メンタルトレーナーの需要・現状と将来性

メンタルトレーナーの現状

近年、「メンタルトレーニング」という言葉が急速に認知され、メンタルトレーナーという職業も一般的になってきました。

もともと、メンタルトレーニングはスポーツ分野で活用されることが多かったものの、現在は、ビジネス、教育、芸能、芸術など、さまざまな分野でメンタルトレーニングを取り入れています。

人材育成プログラムやカウンセリングの場面でもメンタルトレーニングが実施されるケースも増えているようです。

時代が流れ、社会が変わり、人々の価値観やライフスタイルなどが多様化している現代社会において、人が抱える心の問題や悩み、不安などはひとことで表せなくなっているのが実情です。

こうしたなか、身体のトレーニングではなく、心のトレーニングの重要性が強く叫ばれるようになり、そこで力を発揮するメンタルトレーナーに光が当たっています。

メンタルトレーニングというと、まだプロスポーツ選手など「特別な人だけが受けるもの」と考えている人も少なくありません。

しかし、メンタルトレーナーは、あらゆる人の人生をより良い方向へと導くだけの力を発揮できる仕事だと考えられています。

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メンタルトレーナーの需要

メンタルトレーニングはさまざまな場で需要は拡大しつつありますが、メンタルトレーナーはすぐに仕事ができるわけではありません。

経験とスキルが問われる仕事であり、その人の性格や考え方、置かれた立場などによって対応の仕方は大きく変わります。

メンタルトレーナーの勉強をしながら、少しずつ経験を積んでいかなくては一人前にはなれません。

また、スポーツのみならず、ビジネスや教育などそれぞれの専門分野に対して知識を持つメンタルトレーナーの需要は今後より高まっていくでしょう。

メンタルトレーナーの将来性

日本におけるメンタルトレーナーは、まだ活躍の場を開拓する余地が残っている仕事だといえます。

たとえば、医師であれば病院、パイロットであれば空港、といったように勤務先や活躍の場がある程度限定されてくる職業に比べて、メンタルトレーナーは「この業界やこの職場でないと働けない」ということがありません。

メンタルトレーナーは人の心にアプローチするため、各領域での仕事にメンタルトレーニングのスキルを掛け合わせることによって、メンタルトレーナーの新しい働き方や存在価値が見出されていくことも十分に考えられます。

これからメンタルトレーナーになる人は、すでに歩いた人の後をついていくだけではなく、自分自身で進みたい道、方向を定めていく姿勢も求められるでしょう。

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メンタルトレーナーの今後の活躍の場

近年では、介護の領域でメンタルトレーニングが必要とされる場面も出てきているようです。

高齢化社会が進む現代の日本では「老人性うつ」になる人も目立ち始めており、単純に介護職員や医療従事者が専門知識に基づいた形で接するだけでは、対応が難しいこともあります。

心と身体は密接に結びついているからこそ、メンタル面の複雑さをよく理解し、心身の状態を改善していこうというメンタルトレーニングの考え方や手法が、介護の場でも取り入れられつつあります。