管工事施工管理技士の就職、求人、募集の状況
管工事施工管理技士の就職先は?
管工事施工管理技士のおもな就職先は、建設会社や、ガス・給水・空調といった各種管設備の施工管理会社、配管工事会社です。
このほか、ビルメンテンナンス会社や住宅リフォーム会社などで働く人もいます。
あらゆる建物にとってこうした管工事は必要不可欠であるため、管工事施工管理技士は建築・土木の分野で幅広く活躍することができます。
実際に、求人を出している企業の数もたくさんあります。
なお、管設備といっても、その種類は冷暖房設備から空調設備、上下水道配管設備、ガス管配管設備、浄化槽設備までさまざまであり、管工事施工管理技士はこうした各種工事を一手に引き受けます。
ただし、会社によって手掛ける工事の種類に違いがあるため、就職先を探す際には、どのような工事を中心に手掛けているかよく確認しておくとよいでしょう。
20代で正社員への就職・転職
資格があると仕事の幅が広がる
管工事施工管理技士の国家資格は、実務経験がなければ取得することはできません。
そのため、この資格を持っていれば就職や転職の際に優遇されることが多いです。
管工事自体は無資格でも携わることができますが、現場の施工管理に携わることができる管工事施工管理技士の需要は大きく、とくに規模の大きな公共工事に関われる1級の資格を持っていると就職先の選択肢はさらに広がるでしょう。
施工現場では、おもに現場を統括する責任者としての役割を担いますが、会社によっては建物の設計段階にも携わっていくことがあるようです。
有資格者の需要は大きい
管工事を手掛ける各企業では、公共工事を請け負うにあたって「経営事項審査」というものが実施されています。
そこでは管工事施工管理技士の在籍数が多ければ多いほど高く評価され、公共工事を受注しやすくなります。
そのため、管工事を行う会社では資格所有者を優先的に採用しており、こうした面からも管工事施工管理技士を取得すれば就職や転職の際に役立つでしょう。