書道家の有名な人・人気のブログ・インスタ【2019年版】

書道家の活動領域は大きく変化

いにしえの書道家といえば、「弘法大師空海」「橘逸勢」「嵯峨天皇」が有名ですが、現代の書道家たちは芸術的な要素も取り込んでいます。

昔からある書道教室の先生にとどまらず、筆を使ってアート作品を描く「パフォーマー書道家」としても活躍中です。

書道家の有名な人

現在の書道家ブームの火付け役ともなった有名な書道家をはじめ、テレビなどのメディアでも活躍する、有名な書道家たちを6人紹介します。

ほとんどの書道家は幼いころから修練を積み、師範免許の資格を有するのが特徴です。

また、平成になってから書道パフォーマンスが受け入れられる風潮となったため、多くの人は会社勤務などを経たのちに、書道家として独立しています。

書道家の有名な人は、どのような経緯を経て現在の活動にいたるのか見ていきましょう。

相田 みつを(あいだ みつお)

相田みつをさんは、大正13年の1924年に栃木県に生まれ、平成3年の1991年までの3つの時代を生き抜いた有名な書道家・詩人です。

中学生のころから書道に親しみはじめ、卒業後は歌人の山下陸奥氏に師事したのち、生涯の師となる高福寺の武井哲応と出会い、禅を学びました。

自分のありのままの姿を書に表し、「いのち」というテーマで独特の作品を作り続け、30代では、毎日書道展において7連続入選を果たします。

しかし、詩の文言が独特だったことや、わざと下手に書く手法だったため、長い期間不遇でした。

1984年、60歳で出版した詩集「にんげんだもの」がミリオンセラーとなり、ようやく書を通して多くの人に感動を与えることができました。

現在の書道パフォーマンスの先駆者でもある相田みつをさんは、人の心を大きく動かす「書の詩人」として愛され続けています。

東京都千代田区には、息子さんが館長を務める「相田みつを美術館」があり、多くの作品が所蔵されています。

武田 双雲(たけだ そううん)

武田双雲さんは、1975年生まれ・熊本県出身で、斬新なアイディアと作風で注目を集めている書道家です。

3歳から書道家である母の指導を受けていたものの書道家になる考えはまったくなく、東京理科大学理工学部卒業は、NTT東日本の営業部に就職しました。

社内でも達筆だと有名で、女性社員の名前を代筆したところ、涙を流しながら「自分の名前が初めて好きになれた」といわれたのを契機に、翌日辞表を提出したそうです。

独立当初からストリート書家として注目を浴び始め、メディアの目に留まるようになります。

有名な作品に、NHK大河ドラマ「天地人」の題字や、バスクリン「日本の名湯」のブランドロゴなどがあり、斬新なアプローチで書道を広めている人物です。

矢部 澄翔(やべ ちょうしょう)

矢部澄翔さんは、1976年生まれ・埼玉県出身の女流書道家です。

6歳から書に触れはじめ、22歳で師範資格を取得。会社員を8年経験したのち、2006年に書道家として独立しました。

東京書作展では、2004年と2005年の2連続受賞。2009年に中国陝西省西安市で開催された記念展では、最高賞を受賞するなど多くの賞を受賞してきました。

書道教室開催のほか、マスコミ業界で広告制作を担当してきた経験をもとに、クライアントの要望に応じた書の制作も手がけています。

「伝統×革新」をテーマに、多くのアーティストとのコラボレーションにも挑戦し、2020年東京オリンピックに向けて書の素晴らしさを伝えるべく、海外でも活躍中です。

紫舟(ししゅう)

紫舟さんは、優しさとダイナミックさを特徴とした、アート的な作品を生み出す女流書道家です。

幼少から書や日本舞踊に親しみ、小学生で8段を取得しています。

大学卒業後はアパレルメーカーに3年勤務し、退職後の2001年に初の個展を開催しました。

2017年の紫舟展を、天皇皇后両陛下(当時)がご覧になったことで有名ですが、世界でも数多くの賞を受賞しています。

本格的な書はもちろん、2019年にニューヨークで開催されたライブパフォーマンス「ジャパンナイト in New York」では、和楽器バンドの即興演奏とのコラボが大好評を博しました。

