航海士の1日のスケジュール・生活スタイル

航海士になりたいと考えたとき、自分が望むライフスタイルに合った働き方ができるのか、1日のスケジュールはどのようになるのかが気になるのではないでしょうか。

本記事では、航海士の1日や生活スタイルを紹介します。

航海士の業務スケジュール

勤務時間は24時間のうち4時間×2の8時間で、おおまかに以下のように決められています。

・三等航海士は8時から12時、20時から24時
・二等航海士は12時から16時、0時から4時
・一等航海士は16時から20時、4時から8時

ただし、緊急時や人出が足りないときには当直中以外の時間に働くこともあります。

陸上勤務の場合は一般的なサラリーマンと同じく日勤での業務で、夜勤となることは基本的にありません。

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海上で働く航海士の1日

6:00 起床
甲板に船員全員が集まり点呼を行い、ラジオ体操を行います。

それが済んだらデッキブラシを手にして甲板部分についた塩分を真水で洗い流す作業を行います。

これを怠ると船体部分が錆びてくるため、毎日必ず行わなければなりません。

朝からの当直に当たっていないからといって、遅くまで寝ているわけにはいきません。

7:00 朝食
船員法にもとづいた国家資格を有する船舶料理士によって、栄養バランスの良い食事が準備されます。

船舶内の厨房は驚くほど狭く、積み込んである食材にも限りがある中で毎日美味しい料理を全員分作るのはとても大変なことです。

8:00 当直
三等航海士が担当することが多いのが、この時間帯の当直です。

普段、人が起きている時間帯であるため体力的な負担は少なくすみます。

12:00 昼食
他の船員と顔を合わせることになる昼食の時間は大切なコミュニケーションの機会でもあります。

他の時間帯を当直している船員とは、この時を逃すと顔を合わせないこともあるので積極的に会話を交わします。

13:00 休憩
海が荒れていない時で船が停泊している場合には、甲板から釣りを楽しむこともできますし、港に船が着けてある場合は外出も許可されます。

夕食の時間までは休憩時間にあたるため、唯一自由が利くのがこの時間帯です。

18:00 夕食と休憩
20:00 再び当直
三等航海士の監督と教育は船長や機関長がおこなうため、そうした役職の高い人たちが起きている時間帯この時間に、乗船経験の浅い三等航海士が当直を担当するのが一般的です。
24:00 就寝

陸上で働く航海士の1日

9:00 出勤
9:30 ミーティング
部署全体でミーティングをして今日の業務や今後の仕事の流れを確認します。
10:00 打ち合わせ
小学校で出前授業をするための打ち合わせを行います。

海や船に関する授業や講座を積極的に行い、子どもや市民に海上の仕事に興味を持ってもらうことも大きな仕事の1つです。

12:00 休憩
昼食時間に外出することは陸上勤務でしかできないため、近場でランチを楽しむ人が多くいます。
13:00 イベント準備
自社が所有する船を公開するイベントのために、パネルやグッズを作成します。

こうした広報活動では航海士としての経験が役に立つことも多くあり、実際のイベントではお客さまから声を掛けられたり質問を受けたりすることも少なくありません。

15:00 新人への指導
陸上業務になれていない新人への指導も仕事のうちです。

海上業務とは仕事内容や進め方が全く異なるため、ときにはビジネスマナーを1から指導することもあります。

17:00 勤務終了
陸上業務の場合は朝出勤し夕方退社するのが一般的で、夜勤になることはありません。

航海士の勤務時間・休日

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航海士の1日のスケジュールのまとめ

勤務時間は24時間のうち4時間×2の8時間で、等級によって勤務時間が分けられています。

緊急時や人出が足りないときには当直中以外の時間に働くこともあります。

陸上勤務の場合は一般的なサラリーマンと同じく日勤での業務で、夜勤となることは基本的にありません。