建築設備士の年収はいくら? 給料についてくわしく解説
平均年収
建築設備士の平均年収は、500万円~700万円程度がボリュームゾーンとされています。
建築設備士は建築設備の専門家として建築士に対し適切な助言や意見をすることができ、国家資格を持って活躍するため、比較的よい給料が見込まれます。
しかし、勤務先となる企業の規模や経験などによっても収入にはだいぶ差が出てくるでしょう。
一般に、大手建築会社に勤める人ほど給与水準は高いといわれていますが、建築業界は景気の影響を受けやすく、収益が順調に伸びているときは給料も上がりやすいですが、景気後退期はボーナスカットなど収入が大幅なダウンとなる可能性もあります。
20代で正社員への就職・転職
別の資格を併せ持って収入アップ
建築設備士には、建築設備士の資格取得後4年以上の実務経験を積むことで「一級建築士」の受験資格が与えられます。
建築設備士の国家資格だけでも就職や転職時に優遇されることが多いものの、さらに建築士の仕事まで担えるようになれば活躍の場が広がり、さらなる収入アップにつなげることができるかもしれません。
独立をして、さらに大きな活躍を目指していくといったことも可能になります。
ただし、建築士が仕事をするうえでは建築設備士の助言が絶対に必要というわけではないため、建築設備士が独立して成功するには実力と実績、そして信用が欠かせません。
転職をして収入アップ
建築設備士の需要は大きなものとなっており、さまざまな企業が求人を出しています。
そのなかには建築設備士の有資格者を優遇するものも多く、経験によっては転職をきっかけに大幅な収入アップにつなげることもできるでしょう。
仕事に多少のブランクがあっても、資格を武器に再就職をしやすいといった面もあります。
また、会社では建築設備士の有資格者に対して月に数万円程度の資格手当が支給されることもあるなど、この国家資格を持っていることのメリットは複数挙げられます。