メンタルトレーナーになるには

メンタルトレーナーになるまでの道のり

メンタルトレーナーになるうえで、絶対に必要とされる学歴や資格はありません。

ただし、心理学をベースにしたメンタルトレーニングに関する専門的な知識や、カウンセリング技術などを備える必要があります。

まったく知識のないところからメンタルトレーナーを目指す場合には、学校やスクールで学ぶことが近道となるでしょう。

メンタルトレーナーになるまでのルート

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メンタルトレーナーになるための学校の種類

メンタルトレーナーを目指せるおもな学校としては、大学・短大の心理学科や、民間のスクール、通信講座があります。

心理学を深く学ぶ場合、大学院まで進学する人も珍しくありません。

なお、「スポーツ分野でのメンタルトレーナーになりたい」といったように、将来進みたい分野が明確に定まっている場合には「スポーツ心理学科」「スポーツ心理学コース」などが学べる学校もあります。

メンタルトレーナーになるためにはどんな学校に行けばいい?

メンタルトレーナーにはどんな資格がある?

国家資格は存在しない

メンタルトレーナーとして働くうえで、特別に必要とされる資格はありません。

ただし、メンタルトレーニングは心理学をベースにした考え方でするため、心理学の知識やカウンセリングなどの実践能力を高めておくことは、実際に現場に出るうえで必須といえるでしょう。

現状、心理系の職種に関する国家資格は存在しておらず、いくつもの心理系団体がそれぞれ認定する民間資格が乱立する状態となっています。

「メンタルトレーナー」としての資格も生まれていますが、それ以外にも心理カウンセリング系の資格はたくさんあります。

こうしたことから、業界内でも資格の有無というよりも、経験やスキルのほうが重視される傾向にはあるようです。

メンタルトレーナーの民間資格

民間資格の種類

メンタルトレーナーの資格としては、以下のようなものがあります。

・スポーツメンタルトレーニング指導士(日本スポーツ心理学会)
・メンタルトレーナー2級(日本心理学アカデミー)
・メンタルトレーナー養成講座(H.Y.L. Academy)
・メンタルトレーナー資格(リコレクト・メンタルトレーナースクール)

上記は一例であり、このほかにもさまざまな民間団体が資格を認定しています。

これらの資格に関しては、取得のために各団体が開催する講座の受講が必須となっています。

こうしたメンタルトレーナーの資格のほかに、コーチングなど心理カウンセリング系について学び資格を取得する人もいます。

資格取得の際の注意点

同じメンタルトレーナーの資格といっても、講座の種類によって学べる内容や身につくスキルは異なり、学費や勉強期間なども異なるため、受講を検討する際にはよく比較検討することが大切です。

また、メンタルトレーナーの資格には「人をサポートすることを目的としているもの」と、「自分のメンタルトレーニングを目的としたもの」の2種類があります。

一般的なメンタルトレーナーを目指す際には「人をサポートすることを目的としているもの」を取得することになりますが、似たような名称でも内容が全く異なることがあるため、注意が必要です。

臨床心理士資格

現在の日本において、心理系の資格のうち最も認知度が高く、社会的な評価もあるといわれるのが「公認心理士」です。

心理系唯一の国家資格であり、取得のためには特定の大学院に進学する必要があるなど、他の心理系資格に比べてハードルが高くなっています。

もちろん、働くうえで公認心理士の資格も必須ではありませんが、スポーツ選手のメンタルトレーナーになる場合などでは、専門性の高い人が求められるケースも少なくありません。

ただし、公認心理士は心理学分野でのアカデミックな要素が強く、現場でメンタルトレーニングを実践するには不十分という意見もあります。

もし公認心理士の資格を取得したとしても、さらにメンタルトレーナーを養成するための養成講座を受けることまで検討する必要があるでしょう。

公認心理師の仕事

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メンタルトレーナーに向いている人

メンタルトレーナーは、クライアントの成功をサポートする仕事のため、裏方仕事や人を支えることに喜びを見出せる人が向いているでしょう。

またクライアントの現状と将来に対する展望、さらには相手が抱えている問題・課題を把握するために、相手のことを理解する姿勢がなくてはなりません。

なかには相手の個人情報や、クライアントの秘密を聞くこともあるため、プライバシーに配慮し人の秘密を守れるということも重要です。

メンタルトレーナーに向いている人・適性・必要なスキル

メンタルトレーナーのキャリアプラン・キャリアパス

日本には、メンタルトレーニングを事業として専門的に手掛けている企業は少ないため、フリーランスで活動するのが一般的です。

活躍するには、専門分野の知識を深めながら、できるだけその道での人脈を作っておくことが重要になるでしょう。

大学院にまで進学して専門性を高めていき、教育や研究と兼業でメンタルトレーナーの仕事に携わる人もいます。

そのほか、スポーツ分野を専門とする人はスポーツ団体への就職、さらに医療機関でメンタルトレーニング技術が求められることもあります。

近年はメンタル専門のカウンセリング施設なども増えてきていますが、実績がないうちは仕事を見つけることが難しく、他の仕事をしながら働き口を探すことになることが多いでしょう。

メンタルトレーナーを目指せる年齢は?

メンタルトレーナーを目指す際に年齢はさほど関係ありません。

なかにはスポーツトレーナーとして経験を積んでから転身する人もいますし、心理学を研究したり指導したりしながらメンタルトレーナーとして活動する人もいます。

ただし、メンタルトレーナーとして活躍するためには経験や実績が重要視されるため、出来るだけ若いうちから心理学を学んでおいた方が有利になるでしょう。