作品は、政府関係から大河ドラマ、伊勢神宮、資生堂などの民間企業まで、幅広く提供されています。

涼 風花(りょう ふうか)

涼風花さんは、1985年生まれ・栃木県出身の有名な書道家です。

7歳から書道を習いはじめ、14歳で書道師範資格を取得しています。

上京して歯科衛生士として働いているころに芸能事務所にスカウトされ、レースクイーンとして活動するも、水着の仕事が苦手で1年で退職。

知人からの「書道師範資格を生かして書道家として仕事したらどうか」という話をきっかけに、2010年に独立しました。

美人すぎる書道家としてテレビにも出演するほか、NHK大河ドラマの「直虎」や「西郷どん」の書道指導、手元吹き替え出演なども行っています。

木下 真理子(きのした まりこ)

木下真理子さんは、東アジアに古来受け継がれ、伝統文化である書を探求する書家・書道家です。

6歳から筆を持ち、書道研究において第一線をゆく大東文化大学に入学し、髙木聖雨氏に師事します。

卒業後は書展に作品を発表し、多くの賞を受賞してきました。

NHK総合ドラマ10「激流」や、「LEXUS」広告の題字などを手がけています。

活動範囲は日本にとどまらず、モスクワ国立博物館での席上揮毫(せきじょうきごう)や、メジャーリーグ開幕戦で5万人の観客を前に筆をふるうなど、海外でも活躍中です。

書道家の人気のブログ

みなさんは、書道家が発信するブログはチェックしていますか?

書道家のブログを見ると、どのような想いで作品を生み出しているのか、どのような活動をしているのかなどを知ることができます。

書道家姉妹 朝凪夕凪オフィシャルブログ「~書魂~」

書道家姉妹 朝凪夕凪さん_ブログ画像

新潟県出身で東京都在住の、書道家姉妹として有名な、朝凪夕凪(あさなぎゆうなぎ)さんたちのブログです。

ご姉妹ともに幼少から書道を学び、師範資格を取得しました。

しかし、大学卒業当初は資格を生かす考えはなく、一般企業に就職します。

その後、妹の朝凪さんからの「書道家はたくさんいるが姉妹はいないので、書道家姉妹として活動すれば新しい価値を創造できる!」という発案で、書道家の道を歩みはじめました。

