男性でも心理カウンセラーになれる? メリットやデメリットを解説
男性も心理カウンセラーになれる?
心理カウンセラーという仕事は、男性よりも女性のほうがだいぶ多いといわれています。
正確な数はわかりかねるものの、心理カウンセラー全体の6割~7割程度が女性という見方もなされており、女性にとって親しみのある職業であることがわかります。
しかし、ひと昔前に比べると、最近は男性の心理カウンセラーが増加傾向にあります。
公認心理士など、心理カウンセラーの仕事に関連する資格の取得を目指す人も、男性がだいぶ増えてきているようです。
もちろん、心理カウンセラーとして働くうえで、性別による大きな有利・不利はありませんし、どのような人でも熱意があれば、心理カウンセラーになることはできます。
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男性の心理カウンセラーの働きやすさは?
心理カウンセラーに女性が多い理由としては、女性は子どものうちから心理テストなどに興味を持つ人が多く、その流れで心理学を専門的に学ぼうと考えるケースが目立つといったことが考えられます。
また、女性のほうが男性よりも人の感情の動きや心の状態に敏感である場合が多いとされ、このような性差から女性の心理カウンセラーが多いという声もあります。
もうひとつ、心理カウンセラーの特徴として、この仕事では安定して働ける場があまり多くないことが挙げられます。
専門知識・スキルを持っていても、実際には非常勤など不安定な雇用形態で働く人も多く、このような点が、家族を養いたいと考える男性にとっては不安に感じてしまう場合があるようです。
しかし、実力や確かなスキルがある心理カウンセラーは、大きな病院や企業などで好条件で雇用される場合もありますし、独立開業して成功している人もいます。
心理カウンセラーの全員が不安定な状態で働いているわけではありません。
男性の心理カウンセラーの強み・弱み
男性の心理カウンセラーの強み
心理カウンセラーがカウンセリングを行う対象者は、勤務先にもよりますが、子どもからお年寄りまであらゆる年代・立場の人となります。
物腰が柔らかく穏やかな雰囲気の女性の心理カウンセラーを好むクライアントもいれば、一方では「男性カウンセラーのほうが話しやすい」と感じるクライアントもいます。
思春期の男の子や、会社でバリバリと働くサラリーマンなど、同じ男性のほうが心を開きやすい場合もあるようです。
女性の心理カウンセラーが多く活躍している分、男性という立場を発揮して活躍できるチャンスもたくさんあるといえます。
男性の心理カウンセラーの弱み
とくに男性が心理カウンセラーとしてキャリアを積んでいこうとするのであれば、早いうちから自身の目標や、ビジョンをしっかりと持っておくことが大事だといえるでしょう。
先に挙げた通り、この仕事は非常勤で雇用されることが多く、せっかく専門的な勉強をしても、なかなか安定した環境で働けない場合もあります。
男性に限った話ではありませんが、将来結婚をし、家庭を持つことを考えると、非常勤のままではなかなか生活が厳しくなることも予想されます。
心理カウンセラーにはさまざまな活躍の場があるため、どのような人生設計をしていくかは、自分自身でよく考えていくことが重要です。