考古学者に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

どのような職業でもそうですが、考古学者を志すにあたって気になるのは、自分が考古学者に向いているのかということでしょう。

本記事では、考古学者に向いている性格や必要なスキル、反対に向いていないのはどんな人かを紹介します。

考古学者に向いている性格・適性

人類の過去の生活、歴史を知ることが好き

歴史に強い興味を持っていることは、考古学者を目指すうえで最低限必要なことです。

私たちは、書籍や教科書、メディアなどを通じて歴史的な出来事をたくさん知ることができます。

しかし、昔の人がどのような環境でどのような暮らしをしていたのか、当時の文化がどのようなものであったのかについては、未だ多くの謎が残されています。

土の中に残された石器や着物、金属片などから、それらを紐解いていくことが考古学者の役割です。

一つひとつのカギをパズルのように組み合わせ、謎を明らかにすることに情熱を注げる人が考古学者に向いているといえます。

探究心が強く、粘り強い

考古学者は、ひとつのことにとことん熱中する人が向いているでしょう。

未知のものを発掘・調査していく中で、答えを導きだすための手がかりは自分で見つけなくてはなりません。

いくらがんばってもすぐに成果が出るとも限らず、ときには長時間かけて作業を続けても、あまり状況が進展せずに気が滅入ることもあります。

すぐに諦めたり投げ出したりせず、粘り強く取り組む気持ちが求められます。

行動力と積極性

考古学者は粘り強さが求められる反面、その活動内容はフィールドワークが中心となり、各地へ発掘に出かけるなど、動き回る機会も多くあります。

そのため、何か情報を手に入れたらすぐ行動に移せる人や、日々さまざまな方向にアンテナを張り、好奇心を持って新しいことに挑戦できるなど、フットワークの軽さを持ちあわせていることも非常に大切です。

土の中には、歴史を紐解くためのヒントとなるものがたくさん埋もれています。

それらを見つけ出すためには、いろいろなことに興味を持ち、物事に敏感で行動を起こせる積極性が必要です。

考古学者になるには? 必要な資格はある?

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考古学者に必要なスキル・能力

日々の努力

考古学者にとって最も大切なのは、日々の努力です。

未知のものを発見し、歴史を紐解いていくのは非常に大変なことです。

有名な考古学者たちも、何年、何十年という長い時間をかけて研究を続け、ようやく成果が出たという人が大半で、少し勉強すればすぐ有名になれるわけではないのです。

一人前の考古学者への道はとても長く、険しいものと考えて努力をし続ける必要があります。

夢を持ち続けること

考古学の世界ではすぐに一人前になれるわけではないからこそ、夢を持ち続けることがとても大切だといえます。

どれだけ大人になっても夢に向かって一心にがんばり続ける気持ちこそが、考古学者にとってはとても大切です。

謙虚な気持ちで人と向き合うこと

考古学者は常に謙虚にいる必要があります。

少し成果が出たからといって「立派な考古学者になった」と勘違いするようでは、たとえ知識は豊富にあっても、人々や社会から評価されたり支持を得たりすることは難しいでしょう。

実際、考古学者は人と触れ合う機会も多くあります。

たとえば発掘調査をする際には必ず地域住民の協力を得なくてはなりません。

見知らぬ人たちがいきなり発掘調査にやってくれば、その地域に住む人たちは驚きますし、嫌な顔をする人もいるでしょう。

考古学者は「なぜ、この調査を行うのか」を地域住民に対して説明する必要があります。

適切にコミュニケーションをとることができれば、住民の協力が新しい発見につながることもあるのです。

本を読んだり勉強をしたりして自分自身で学ぶだけでなく、周囲の人から学ぶ謙虚な姿勢も大切にしましょう。

考古学者の適性のまとめ

歴史に強い興味を持っている人、謎を明らかにすることに情熱を注げる人は考古学者に向いているといえます。

また、ひとつのことにとことん熱中する人粘り強く取り組む気持ちや夢に向かって頑張り続けることができる人も向いているといえます。