建築設備士の資格
建築設備士の資格とは
建築設備士の資格は、国土交通大臣登録試験実施機関である「公益財団法人 建築技術教育普及センター」が行う建築整備士試験に合格することで取得が可能です。
この資格は国家資格となっており、資格を持つ人は建築設備全般に関する知識及び技能を有し、建築士に対して建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行うことができます。
空調・換気、給排水衛生、電気といった建築設備の高度化や複雑化が進みつつあるなかで、建築設備士の需要は高まっています。
平成28年3月31日現在、36,006人が建築設備士として登録されています。
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試験制度について
建築設備士の試験科目は、第一次試験である「学科」と、第二次試験である「設計製図」の2つで成り立っています。
第一次試験に合格後、第二次試験が実施され、両方に合格することで建築整備士として登録することができます。
なお、前年の第一次試験に合格している場合には、申請をすれば試験実施年の第一次試験が免除されます。
受験資格について
建築設備士の資格試験は、誰でも受験できるわけではありません。
受験資格として、
(1)学歴を有する者(大学、短期大学、高等学校、専修学校等の正規の建築、機械又は電気に関する課程を修めて卒業した者)
(2)一級建築士等の資格取得者
(3)建築設備に関する実務経験を有する者
が掲げられており、さらに(1)~(3)それぞれに応じた建築設備に関する実務経験年数が求められます。
ここでいう実務経験は、設計事務所、設備工事会社、建設会社、維持管理会社等での建築設備の設計・工事監理、施工管理、積算、維持管理といった各業務に携わっていることをいいます。
したがって、建築設備士の資格試験は、基本的に建築業界で働いている人がステップアップのために受験するものとなっています。
試験の詳細は、建築技術教育普及センターのページをご確認ください。