漁師に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介
そのため、船の上で長い時間を過ごすことが心地よいと思えるような向いているでしょう。
また、魚を獲るためには、その日の天候や風・潮の流れ・雨による海水の温度の変化などさまざまな情報を分析する知識が求められます。
さらに個人で船を出す場合は、1人でなんでもこなす必要があるため、ある程度の筋力と持久力が必要です。
この記事では、漁師に向いている人・適性・必要なスキルについて解説します。
漁師に向いている性格・適性
船に乗ることが好きな人
漁師として働く以上、よほど特殊な漁法でない限りは船に乗って仕事を行います。
漁場までの移動や漁をしている間の待ち時間なども含めると、一日の多くの時間を船の上で過ごすことになります。
当然のことですが、
- 船酔いしてしまう
- ずっと船の上では飽きる
というような人にこの仕事は務まりません。
漁師にとっては、船こそが大切な職場なのです。
船の上で長い時間を過ごすことが心地よいと思えるような人が、漁師に向いているのです。
気象学や生物学に興味がある人
魚を獲るという仕事は、決して勘や慣れだけでできるようになる仕事ではなく、
- その日ごとの天候を読む
- 風による潮の流れの変化や雨による海水の温度の変化
など、さまざまな情報を分析することで魚が多く獲れる場所を見つけ出せるのです。
ベテランの漁師のなかには、
- 気象学
- 魚介類の生態学の知識
- 新しい漁法
について勉強し続けている人もたくさんいます。
こういった分野に興味を持ち、進んで知識を得られる人が、一流の漁師になれます。
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漁師に必要なスキル・能力
体力は必須
漁師の仕事には、全身を使って行う肉体労働がたくさんあるため体力は必須です。
たとえば、
- 船に漁具を積み込む
- 船を操縦する
- 縄や網を使いながら漁をする
- 釣った魚を船から降ろす
というすべての作業のなかで、重いものを運んだり引っ張ったりなどを繰り返さなければいけません。
とくに個人で船を出す場合はとくに一人すべてしなければいけないので、ある程度の筋力と持久力が必要です。
体力を要する大変な仕事ではありますが、
- 自然のなかで思いきり体を使いたい
- 汗をかきながら働きたい
という人にはぴったりの仕事です。
新しい考え方を受け入れる
漁師という仕事は昔ながらの漁法ややり方を受け継ぎ、変化を恐れる人が多い仕事でもあります。
しかし、コンピューターやAIが進化してきている今、新しいやり方を取り入れ、これまでにはないやり方で成功している漁師も増えてきています。
もちろん昔かたぎな人もいるでしょうが、これまでの漁業を担ってきた先輩たちとの折り合いをつけながらも、新しいアイデアや最新機器を取り入れていくことで、これまでにはないビジネスチャンスが生まれる可能性もあります。
漁師に向いていない人
未経験から漁師をはじめる場合は、先輩漁師と師弟関係となり1から仕事を教わります。
漁師という仕事は職人気質な人も多く、上下関係が厳しい仕事でもあります。
たとえ新人だとしても、一般的な仕事のように手取り足取り教えてもらえることは少ないです。
そのためコミュニケーション能力は必須です。
また、沖合や遠洋漁業に出る場合は、長期間同じ船の上で仲間と過ごすことになります。
船という閉鎖的な空間で仲間とうまくやっていけない様では、仕事にも支障が出ますし生活をするのもつらいでしょう。
近年は外国人労働者が船に乗るケースも増えているため、異なる文化や習慣をもつ人たちを理解し、コミュニケーションがとれるようでなければ漁師は務まりません。
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「漁師に向いている人・適性・必要なスキル」のまとめ
漁師に向いている性格・適性として、船に乗ることが好きな人や、気象学や生物学に興味がある人であることが挙げられます。
漁師に必要なスキル・能力として、十分な体力や、新しい考え方を受け入れられる許容力などが挙げられます。
近年は外国人労働者が船に乗るケースも増えているため、異なる文化や習慣をもつ人たちを理解し、コミュニケーションがとれるようでなければ漁師は務まりません。