舞妓の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

舞妓を目指すきっかけで多いものは?

舞妓の志望動機としてよく聞かれるものは、「舞妓への憧れ」です。

修学旅行で舞妓さんと触れ合ったり、映画、テレビなどで見たりした舞妓さんの可憐な姿に魅了され、高校進学を辞し親元を離れて花街に飛び込むという人は非常に多くいます。

近年、舞妓は他府県出身者がほとんどだと言いますが、花街生まれの舞妓ももちろんいますし、日本舞踊・三味線・唄などを習っていて、師匠に勧められたなど縁故から舞妓への道を歩み出す人もいます。

憧れだけで務まる世界ではありませんが、憧れがまた厳しい修行の日々のモチベーションになるのかもしれません。

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舞妓の志望動機の考え方

舞妓の世界は厳しく、その厳しさに耐えかねて道半ばで置屋を去る舞妓も少なくありません。

また同世代のほとんどが高校や大学に通い、青春を謳歌する中、常に稽古を第一とした生活をしていくことは並の覚悟ではできないでしょう。

置屋は舞妓の生活にかかるすべての費用を負担して、一人前になるまで面倒を見ます。

一人の舞妓を育て上げるのに数千万円かかるともいわれているため、置屋の女将としても生半可な気持ちの人を採用するわけにはいきません。

確固たる信念と情熱をしっかりと伝えることが必要です。

舞妓の志望動機の例文×3

舞妓へのあこがれを盛り込んだ志望動機

「私は修学旅行で京都を訪れ、舞妓さんを見たのがきっかけで志望しました。

美しい舞や振る舞いで多くの人に感動を与える舞妓に自分もチャレンジしたいと思い、テレビや本などで舞妓について勉強し、両親を説得しました。

舞妓の世界が厳しいのは重々承知ですが、ぜひ自分も多くの人に京都の文化を知ってもらえるよう頑張ります。」

海外で活躍したい人の志望動機

「学校では英語が得意で、多くの海外の人と触れ合える仕事を調べる中で、舞妓さんの存在を知りました。

そしてこの置屋では英語を話せる舞妓さんがいると聞き、自分もぜひなりたいと思い志望しました。

お座敷ではもちろん、パーティやイベントなどで海外の人にも舞妓のことをもっと知ってもらえるよう頑張ります。」

唄や舞が好きな人の志望動機

「幼いころから日本舞踊や三味線などを習っていて、お師匠さんに「舞妓になったらどう?」とすすめられたのが興味をもったきっかけです。

舞妓の世界は非常に厳しく、生活も大変だと知りましたが、これまで習ってきた舞や楽器などを生かして働くため、舞妓を目指したいと思うようになりました。

いずれは京都の街を代表するような、立派な舞妓になりたいと思います。」

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舞妓の面接で聞かれること・注意点

置屋の面接を受けるために

舞妓を志願する人は、まず置屋の女将との面接を突破しなければなりません。

置屋とは舞妓が所属している事務所のことで、京都には6つの花街があり、それぞれに置屋が集まっています。

置屋の面接を受けるためには、そのうち5つの花街が加盟している京都花街組合連合会に問い合わせましょう。

そこで紹介された置屋に面接希望の旨を伝え、場を設けてもらいます。

身内に舞妓がいたり、茶屋や料理屋につてがあったりする場合は、直接置屋とやりとりができるように仲介を頼みましょう。

近年ではインターネット上に舞妓募集を出す置屋もあります。

まったくの遠方から舞妓を志望する際は、まずインターネットを通して連絡をとってみましょう。

保護者の同意は必須

置屋での面接は、保護者の同伴を求められることがほとんどです。

舞妓の多くが未成年であるため、保護者の同意なしで受け入れを許可する置屋はありません。

現在、日本の高校進学率はほぼ100%に近い状況です。

そのような時代に、進学せず芸の道を選ぶことは本人はもちろん、家庭にも強い覚悟が必要です。

女将は面接の際に保護者の姿勢も見ています。

舞妓を志望する人は保護者にしっかりと意志表示し、認めてもらえるまで何度もよく話し合いましょう。

舞妓の自己PRのポイント

舞妓になるために資格や学歴は不要ですが、日本舞踊や小唄、和楽器などを習い、基礎を習得している人は面接の際にアピールするとよいでしょう。

また舞妓は容姿も大切な要素の一つです。

おぼこと呼ばれる底の高い履物を身につけるため、一般的に身長はあまり高くない方がよいとされています。

しかし容姿に関してははっきりとした基準がないため、まずは面接で相談してみるとよいでしょう。

太り過ぎや痩せ過ぎも舞妓としてふさわしくないとされているため、自己管理を徹底して適正な体型を維持する必要があります。