心理カウンセラーの一日・生活スタイル

心理カウンセラーの業務スケジュール

心理カウンセラーの職場は、学校、企業、病院、福祉施設など多岐にわたります。

どういった場所で働くかによって、細かな仕事の流れや1日の過ごし方は異なっています。

また、心理カウンセラーは「常勤」と「非常勤」で働く人がおり、それぞれで働き方は大きく変わってきます。

常勤であれば、基本的に朝から夕方過ぎや夜にかけてフルタイムで働くことになりますが、非常勤の場合は1日に数時間、週に数日程度の勤務となるのが一般的です。

そのため、非常勤で働く心理カウンセラーは、いくつかの職場を掛け持ちしていることもあります。

なお、心理カウンセラーの仕事ではほとんどが日勤となり、深夜に働くことはめったにありません。

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企業内の心理カウンセラー(常勤)の1日

8:30 出社
他の職種に就く社員と同様の時間帯に出社します。

白衣に着替え、パソコンを立ち上げてメールチェックを行います。

9:00 朝礼
部内の他のスタッフと一緒に朝礼に参加します。
10:00 カウンセリング
事前の予約に基づいて、社内の相談室で社員のカウンセリングを行います。

職場の人間関係、キャリアなど、悩みの内容はさまざまです。

12:00 休憩
昼食をとります。社内の食堂を利用することもあれば、仲間と一緒に外に食べに行くこともあります。
13:00 カウンセリング
午後もカウンセリング業務からスタートします。

休職中の社員に用意されている復職プログラムをサポートすることも仕事の一部です。

15:00 メール返信
社員からはメールで相談を受けることもあります。

1通ずつ内容を確認しながら、丁寧に返信します。

16:30 ミーティング
カウンセラーは「働きやすい職場づくり」のためにも力を発揮します。

労働環境の改善について、人事や上司に改善策を提案することもあります。

17:30 事務処理等
資料を読み込んだり、翌日の準備などを行います。
18:30 退社
その日にやるべき業務がすべて終わったら退社します。

学校で働く心理カウンセラー(非常勤)の1日

8:30 出勤
スクールカウンセラーという立場として、カウンセリングが必要な生徒について、担任教諭との打ち合わせを行います。
9:00 カウンセリング
依頼を受けていた生徒と個人面接を行います。

あまり口を開かない生徒もいますが、急かしたりせず、相手の気持ちに寄り添うことを大切にします。

10:30 生徒の対応
休み時間などに自ら相談室を訪問する生徒もいます。

学校生活、進路、親子関係など、生徒が抱える不安はさまざまですが、親身に対応していきます。

12:00 休憩
面談記録をまとめながら昼食をとります。
13:00 授業観察
カウンセリングを必要とする生徒の授業中の様子を観察します。
14:30 勤務終了
この学校での勤務が終わると、急いで別の学校へ移動します。
15:30 相談業務
相談室にて、放課後にやってくる生徒たちの相談にのります。
17:00 教員とのコンサルテーション
教員に対して、生徒に対する接し方のアドバイスや、今後のカウンセリングの進め方について話し合いを行います。
18:00 勤務終了
この日の仕事がすべて終わりました。

帰宅後は自由に過ごしますが、専門書を読んで勉強をすることもあります。

心理カウンセラーの勤務時間・休日