、日本体育協会の「公認スポーツ指導者」に含まれる「水泳教師資格」もあります。

「水泳教師資格」には、

  • 専門的な水泳指導を行う「水泳教師」
  • 専門的な指導を行うとともに、各種事業の計画・立案、地域スポーツ施設の経営コンサルタント的な仕事も行える「水泳上級教師」

の2種類あります。

日本水泳連盟とともに、「日本スイミングクラブ協会」が、この資格の認定事業を行っています。

水泳教師資格を取得するには

資格を取得するためには、

  • 日本体育協会の「公認スポーツ指導者養成講習会」の共通科目
  • 日本水泳連盟と日本スイミングラブ協会が共催する「専門科目講習会」

の両方を受講し、それぞれの認定試験に合格することが必要です。

水泳教師

「水泳教師」の取得資格は、満20歳以上です。

講習会は

  • 共通科目が152.5時間(集合講習40時間、自宅講習112.5時間)
  • 専門科目が84時間以上(集合講習50時間、自宅講習32時間など)

です。受講料は約17万円かかります。

水泳上級教師

「水泳上級教師」の取得資格は、満22歳以上です。

講習会は

  • 共通科目が192.5時間(集合講習60時間、自宅講習132.5時間)
  • 専門科目が64時間(集合講習32時間、自宅講習32時間)

です。受講料は約17万円かかります。

水泳インストラクター資格の種類のまとめ

「基礎水泳指導員」とは、日本水泳連盟が認定した水泳指導者の基礎資格です。

東京水泳協会で資格を取得するには、受講資格は満18歳以上で、100メートル個人メドレーの泳力をもつ必要があります。

水泳の指導者資格は、他に、日本体育協会の「公認スポーツ指導者」に含まれる「水泳教師資格」もあります。

「水泳教師資格」には、専門的な水泳指導を行う「水泳教師」、専門的な指導を行うとともに、各種事業の計画・立案、地域スポーツ施設の経営コンサルタント的な仕事も行える「水泳級教師」の2種類あります。