書道家に向いている人・適性・必要なスキル

どのような人が書道家に適しているのでしょうか?

この記事では、書道家に向いている性格や必要なスキルなどについて解説していきます。

書道家に向いている性格・適性

  • 正しい書写力を身に付けようとする人
  • 書道の歴史や文化を重んじることができる人
  • 豊かな表現力を持っている人
  • 向上心がある人

正しい書写力を身に付けようとする人

書を生業とするすべての人にとって、美しい文字を正しく書くことのできる書写力は必要不可欠です。

たとえ、芸術肌の書道家になるにしても、基本となる楷書を美しく正しく書けなければ、作品制作に影響を及ぼします。

書写の基本をしっかりと学び、習得しなくては書道家にはなれないといっても過言ではないでしょう。

書道の歴史や文化を重んじることができる人

書は古代中国で発祥し、日本には漢字の伝来とともに伝わり、現在に至るまで長きにわたって親しまれています。

書道のもつ長い歴史を理解する過程で漢文を読んだり書いたりすることを避けることはできません。

一流の書道家は書道史を学び作品制作に反映しています。漢文を読むこともできます。

書の道を目指す書道家にとってその歴史や文化を知ることは必要不可欠なのです。

豊かな表現力を持っている人

芸術家にとって最も大切な適性の一つが表現力です。

豊かな表現力を持って書かれた作品は見る人の心を打ちます。

また商業作品の制作を請け負う書道家にとっても、表現力は必要不可欠です。

依頼者の所望する条件を汲み取ったうえで自分なりの表現できてこそ、プロフェッショナルであるといえます。

向上心がある人

書道は長い歴史のある芸術です。

書の道に生きる書道家は、その歴史を深く愛し学ばなければなりませんが、時代は刻一刻と変化し続けており、それに伴って書のスタイルも変化してきています。

歴史を重んじることももちろん大切ですが、現代社会に生きるものとしてアンテナをはることも大切です。

芸術家として新しい表現方法を探ったり取り入れたりすることは、感性を磨くことにもつながり、作品制作にも役立てられます。

近年は海外においても書道が注目されているため、国際感覚や語学力を身に付け、書道をさらに極めたい、いつまでも学び続けたいという向上心のある人が向いているといえるでしょう。

書道家になるには? 必要な資格や免許はある?

書道家に必要なスキル・能力

  • 集中力
  • 体力
  • 書道以外の分野への興味関心
  • 国際意識や感覚

集中力は必須

一つの作品が出来上がるまでに、書道家は試行錯誤を重ね、納得がいくまで何枚も書き直します。

そのため作品の完成には長い時間を要することもあり、完成までの間、書道家は高い集中力を保ち続けなければなりません。

書道においては、やり直しのきかない一発勝負という場面に多く遭遇することになります。

雑念を持たず、作品制作に集中できる人こそが、良い作品を生み出せるのです。

体力

体力がないと作品は完成に至りません。

身体が万全のコンディションであってはじめて、高い集中力を発揮できるのです。

また作品によっては大きな筆を使うため、場合によっては筋力も必要です。

書道以外の分野への興味関心

芸術家としての感性を高めるために、他の芸術作品に触れたり、スポーツをしたりすることを大切にしている書道家もいます。

単調な毎日ではひらめきは生まれづらいものです。

意識的に感性を刺激することで創作の材料が見つかることも少なくありません。

書道家の中には学校の教員として書道の指導にあたっている人もいますが、ときには児童や生徒との関わりが創作意欲につながることもあります。

書の分野だけにとらわれず幅広い分野への好奇心を持ち、時代の変化にも敏感になっていくことが書道家としての素養を高めることにつながるといえるでしょう。

国際意識や感覚

日本文化を愛好する外国人は年々増加し、国際社会の中で書道も注目を浴びることが多くなりました。

書道を習いたいと考える外国人も少なくなく、外国人に書道の指導を行う機会も増えてくる可能性もあります。

自身の作品が海外で評価される可能性もゼロではありませんし、 海外での個展開催のチャンスを得ている書道家も出てきています。

海外の文化に触れることが創作活動におけるヒントになることもあるでしょう。

これからの書道家にとって、語学力や国際感覚を高めることは大きな武器になるといえそうです。

書道家に向いていないのはどんな人?

書道は一筆一筆集中しなければよい作品をつくれません。

そのため気が散りやすい人や飽きっぽい性格の人には不向きであるといえます。

また「多書こそ上達への近道」といわれるように、上達には日々の努力や向上心が欠かせません。

毎日コツコツと努力を積み重ねられるような人でなくては書道家を長く続けるのは難しいでしょう。

「書道家に向いている人や必要なスキル」のまとめ

書道家というと、「静」なイメージがあるかもしれませんが、実際は気力・体力が必要なことがわかりました。

心身の状態が整っていて、一つのことに集中し、成し遂げられる人が向いているといえます。

また、書道以外のことにも興味関心を持ち、自分を高め続けられることも大切な要素となります。