現在、おふたりとも師範資格を生かして書道教室を開くほか、外国人旅行者向けにワークショップを開くなど、幅広く活動しています。

ブログには、生徒さんの会社や自宅などに赴いて、出張書道や筆跡診断などの活動内容が写真入りで紹介されています。

クライアントの意向に沿った水墨画などの作品も納品し、アーティストの面を持つ書道家としても活躍中です。

子育てママらしく、ママ友慰労会の写真や子どもを連れてのレジャー風景などもあり、どんな先生なのか、読み手に個性が伝わってくるブログです。

書道家姉妹 朝凪夕凪オフィシャルブログ「~書魂~」

書道のはな*みち キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

高宮暉峰さん_ブログ画像

書道家として活躍する、高宮暉峰(たかみや きほう)こと高宮華子(たかみや はなこ)さんのブログです。

日本書道教育連盟の師範資格を持ち、ご自身いわくスパルタ指導が得意なのだそう。

高宮さんは、全国各地のサロンにおける書道やペン字などの短期・継続レッスンをはじめ、フェリシモや産業能率大学など、企業や大学の通信講座の講師も務めています。

ブログを見ると、これから書道家として活躍する人に向けて、ご自身が書道家として成功したノウハウを書いています。

どのようにしたら現代風の書道家として有名になれるのかを知りたい人におすすめのブログです。

書道のはな*みち キレイな字が書けると人生はもっと美しくなる

書道師範 高須番長の 書道ブログ

高須番長さん_ブログ画像

2019年10月17日現在、「人気ブログランキング」の書道部門で第1位を獲得した、高須番長さんの書道ブログです。

高須番長さんは、書道歴3年にして書道師範を持ち、書道の楽しさを伝えたいという思いで、2013年8月からブログを運営しているとのこと。

書道を習う前の2015年から自己流の字をブログに掲載しはじめ、書道を習い始めた2016年からは「今日の漢字リクエスト」企画をスタートしました。

高須番長宛てのメールに書いてほしい漢字をリクエストすると、原字をメールで送信してくれるそうです。

ほかにも、名言・名文を毛筆で綴った写真なども掲載されています。

ブログには書道教室や料金の掲載がないので、おそらく無料で応じているのでしょう。

書道家としての別の楽しみ方や、広く書を広める活動方法が垣間見れるブログです。

書道師範 高須番長の 書道ブログ

書道家のインスタ

インスタは、作品の発表場所や多くの人に感動を与える場所として有効です。

元来、芸術性を内包する毛筆文字ですが、パフォーマンス書道としての作品は、より「インスタ映え」します。

人気の書道家3人のインスタを紹介するので、ぜひ将来の参考にしてください。

万美(まみ)

個性的な書道家として人気の、万美さんのインスタです。

1990年生まれ・山口県出身の万美さんは9歳から書に親しみはじめ、高校生のころにはすでに書家になることを目指していました。

書道を視覚的言語芸術と捉えた「Calligraf2ity」を確立し、大胆で奇想天外な作風が印象的です。

作品は、日本での個展だけでなく、アジアやヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アフリカなど、海外でもパフォーマンスを繰り広げています。

フォロワー数1.2万人を超えるインスタには、文字とイベントを融合したインパクトある作品や、芸術性の高い文字が投稿されています。

墨に限定せずに蛍光塗料で描かれた文字もあり、万美さんの感性の豊かさを感じ取ることができるインスタです。

青柳 美扇(あおやぎ びせん)

手塚治虫さんの「どろろ」の題字などを手がけ、書道パフォーマーとして大人気の青柳美扇さんのインスタです。

1990年生まれ・大阪府出身の青柳さんは、祖母の影響で4歳から筆を持ちはじめ、梅花女子大学日本文化創造学科書道コースを卒業しました。

その後、母校の書道部のパフォーマンス指導者として1年間だけ就任し、同校の大学院に進学。

フォロワー数8.6万人を超えるインスタには、躍動感と力強さを持つ作品が投稿されています。

2019年10月には、アラブ首長国連邦での書道パフォーマンスが行なわれました。

また、筆で文字を書いている動画もアップされているので、どんな筆圧やスピードで書いているのかなども参考になります。

鈴木 曉昇(すずき ぎょうしょう)

伝統書法を基軸に書道家として活動する、鈴木曉昇さんのインスタです。

埼玉県出身の鈴木さんは、早稲田大学・政治経済学部卒業後、金融機関での勤務を経て書道家として独立しました。

書道教室や通信講座の主催から大河ドラマの手元吹き替え、習字の練習帳の発刊など、多岐に渡り活躍中です。

フォロワー数14.8万人を超えるインスタには、上手く字を書くためのコツがわかる動画や、NHK大河ドラマ「いだてん」で使われた「神火」の文字、手元吹き替えなどが紹介されています。

また、門下生の作品展覧会の様子や、花とデザイン書道のコラボ作品なども投稿されており、書の魅せ方の参考にしてください。

書道家といえば、かつては自宅で書道教室を開くのがメインでしたが、今ではアーティストとしても広く受け入れられています。

しっかりと修練を積み、多くの人から支持されるような書道家を目指してみてはいかがでしょうか。